こんにちは、ミエナです。
今回は、「私が新潟県が好きな理由」について書いていきます。
私が新潟県が好きな理由
私は、「47都道府県の中で、どの地域が一番、好きですか?」と訊かれたら、きっと「新潟県」と答えます。今まで4回くらい行って、実は、昨日まで新潟市にいました。
全部の都道府県をマスターしたわけではないけれど、「新潟県」は特別な愛着を感じます。
ちなみに、みなさんは、47都道府県の中で、どの地域が一番、好きですか?
17年前の新潟駅で起こった悪夢
私と新潟県の出会いは、17年前に始まります。
当時、新卒でラジオ番組制作会社に入社し、ストレスを抱えて、向かった先は新潟県でした。とにかく、当時、「本州恐怖症」になっていて、上司や先輩社員のいない「島」に逃げたかったのです。
「島」のように、海を隔てていれば、仕事のストレスから解放されると思ったのですね…
それで、新卒の私が思いついたのが佐渡島です。日本最大の離島ですから、当時の私が一番最初に思いつくわけです。
佐渡にたどり着かない
仕事の合間を狙って3日間くらい休みをとって、佐渡に行こうとしました。東京から新幹線で新潟駅に行き、佐渡島までフェリーに行くルートです。
私は、午前11時くらいに新潟駅に新幹線で到着したのですが、新潟駅に到着し、新幹線から降りた瞬間に、先輩社員からケータイに電話がありました。
女性の先輩:「あなた、完パケ納品していないでしょ。今から横浜に行って、納品しなさい。」
完パケとは、編集済みの番組録音テープのことで、ド素人の私は、すっかり放送局にテープを持って行くのを忘れたのです。
私:「○○さん、すみません。今、新潟なんです。私の代わりに持って行ってくださいませんか?」
女性の先輩:「何に言ってんの?やだ。自分で行きなさい。」
私:(しぶしぶ)「はい…」
ということで、自業自得なのですが、東京からわざわざ新潟駅に行き、新潟の空気を数分だけ吸って、そのまま横浜に行きました。
この悔しさから、私は、新潟にやけに思い入れがあります。
悪夢から13年後、出張で新潟に行く
▲上越妙高駅にある上杉謙信像
新潟県にリベンジするきっかけは、新潟駅からとんぼ返りした13年後の出張のときでした。新潟県にある地元企業をインタビューするというウェブ企画で、撮影とライティングを兼ねて、一人で行くことになったのです。ラッキー
仕事は1時間で終了し、後は自由時間。私はとりあえず、海が見たくて、電車に乗って、日本海の見える直江津(なおえつ)に行きました。
出張先は上越妙高で、海が見える直江津は、電車20分くらいなんですよね。
ちょうど7月で、平日の海水浴場は、私以外、誰もおらず、今、考えるとアホなのですが、スーツを脱いで泳いだんですよね。パンツ一丁で。誰も来ないように、祈りながら。まあ、別に外から見れば、履いているパンツも海パンに見えるし…
▲直江津の海(海水は透き通っていて、すごくキレイでした。)
仕事中に泳ぐ海がとにかく最高で。照りつける太陽と磯の香りで、テンションMAXなわけです。仕事中に海水浴するバカ社員なのですが、1時間くらいで海から上がり、勤務時間中ですが、地元の居酒屋に行きました。
居酒屋に行く途中に3歳児が、アスファルトの道路を裸足で遊んでいるんですよね。「なんて、自由なんだ」と思いながら、すごく良い気分でした。
向かった居酒屋は、ちょっとここん亭。
地元で獲れた魚を料理してくれる小料理屋さんで、家庭的な雰囲気の落ち着くお店です。海水でベタベタした身体の状態にスーツ着て、しれっとカウンターに座りました。カウンターの先には、料理を作る女性の料理人がお二人おりました。
▲ちょっとここん亭で注文した刺身と焼酎
