「会社の運気」を上げる方法【会社をスピリチュアル的に捉える】

  • 2022年4月16日
  • 2022年4月20日
  • 仕事

こんにちは、ミエナです。

今回は、「会社の運気」について書いていきます。

ミエナ
前半は経営者さま向け、後半は社員さま向けの構成です。

会社をスピリチュアル的に捉える

今回は、わたなべこさんからご質問を頂きましたので、書いていきます。

ミエナさんにご質問があります。

企業の運気が下がっているサインやそのスピリチュアル的な原因が気になります。

私が就職した企業は、理念から考えて社会への貢献性も高く、職場にいる人やお客様もきっと波動が高いのだろうなあと思えるくらい本当に良い人たちばかりです。しかし最近、離職率が急上昇しており、社員・アルバイトを問わず毎月のように人が去っていきます。

また、サービス価格も値上げし、既存のお客様も離れていってしまっています。また、経営層はマーケティングに力を注ぎ、デジタル化を進めるなど、「普通の」企業がやっていることに今から急いで追いつこうとしている段階なのですが、どうもそのやり方がおかしな方向にばかり進んでいます。(お金をケチったシステム変更を繰り返し、しかもそれが改悪につぐ改悪という…(笑))

日々人は去っていき、現場もどんどん回らなくなっていき、売上も伸びない。高い志をもって入ったたくさんの先輩社員も長時間の残業でどんどん暗くなっていく…中小企業ですし、コロナの影響もあるのでしょうが、去年の春くらいまではもっと平和だったと上司が言っているので、何かをきっかけにして会社全体として何となく「負のループ」に入ってしまっている気がしてなりません。そこでお伺いしたいのですが、企業の運気というものもあるのでしょうか。(以前、起業する人の運気の話を書いてくださったので、組織全体のことも気になります…!)

あるとしたら運気が上昇・低下のサインやスピリチュアル的な原因や、そんな企業で働く社員ができることや大切な心構えをぜひ教えていただきたいです。長文失礼いたしました。お時間ありますときにご回答いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします

わたなべこさん、ありがとうございます。

結構、簡単にお答えできる質問ではないのですよ…なので、ちょっと長くなりますが、ぜひ、お付き合いください。

では、以下で回答をさせていただきます。

「会社」も「人」も考え方は同じ

まず、質問にお答えする前に、「会社」のスピリチュアル的な解釈についてご説明します。

会社というものは、「意識体」です。

会社で働く大勢の人の意識が集まり、同じ目標、目的を果たそうとすることで、「会社」は存在します。

会社というと、「目に見える部分」ばかりに、イメージが偏りがちですが、本質は「意識体」なのです。

会社というと…オフィスまたは店舗、そして、商品。さらには、そこで働くスタッフさんだったり、社長さんのイメージがありますよね。でも、これらは、実体であり、本質ではないのです。

これらは、どちらかというと、「意識体」に付属する「ツール」のようなもの…

会社の運勢を紐解く上で、まず、この考えが重要となると思います。

あんパンを作る会社の例

「人々の意識」が、同じ目的を持って、未来に進むことで、会社は社会に貢献し、その存在価値を高めていきます。

例えば、あんパンを作る会社の場合、「あんパンを作る」ということが、共通意識となります。

まずは、「あんパンをつくろう」という想いがなければ、工場もオフィスもスタッフさんも必要ないですよね。

そういう意味で、「あんぱんをつくろう」という意識が、会社の核になっていきます…

ちなみに…

Q.この記事を読んでいるあなたの会社の「意識」は何でしょうか?

ここで浮かんだ「意識」こそが、会社の原型を成しています。そして、この「意識」こそが、会社の運気にリンクしていくのです。

ミエナ
「会社」というのは、人間に似ていますよね。会社は、「意識」を持っているのです。だから、会社にも、「使命」があり、「才能」もあります。人間とそっくりなんです。

「会社の運気」は、2つの要素で決まる

「会社の運気」でGoogle検索すると、風水の記事ばかり結果表示されますが、これは本質的な答えではありません。

会社というものは、本質的には「意識の集合体」です。であるならば、会社の運気を左右するのは、会社の「ビジョン」となります。

企業活動においての「企業ビジョン」とは、「企業が実現したい未来」を意味します。 企業ビジョンには「売上を50億にする」「100万人の顧客に満足してもらう」など具体的な数字が入ることが多いものです。 また、企業のステージや時代に合わせて変えていくものでもあります。

企業ビジョンとは?

