こんにちは、ミエナです。
今回は、「あの頃に帰りたい…と思う人の末路」について書いていきます。
みなさんには、青春時代はありましたか?10代や20代前半は、誰しも輝かしい想い出を持っているものです。
それが時が経ち、大人へと成長して行くにあたり、どんどんと社会の荒波に飲まれ、輝きは失われていく…。
そんなとき、「あの頃、青春時代を過ごした頃に帰りたい…」と思ってしまいますよね。私もよくそういうことを考えました。大学時代の友人と出会うと必ず当時の武勇伝のようなものの話になりますし…
しかしながら、
今を生きる私たちは、「あの頃に帰りたい…」と考えるべきではありません。
その理由を以下でご説明していきます。
青春時代は、スポットライトを浴びている
青春時代は、見るもの全てがキラキラしています。生きる喜び、楽しさ、躍動感を楽しんでいるのです。人それぞれどんなに異なる使命を持とうと、青春時代は誰にでも訪れ、そして、それはまるで、スポットライトを浴びているような時期なのです。
青春時代は、「生(せい)」を謳歌する時代です。
スピリチュアル的に青春時代は、自分の可能性を広げ、その後の人生の大きな糧を得る時代、そのため、成熟した大人と違い多くのエネルギーを必要とします。
人間として行動範囲を広げ、試行錯誤であらゆる冒険に挑むのためのエネルギーを得るために、青春時代には、神(サムシング・グレート)によりスポットライトが用意され、生きる喜びを全身で味わうことが可能になるわけです。
このスポットライトは、自分を照らすだけでなく、自分の見るものも照らします。そのため、見るもの全てが、同じく輝いているように見えるのも特徴です。
青春以後から、照明は暗くなる
青春時代が過ぎると、徐々に照明は暗くなります。
あれだけ明るかったスポットライトも社会人を数年経験すると、昼白色の蛍光灯のようになります。
自分を照らす照明が暗くなると、キラキラして見えたものが、冷めてみえます。生きる喜びも、青春時代のスポットライトに比べると、徐々に少なくなっていくのです。
徐々に暗くなるのは、自分が衰えたからではありません。
自分が生きる時期によって、照明の明るさが異なるのは、もっと、その照明の明度よりも大事なものがあるからです。それは、自分を磨くこと。
みんなダイヤの原石を持っている
人間が生きる理由は、自分を磨くためです。
そういう意味で、ひとりひとりの人間はダイヤの原石を持っています。まだ、磨かれる前のダイヤモンドですので、鈍い光しか放ってません。
青春時代というのは、自分にスポットライトが当たっています。だから、自分の持つダイヤの原石に目が行かないのです。
キラキラ輝く自分、そして周りの環境に視線が集中し、自分の中のダイヤの原石には、注目していません。
しかしながら、照明が暗くなると、だんだん自分の中のダイヤの原石の存在に気付いてきます。そして、「ダイヤの原石を磨くことが自分にとって重要なのではないか」と思い始めるのです。
ダイヤを磨いた人
この世に完成された人がいるなら、きっと、自分の中のダイヤの原石を磨いた人だと思います。晩年になって、照明はロウソクに変わろうと、それよりも磨かれたダイヤモンドは、強い光を放つでしょう。
年を重ね、大人になればなるほど、照明は暗くなる。しかし、その分、自分のダイヤの原石への関心度が増してくるのです。そして、自分のダイヤの原石を磨こうと思うようになります。
最終的にそれにより
ダイヤの原石を磨ききった人は、晩年になって、また輝き出すのです。
補足:ダイヤの原石とは何か
ダイヤの原石は、例えるなら「他者への愛」とも言えます。
「他者への愛」に目が行かない青春時代は、スポットライトによるそのキラキラ感に惑わされ、思わぬうちに他人の心を傷つけたり、他人に迷惑をかけても、なんとも思わなかったり…。
しかし、大人になるにつれ、人の気持ちが分かるようになる。それは、照明が暗くなり、ダイヤの原石、つまり「他者への愛」に気付くようになるからです。
あの頃に帰りたい…と思う人の末路
「あの頃に帰りたい…」というのは、今、昼白色の蛍光灯やロウソクの火に灯されている方が、再び、スポットライトを浴びることを望むのと同じです。
それは、不可能なのです。スピリチュアル的には。
成功して、物理的なスポットライトを浴びることはあるかも知れませんが、全てがキラキラして輝く青春時代のスポットライトとは全く異なるのです。
スポットライトを望んではいけません。
それは、青春時代が過ぎた人には絶対に手に入れられないからです。あの頃とは、「生きる目的」が異なるのです。
生(せい)を謳歌する時代から、ダイヤの原石を磨く時代に入ったのです。
もう一度、輝きたいなら、ダイヤの原石を磨くしかありません。
それには、しっかりと自分を見つめ、自分の得意なことで、社会に貢献するしかないのです。
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