仕事のストレスを減らす方法【殺人犯の命を救う医師に学ぶ】

こんにちは、ミエナです。

今回は、「仕事のストレスを減らす方法」について書いていきます。

仕事にストレスを感じがちな方は、読んでみてください。

仕事とは何か?

社会人16年目の私でも「仕事とは何か?」と訊かれると困ってしまいます。

「仕事」の意味は広辞苑では下記のようです。

し‐ごと【仕事】
する事。しなくてはならない事。特に、職業・業務を指す。

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余計に分からなくなりましたね。

この記事では、仕事を徐々に定義していきます。

さて、みなさんは、誰に依頼されて仕事をしていますか?

お客さんですか?社長ですか?上司ですか?

では、依頼した人が嫌いだったら、どうしますか?一生懸命やりますか?それとも..

究極を考えると、36人を殺した放火犯を治療する医師は、どんな気持ちで仕事をするのでしょうか??

このことが、働く上で大きなヒントになる気がしました。

京都アニメーション放火殺人事件を振り返る

2019年7月18日、京都市伏見区の京アニの第1スタジオに男が侵入。ガソリンを撒き、火をつけました。燃え盛る炎と大量の煙により逃げ場を失った大勢の方が犠牲となりました。

この事件で、京アニ社員の69人が被害に遭い、うち36人が死亡、被疑者を含む34人が負傷。

私は、この事件の経緯も動機も理解できません。ただ、無残な結末だけが、悲惨な歴史の1ページを刻んだと感じます。犠牲となられた方々、ご親族ならびに関係者の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。

36人の命を奪った犯人の命を救う医師たち

2019年11月15日の京都新聞のニュース記事に、このような記述がありました。

病院関係者によると、青葉容疑者は現在、感染症などの合併症を起こす危険な状態を脱している。自力歩行はできないが、会話は可能という。転院前、治療に携わった医療スタッフに対して「人からこんなに優しくしてもらったことは、今までなかった」と感謝の言葉を伝えたという。

京アニ事件容疑者「こんなに優しくされたことなかった」 医療スタッフに感謝、転院前の病院で(京都新聞)

殺人事件として「戦後でも最も死者が多いとみられる」と報じられた京都アニメーション放火殺人事件。その犯人の命を本気で守る医師、看護師たちが現場にいたことをこの記事はうかがわせます。

「大勢の人の命を奪った人間の命を救う」という受け入れ難い任務につきながらも、仕事を全うし、果たす。世間からの批判も多い中、自分の倫理と向き合いながら、働く医師や看護師たち。

殺人鬼の治療だからといって、きっと手を抜かなかったのであろう。だから、殺人鬼の口から「人からこんなに優しくしてもらったことは、今までなかった」という言葉が出た。

殺人鬼を生かす理由は下記である。

事件が起きた後は、被害者保護が第一であり、犯人逮捕と公正な裁き、そして類似事件防止が求められる。そのためには、容疑者に真実を語ってもらわなければならない。

碓井真史氏コメント | 新潟青陵大学大学院教授(社会心理学)/スクールカウンセラー 「京アニ放火容疑者の意識戻る なお重篤、回復待ち逮捕へ」

 でも、絶対に殺人鬼の治療をした方は、こんな理由で仕事をしていない。きっと、「殺人鬼も人間である」と思って治療したのではないか。

働く理由を超える

殺人鬼を生かす理由がなんであれ、「目の前の人間の命を救う」が医師や看護師のミッションだったのだと思う。

理由を超えたから、繰り返しとなるが、殺人鬼の口から「人からこんなに優しくしてもらったことは、今までなかった」という言葉が出たのだ。

「目の前の人間の命を救う」のに、きっと理由はいらなかった。

殺人鬼という”ひとりの人間”を救う医師や看護師に、胸が熱くなる。

誰のためでもない、そこに使命があるから仕事をする

大好きなクライアントが依頼した仕事は頑張り、大嫌いなクライアントが依頼した仕事はテキトーにやる。

これは、ひと昔前の私です。

一生懸命か、テキトーかは、クライアントによる。

しかし、今は違う。

誰が依頼しようが「仕事」は「仕事」。崇高なものなのだ。

あなたは、何のために仕事をしますか?

「仕事」をやる理由を超えたとき、「仕事」は神より与えられた「使命」となる。

言いたかったのは、これだけです。

このことを知ったあなたは、きっと明日から仕事のストレスが減るはずです。

ミエナ
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