こんにちは、ミエナです。
今回は、「お酒とスピリチュアル」について書いていきます。
お酒は古来より神聖なものとされています。しかし、その神聖さはお酒自体にあるのではなく、お酒造りに込められた神様への感謝の念によるものです。
お酒を飲み過ぎると、人間の肉体と魂のバランスが崩れ、波動が下がります。これは、お酒が肉体の機能を弱め、魂が解放されるためです。一方で、お酒を適量飲むことで、想像力が湧きやすくなり、高次元の世界を感じやすくなるというスピリチュアル的なメリットもあります。特に、高級なお酒は良質な原材料から作られ、生産者の愛が込められているため、飲んだ後の波動の低下が少なくなります。
神様は人間がお酒を飲むことを否定していませんが、ほどほどにすることを勧めています。ストレス解消の手段としてお酒に頼るのではなく、他の方法を見つけることが推奨されています。
お酒を飲まなくなった人は、感覚が研ぎ澄まされ、高い感性を維持できます。以上のように、お酒とスピリチュアルの関係は複雑で、飲む量や飲む理由、飲むお酒の種類などによって、その影響は変わります。
読者さんからのご質問
今回は、ケイさん(女性・30代)からご質問いただきました。
私自身はお酒を全く飲まないのですが、お酒を飲むと人が変わるという人が世の中にはいると思います。私の知る範囲でも、人格が変わるというほどでなくても、元々少しある悲観的な部分や攻撃的な部分が、お酒を飲むと強く出る人がいたり、反対にすごく陽気になる人もいます。
どちらにしても、理性があまり働かなくなっているということだと思うのですが、このような時、波動からその人を見たら、どんな感じなのでしょうか。また、そのように、お酒を飲んで理性がゆるむことを、守護霊様や神様などは、どういうふうに見ていらっしゃるのでしょうか。
ケイさん、ありがとうございます。回答させていただきます。
お酒のスピリチュアルな意味
「お酒とスピリチュアル」というテーマを考えると、私の中で一番最初に思い浮かんだのは、お正月や結婚式で、神社にて振る舞われる御神酒です。
お酒が神社で振る舞われるのですから、「お酒は、そもそも神聖な飲み物」と言えるかも知れません。
また、古事記にもお酒を飲む神様が登場しますし、ギリシャ神話にはバッカスという酒の神も存在します。
ならば、「お酒を飲むことで、波動が上がる!?」と思ってしまいますよね。
しかしながら、天界に話を伺うと、少し異なった見解を持っていました。
そもそも神社などで、神様にお酒をお供えするのは、豊穣を願うためです。昔は、不作になると餓死の恐れがあるために、神様に対し、今年の豊作を感謝し、来年の豊穣を願うわけです。
スピリチュアル的にいうと、お酒には、そもそも「自然の恵み」と共に、「植物が育った豊かな大地、天に向けての感謝の念」が込められているのです。この「感謝の念」こそが、お酒が神様にお供えされる理由です。
神様は、お酒をお供えされて、それを喜ぶのではなく、お酒に込められた感謝の念を受け取って、自らのエネルギーにしているわけです。
だから、「神様がお酒を好むから、お酒は神聖である」というよりも、お酒というのは、昔から造られる上で、愛が込められた飲み物であり、その念を神様が好んでいるということなのです。
お酒は、飲み過ぎると波動を下げる
まず、上記の章では、「お酒そのものが神聖」ではなく、お酒造りの上での「念」こそが、お酒を神聖なものにしたことをお伝えしました。
その上で、お酒を飲むと、飲んだ人の波動にどのような影響があるのかを書いていきます。
基本的に…
お酒は、飲み過ぎると波動を下げます。
この理由を説明する上で、まず人間は、「肉体」と「魂」から成り立っていることをご理解いただきたいです。
上記のように、人間は、肉体と魂に分けられます。自分の肉体を「自分」と認識してしまうことが多いのですが、実際は、「魂」こそが「自分」です。
- 肉体・・・神様が創った「魂の神殿(器)」
- 魂・・・自分 ※成長過程にある神様の一部
上記をご理解いただいた上で、「肉体」と「魂」の関係をもうちょっと詳しくお話しします。
人間は、「魂の神殿」とも言われる肉体があるからこそ、波動が安定し、感情が暴走しないのです。
魂というのは、「成長過程にある神様の一部」ですから、未熟なもので、肉体がないと感情(情念)を支配できないのです。
お酒を飲むと「魂の神殿」の機能が低下する
人がお酒を飲むと、「肉体」の能力が低下します。ここでの「肉体」とは、脳も含みますから、脳の機能も低下するのです。(よく知られたことですよね。)
「肉体」の能力が低下すると、肉体の「魂の神殿」としてのパワーも低下します。
波動を安定させ、魂の情念に振り回されないように働く肉体の機能が弱まることで、波動は低下し、感情がむき出しになるわけです。