一人で居酒屋行くと、私みたいなタイプは、ひたすら食って飲むんですよ。話し相手がいないから…まあ、しょうがないのですが…
でも、ちょっとここん亭の女性の店主の方は、気軽に声をかけてくれて、「どっから来たの?」、「もずくが美味しいよ」、「今まで何してたの?」とか、いっぱい訊いてくれるのですよね。私も、初対面だけど、その心の壁のなさにびっくりして、どんどん、お酒が進んじゃいました。
人見知りの私が、地元客と盛り上がる
ちょっとここん亭で、一人で飲んでると、小太りの30歳半ばくらいの人が、隣に座り、なぜか、彼の人生相談を乗ることになり、「人見知りの俺が人生相談に乗ってる?」と、ちょっと変な展開になりました。
その方は、落語オタクで、周りに落語好きがおらず、そのため友達がいなく、一人で飲みに来たとのことでした。私は新宿の寄席に行ったり、落語のアニメ「昭和元禄落語心中」も好きだったので、落語の話に花を咲かせました。
私は、居酒屋で知らない客と話す経験がなくて、私は、なんかちょっと、嬉しくなってしまったのです。(もちろん、料理も旨いのだが…)
その4ヶ月後に佐渡島にリベンジする
「新潟県って素敵だなぁ」と思って、その年の11月に佐渡に行くことにしました。佐渡の民宿を楽天トラベルで、テキトーに選び、出発。
佐渡にフェリーで着くと、佐渡にあるハローワークにでっかく「帰ってきんしゃい。佐渡」と横断幕があり、過疎化する島なのだと感じました。
佐渡に到着し、レンタカーを借りたのですが、レンタカー屋さんの女性店員さんが、アイドル並みの美人で、新潟の人はおキレイな人が多いなぁという印象を持ちました。
さて、予約した民宿まで、港から1時間で、夕方にフェリーで佐渡に入った私は、宿に着いたのは日が暮れた後でした。
着いて即効、食事なのですが、これ見てください。一泊7500円の料理じゃないですよね。激安です。
▲一泊7500円の民宿で出されたお料理
通常、松葉ガニは付かないそうなのですが、「おまけ」してくれました。テンション上がる。
この日、食堂に民宿のご主人が現れ、私とちょっと話したのですが、「おまえ、呼ばれて来ただろう」と言われました。
私は、テキトーに民宿を選んだので、そんな気もなく…
テキトーに返答すると、民宿のご主人は、佐渡の金鉱石を私にくれました。「これ、買うと6000円くらいするぞ」といい、宿代7500円しか払ってない私は、松葉ガニといい、大変、もてなされるのでした。
人見知りの私が、初対面の民宿の若旦那と飲む
この民宿の若旦那をご主人に紹介され、またもや、自称、友達のいない同世代に出会います。スマホの待ち受けが萌え系アニメだったので、「あっ。友達いなそう」と思ったのですが、案の定でした。
若旦那も同世代で東京から来る人と話すのが珍しいようで、お互い初対面ながら、人見知り同士で、酒を交わしました。
この民宿で栽培している無農薬のお米が死ぬほど旨く、今でも送ってもらってます。
今年は、神社巡り
昨日まで、新潟にいましたが、今回は、霊能者になってから初めての新潟ということもあり、神社巡りばかりしてました。ちょうど桜が見頃でした。
1日目:蒼柴(あおし)神社
▲蒼柴神社の入り口
蒼柴(あおし)神社は、牧野忠辰を祀っている神社です。(牧野忠辰は、越後長岡藩3代目藩主です。)
▲長岡市立郷土資料館
蒼柴神社は、長岡駅からバスで20分くらいと意外と近いです。近くには、小動物園もあり、子連れで行くには最適です。
▲ 小動物園(猿山やフクロウ、クジャク、山羊などがおりました。)
小動物園は、入園無料なので気軽に入れるのですが、大人が一人で行くと結構、虚しい気分になります。(そりゃそうだ…)
▲シロバナショウジョウバカマ(白花猩猩袴) ※銀木犀さん、お花の名前を教えてくれてありがとうございます。