会社のビジョンとは、「意識の集合体」としての会社が、向かう先のイメージを指しています。以下は、私の「会社のビジョン」の定義です。

▼会社のビジョン

  • 会社の存在理由
  • 会社の長期的な展望
  • 「顧客に何を届けるのか」についての定義
  • 会社の「現在と未来の社会的ポジション」のあり方
  • 働く上での心構え
  • 「人・モノ・金」のあり方…などなど

上記の「会社」の部分を「自分」に置き換えると、さらに分かりやすいかもです…「会社」と「人」は、スピリチュアル的にちょっと似てるのですよね。

▼人のビジョン

  • 自分の生まれた理由(アイデンティティ)
  • 自分の長期的な展望(夢)
  • 人に何を届けるのか(使命)
  • 自分の「現在と未来の社会的ポジション」のあり方(社会的な自分の役割を知る)
  • 自分の生きる上での心構え
  • 家計のやりくり…などなど

さて、前置きが長くなりましたが、私は「会社の運気を左右するもの」は、以下の2つの要素で決まると思っています。

  1. ビジョンの質(崇高さ)
  2. ビジョンの共有

以上の2つです。この2つさえ、ちゃんと出来ていれば、会社は確実に成長していくと私は考えます。どんなに資本金があっても、上記の2つが出来ていない場合、会社は、きっと転落しくのではないか…

①「ビジョンの質」を向上させる

「ビジョンの質」というのは、会社のビジョンの崇高さを指しています。

ここで、先ほどのあんパンを作る会社の例を挙げますね。

あんパンを作る会社の社長さんが、「とりあえずお金のために、あんパンを作って売る」みたいなことを常に考えているとします。

そうした場合、会社は意識体なので、 「お金のために、あんパンを作る」ことが会社の核になります。

このような会社は、簡単に想像がつくと思いますが、経営が悪化すると思います。

それは、経営活動する上で、「お金」以外のことが、見えてこなくなってしまうからです。必然とそれは「味の劣化」、「不衛生」、「顧客ニーズを把握しない」などのことが起こる…

経営者の「悪い意識」は、容易にスタッフに伝染する

「お金のために、あんパンを作る」という意識の元に会社を興すと、この会社の社長さんの考えは、簡単に従業員に伝わってしまいます。以心伝心…そうなると、スタッフさんのモチベーションは下がるし、「如何に、手を抜くか…」みたいなことばかりのスタッフさんが増えていく…

経営者が崇高なビジョンを持つと、会社は発展する

仮に、あんパンを作る会社の社長さんが、ビジョンを「多くの人へ笑顔を届けるパン作り」と考えた場合、先ほどの例である「お金のため」という意識とは、雲泥の差の結果となります。

「多くの人へ笑顔を届ける」ために、パンを通して何をやるべきかを、会社全体で考えるからですね。

ビジョンの質が高かまると、会社で働く人の意識がより結束し、顧客へのサービスの質も向上していきます。

会社の運気も、これと同時に上がっていくわけです。

②「ビジョンの共有」を徹底する

いくら崇高で質の高いビジョンを掲げても、会社で働く人々がそのビジョンを正確に理解し、強く共感しないと、意味がありません。

崇高なビジョンを掲げても、言語化や体制化せず、さらに共有もしないと、スタッフのみなさんが、個々のビジョンを掲げてしまい、「意識体としての会社」の力が弱くなります。

会社の「意識体」しての姿が乱れると運気が下がり、会社でトラブルが頻発するようになります。

  • 優秀な人が辞めていく
  • 社員同士のコミュニケーションがさらに悪くなる
  • スタッフ全員が、他の人の仕事に興味を持たない
  • スタッフの責任感がなくなる
  • 優秀な人材が入らない
  • 言われたことだけするスタッフが多くなる…など

仮に、上記のことが起きた場合、「ビジョンの質が低い」か「ビジョンの共有ができていない」などの問題があると思います。

「やらないこと」の重要性

質の高いビジョンを考えたら、みんなで共有し、それを実施していくことが重要となります。

あんパン工場であれば、「多くの人へ笑顔を届ける」をビジョンに掲げたら、この「ビジョンに沿ったことだけをやる」ようにすることが重要です。

そして、さらに、重要なことは、「ビジョンとは関係ないことはやらない」です。

例えば、あんパン工場の場合、「安いから、農薬たっぷりの小麦を使おう」という決断は、ビジョンの中の「多くの人へ笑顔を届ける」と反しますよね。消費者の健康を害したら、「笑顔」どころではない…

このように、会社の決断の全てにおいて、ビジョンを反映するのが重要で、それができると、会社の運気も上がっていきます。

なぜ、企業のデジタル化(DX)でおかなし方向に進む?

ここで、わたなべこさんの質問に戻ります。(ここまでが長かった…)

▼わたなべこさんのメッセージ 抜粋 –

経営層はマーケティングに力を注ぎ、デジタル化を進めるなど、「普通の」企業がやっていることに今から急いで追いつこうとしている段階なのですが、どうもそのやり方がおかしな方向にばかり進んでいます。

無理して、時代に追いつこうとすると、会社は、ビジョンを見失ってしまうのですよね。何のために、デジタル化(DX)を行うのか…この根本を忘れてしまう。

ミエナ
私は、一応、ウェブ解析士の資格を持っていますので、もうちょっと突っ込んでご説明しますね。

この「デジタル化」というのは、それを推進する上で、かなり高いITリテラシーを求められるのですよね。そのため、多くの企業は、外部のITコンサルタントを雇うのですよ….(社内でリソースをまかなえない)