アルコール度数の高いお酒を「スピリット」と言いますよね。強いお酒を飲むと、人は、肉体が抑えていた「魂」のエネルギーが表に出てくるので、こう呼ばれるのだと思います。
お酒を飲むことのスピリチュアル的なメリット
お酒を飲むことで、もちろんスピリチュアル的なメリットもあります。
お酒は、脳の機能を弱め、「魂」を解放するために、想像力が湧きやすくなるのです。
例えば、酔っ払ったときに描いた絵って、ときに芸術的(?)だったりしますよね。
「魂」を解放することで、3次元世界ではなく、4次元(霊界)、5次元(神界)の世界を感じたり、インスピレーションを受けやすいのです。
覚醒剤などのドラッグも同様です。
ドラッグも、肉体の「魂の神殿」としての役割を著しく低下させることで、「魂の解放(覚醒)」が起こります。ただ、身体や脳への悪影響が大きすぎますし、何も「覚醒」は、ドラッグに頼らなくてもできることですので、ドラッグは、本当によくないと思います。
高級なお酒ほど悪酔いしない理由
よく巷で「高級なお酒ほど悪酔いしない」と言われますよね。
それは、以下の理由によります。
- 高級なお酒ほど、素材のエネルギーが活きている
- 高級なお酒ほど、良い環境で育った原材料を用いている
- 高級なお酒ほど、生産者の愛が込められている
上記の理由より、肉体の機能が下がって「魂」が解放されても、お酒の「正のエネルギー」により、波動が下がりにくくなるので、悪酔いしないのです。
逆に、安いお酒を飲みすぎると、お酒に込められる愛のエネルギーが低いので、「魂」が解放されると、波動が下がったままの状態ですから、ときにトラブルに発展してしまうのです。
神様は、お酒を飲むことに対し、どのように考えているのか?
「神様が描かれた絵」を見ると、お酒を持っている神様もいますよね。酔っ払う神様もいます。
ただ、神様は、肉体がないので、酔っても波動が下がらないのですよ。もともとの魂も、高波動なので…
神様が酔っている…みたいな状況は、単純に、神様は、「豊穣への感謝の想い」をお酒を通じて汲んでいるのであって、人間がお酒を飲むのと、全く理由が異なるのです。
さて、「神様は、”人がお酒を飲むこと”に対し、どのように考えているのか?」というと…
神様は、「人がお酒を飲むこと」に対し、否定していません。その代わり、「ほどほどにしてください」とおっしゃっています。
理性をなくすまで飲んでしまうのは、日頃のストレスが溜まっていることもあると思うのですが、ストレスとは、お酒に頼らなくとも、知恵と努力で解消できるものです。
ですので、ストレスが溜まっても解決策をお酒に頼るのは、あまり良い習慣とは言えません。
お酒は、ほどよく飲むのならば、凝り固まった理性、固定観念を解消する要因にもなりますので、とても人生を豊かにしてくれるものです。さらに、自然の恵みに感謝し飲むことで、悪酔いしにくく、少量のお酒でも心が満たされます。
お酒を良き人生のパートナーにする場合、「ほどほどに」ということと、「上質なお酒を飲む」の2点を守ると、お酒ライフが、スピリチュアル的にさらに素晴らしくなりますよ。
お酒を飲まなくなるスピリチュアルな意味
ここからは、お酒を飲まなくなった人に向けて書いていきます。
お酒を飲まなくなった人は、感覚が研ぎ澄まされ、お酒を飲まなくとも、高い感性を維持できる人です。そのため、お酒を飲まなくなったことを肯定的に捉えてください。
高い感覚の目覚めにより、高次元からエネルギーを吸収しやすい状態であるため、想像力、そして、小さな幸せに対する気づきに溢れています。
運命は、順調な方向に向かっていますので、「今、やりたいこと」に熱心に突き進むことで、良い結果が得られます。
心が不調になると、反対にお酒に頼りたくなることがありますが、その場合は、量を調整しながら、できるだけ飲まない時期を増やすことが賢明です。
完全にお酒を断つ必要はありませんが、できるだけお酒を飲まない期間を延ばせるよう、細かい生活改善や運気アップを取り入れてみてください。
ミエナさま
質問にお答えいただき、ありがとうございました。なんとなく、陽気になる人は波動が上がっていて、暗くなる人は波動が下がっているのかなと思っていましたが、そういうことでもないんですね。
肉体と魂の関係でお酒について考えたことはありませんでしたが、とても興味深いと思いました。
また、本題からそれますが、肉体も大事にしないといけないと改めて思いました。色々と気づくことができて、良かったです。ありがとうございました。
ケイさん、
コメントありがとうございます。
また、ご質問ありがとうございます。
久々に、お答えするのが大変でした…(笑い)
書いてから、原稿をまとめるに時間がかかってしまいました。
でも、自分のお酒に関する考えをまとめる良い機会になりましたね。
ミエナ