関東では見たことのない野草、野花がいっぱい咲いてました。日頃、花をじっくり見ない私も、その美しさに見とれてしまいます。
2日目:彌彦(やひこ)神社
新潟県で一番有名な神社です。この神社の周辺は観光スポットが山ほどあります。私は、ビール片手に、饅頭を買い食いし、散策しました。
▲左)彌彦神社の一の鳥居 右)ロープウェイで上がった先の景色(佐渡島が一望できる)
彌彦神社の周辺には、日本一大きい鳥居があります。高さは、なんと30.16m。
▲大鳥居
▲大鳥居を近くから見るとこんな感じ
▲大鳥居を遠くから見ると…すごいインパクト
この大鳥居に行くには、彌彦神社の最寄り駅から電車で行く必要があり、ちょっと遠いので注意です。
3日目:白山(はくさん)神社
最終日は、白山神社に行きました。新潟駅から路線バスで20分くらいですかね。こちらも超人気の神社です。
▲白山神社の本殿(インスタ映えを狙った撮影パネルも用意がある)
とにかく、細かい部分も演出が効いた神社で、手水舎もこの通り、お花が美しい。
▲左)白山神社の手水舎 右)水芭蕉
手水舎は、美しすぎて使う気が起きません。
▲左)もうひとつの手水舎 右)はす池
今回、行った神社はみな広い公園が併設されているのですよね。桜が美しく、神社でお参りした後は、のんびり花見を楽しめる。
新潟のゆっくりした空気を味わうには最適です。
おまけ:新潟市水族館 マリンピア日本海
新潟市水族館 マリンピア日本海にも行ってきました。イルカショーが楽しめます。イルカって癒やされるなぁと思いつつ…アザラシにも癒やされました。
▲イルカがショーで一生懸命に働く中、グデっとしているアザラシたち
こんばんは。
僕は新潟県民なので、なんかこそばゆいブログでした。
今、2ちゃんねるのまとめにも新潟県に旅行に行ったら最高だったというスレが立っていますが、都会の人には地味な所が落ち着いていいみたいですね。
新潟県民の書き込みは、新潟には美味しい食べ物以外は何もないというのが多かったですけど…。
新潟も捨てたもんでもないかもしれないですね。
そして昭和元禄落語心中は僕も好きな作品なので嬉しかったです。
ハサウェイさん
コメントありがとうございます。
ハサウェイさんは、新潟県民なのですね。
本当に羨ましいです。
一度、本当に住もうかと検討したこともあるほど
いつもブログ楽しんでます。
旅の話癒されました。
ありがとうございます😊
たこ焼きさん
コメントありがとうございます。
これからも、楽しい記事を書くように頑張ります。
先日新潟に行く夢を見ました。伺ったことは無いのですが、修学旅行と称して電車で行って参りました^^大きく輝いた川が見えたり、港を見たり。いつか行ってみたいです。
ささ さん
コメントありがとうございます。
> 先日新潟に行く夢を見ました。
新潟に縁がありそうですね。
ぜひ、行ってみてください。
きっと、楽しいと思いますよ。
私は新潟出身の東北在住です。
帰りたくてもなかなか帰れなかったので見守られてるような感じで幸せ頂きました。
強くなれそうです。
ありがとうございます。
アダージョさん
コメントありがとうございます。
これからも当ブログをよろしくお願いします。
旅の記事、写真もたくさんあって、読んでいて私も楽しめました。ありがとうございます。
さりげなく美しい花はシロバナショウジョウバカマ(白花猩猩袴)だと思います。
私は東海地方の者ですが、子供の頃に行った春の野山でよく見かけて、キレイだなと思いました。
山野草の美しさって、いいですよね。私はカタクリも好きです。
銀木犀さん
コメントありがとうございます。
お花の名前ありがとうございます。
助かります。