でも「デジタル化」を詳しく知らない企業の担当者は、必ず予算を少なく見積もるのですよね。「よく分からない」から、とりあえず、少ない予算でやろうとする…

これにより、つぎはぎだらけのシステムができちゃうケースが多いのです。

また、外部のITコンサルタントは、「会社組織の構造」をきちんと理解しないままに、システム提案を行ってしまうことが多いのです…

そのため、企業の「デジタル化」は、そもそも成功するケースが少ないのです…

「デジタル化」を進める上で、必要なITコンサルタントには、下記が求められます。

  1. 高いITリテラシー
  2. 誠実さ
  3. 予算管理
  4. システム開発経験
  5. プログラムの知識
  6. 顧客の要望を聞き取るヒアリング能力
  7. 企業経営に関する知識
  8. 将来に起こる問題の推察力
  9. コミュニケーション能力
  10. 使いやすさへの配慮

上記の能力を持つ人間は、ITコンサルタントの中でもかなり少ない…

…だから、チームを組んで取り組むのですが、人数が増えればプロジェクトは進まないし、予算も時間もかかってきます…

この手の失敗を防ぐには、自社のスタッフさん(担当者さん)が、ある程度のシステム開発ノウハウを学び、会社のオペレーションを言語化して、根気よく進める必要があるのですが、スタッフさんは、自分の仕事が忙しくて専任にするのが難しいし、システム開発までの知識を身につけるまでには、なかなか至らない…

ミエナ
要するに、外注先のITコンサルタントに丸投げしないことがプロジェクト成功において、けっこう重要。でも、ここがどの企業も課題…

そんなこんなで、「デジタル化」を推進するうちに、企業担当者もITコンサルタントも、みんな、何が正解か、分からなくっていく…

結局…

会社のビジョンが見えなくなり…会社の運気が下がってしまう…

ミエナ
ITコンサルタントは、クライアントが、ビジョンを見失っても、お構いなしに、「とりあえず一旦、発注をもらおう」とします。なので、ビジョンが見えないままに、プロジェクトが進行してしまうことも多いのです…

会社の運気が上昇・低下のサインとは?

▼わたなべこさんのメッセージ 抜粋 –

運気が上昇・低下のサインやスピリチュアル的な原因や、そんな企業で働く社員ができることや大切な心構えをぜひ教えていただきたいです。

まず、会社の運気低下のサインは、「社長さんの落ち着きがない」です。社長さんが、いつもソワソワしているときは、危険信号です。

ビジョンを設定・管理し、共有するのは、社長さん(経営者)のお仕事ですから。

その他には、「スタッフ同士の言い争いに対して、誰も止めない」、「社内のコミュニケーションが少ない」ときは、運気低下のサインとなります。

会社の運気が上がっているとき

反対に、会社の運気が上がっているときは、「スタッフさんの笑顔が多い」、「”この会社に入って良かった♪”と言う社員が増える」です。このような傾向が見えると、その会社は、その後に売り上げが上がってくると思います。

会社の運気アップのために「企業で働く社員ができること」

▼わたなべこさんのメッセージ 抜粋 –

そんな企業で働く社員ができることや大切な心構えをぜひ教えていただきたいです。

基本的に、会社の運気は、経営者が背負っているのですよね。だから、経営者が、良くない場合、そもそも、その会社の運気を上げることはできません…焼け石に水です。

けれど、ご自身がリーダーの立場であれば、解決方法はなくはないです。

この場合…

もう一度、「自分たちは、誰のために、何のために、働いているのか?」を考え、部下に「働く意味と目的」を共有していくことで、運気を上げることができます。

ちなみに、社員の方が、会社の売り上げに大きく貢献できたとしても、会社の運気が上がるわけではありません。会社経営が延命するだけ…

一部の人の営業成績が高くて、月に何千万も稼ごうと、それは「運気」と直結するわけではないのです。

会社の運気アップの根本は、会社のビジョンの質を上げて、共有させることで、そこが曇ると、経営者以外の方で立ち直すのが難しいと思います。

ミエナ
そのため、「優秀な人ほど早く会社を辞める」という現象が起きます。

ですので、会社の運気が下がったら、上司の方に対し、ビジョンの見直し、ビジョンと会社の方向性の矛楯を指摘し、それでも改善しない場合、「辞めることを検討する」のが正解だと思います。

その他の選択肢ですと…

  • 経営者の意識が変わり、運気が上がることを信じて待つ
  • 次の転職のために、会社の中でスキルを磨くことに徹する
  • 自分が出世して、上から会社を変える
  • (会社の株を大量に手に入れて、発言権を得る)

などもあると思います。

最後に

会社の運気が下がったときに、一番、困ってしまうのが、そこで働く人達です。なので、経営者の方には、今一度、ビジョンについて考えてもらえると嬉しいです。

また、会社のビジョンも重要ですが、個々人のビジョンも重要です。

会社の運気が下がったときに、転職をスムーズに行うためにも、ご自身の使命に気付き、会社と同様に、未来の方向性をしっかり持つことが大切です。

まだ、ご自身のビジョンが見えていない方は、ぜひ、ミエナの個人セッションにご参加ください。私のセッションも、もうじき600名に達します。1000人まで頑張るぞ!

参考記事:使命とは何か?【使命を知るメリット】

ミエナ
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