こんにちは、ミエナです。
今回は、「なぜ無知だとモテるのか?」について書いていきます。
「無知」ってモテるんですよ。
赤ちゃんだってそうですよね。
ウンチクがすごい中年のオジさんと、赤ちゃんのどっちが好きですか?
赤ちゃんですよね?
無知は愛されるのです
「無知」は、愛されます。
赤ちゃんまでとは言わず、適度に何も知らないのは魅力なのです。
例えば、日本に初めて来た外国人と一緒にスーパーマーケットに行くとすごく楽しいですよね?
【日本に初めて来た外国人とスーパーに行った例】
外国の方は、日本について我々よりもあまりよく知らないことが多いです。そのため、日本について、我々から見れば「無知」となります。
だから、例えスーパーマーケットの中でも、色々な情報を吸収してくれるのです。教える方も気持ちがいい。
【サンマ に中途半端に詳しいオバさんとスーパーに行った例】
一方で、サンマについて、適度に詳しいオバさんとスーパーに行くとします。恐らくこんな会話になるでしょう。
ふーん、サンマね。このサンマは銚子産かぁ。
私は、根室でサンマを食べたけど、ムコウは全然違うのね。食べたことある?
みなさんは、サンマ について無知な外国人と、サンマ について、やや詳しいオバさんとどっちが好きでしょうか?
中途半端な知識が「モテない人間」を作り出す
サンマ について、詳しいことがそんなに「悪」でしょうか?
そんなことはありません。
正統にサンマ について学べば、自分の持っている知識が魅力に変わります。
【サンマ に超詳しい人とスーパーに行った例】
ですから、食べ物を数十分で消化して排泄します。
そして、サンマ漁が行われるのは夜間。
サンマは日中にプランクトンを食べ、夜は何も食べないので、私たちが食べるサンマの内臓はほぼ空っぽです。
だから、サンマの内臓は基本的に苦味がありません。
でも、そこを胆のうの胆汁が適度なほろ苦さにします。それでサンマの内臓は美味しいんです。
※参考サイト:さかなクンに聞きました!「サンマの内臓がおいしい理由は?」
正統な学問として、サンマについて詳しい人は、魅力的ですよね。
なので、「知識」とは持っていることが重要なのではなく、「知識の持ち方」がすごく大切なのです。
知識は、中途半端な状態が一番、自分の魅力を下げるのです。
インターネットで得た知識により、私たちは「愛されない人間」となる
この見出し「インターネットで得た知識により、私たちは、愛されない人間となる」を自分で書いて、勝手に自分で反省しています。
もうまさに、ミエナ、そのものです。
ビックカメラなどの家電量販に行って、欲しい商品について店員に聞いても、たまに自分の方が詳しかったりします。
このとき、店員からすれば、自分は「好きになれない客」でしょう。
店員の話す”最新の冷蔵庫の情報”に心を躍らせることができるならば、きっと店員さんは、私をもっと好きになってくれる。
店員に愛されたいわけではありませんが、情報を事前に持つことによって、知識が増えた分、愛されなくなっている。
これは、「愛されること」と「知識を増やすこと」を天秤にかけている気がします。
インターネットの情報は、プロ向けの情報ではないから、プロに嫌われる
(この章は、読み飛ばしても、先に影響しません。)
インターネットの情報で知った気になってしまうのは、もはや私だけでないと思います。
コンビニのアルバイトの店員が、レジでもたもたしていると、オペレーションの指示を出したくなるし、コンビニ弁当でどれが一番美味しいかは、コンビニ関係者より素人の方が詳しかったりします。
コンビニ弁当について1時間くらいネットサーフィンすれば、コンビニ博士気分になれるご時世。
しかし、ネットサーフィンで得た知識で、博士気分になって、誰かに愛されるのでしょうか?
愛されるどころか嫌われるリスクがあります。残念ながら。
コンビニ弁当に詳しくても、コンビニ弁当工場の工場長にはなれない
このようなことは、書くまでもないのですが、コンビニ弁当について詳しくても、あまり意味がないのです。工場長になって、いっぱいお給料がもらえるわけでもない…
コンビニ弁当を学術的に勉強すれば、愛されるのかも知れないが、中途半端に「コンビニ弁当愛」を語れば、大抵の聞かされる方はウンザリではないでしょうか?
ネットサーフィンで知ったことを自分の「知識」として、人に披露するには、嫌われるリスクを理解する必要があります。
逆に、
何でも知り得る情報社会だからこそ、無知の人の価値が上がるのかも知れません。
仕事上の要注意人物
私の働く広告代理店の上司は、「中途半端に、広告に詳しいクライアント(お客さん)が一番厄介なんだよ。」と言います。
どういう意味かというと「中途半端」に詳しい人は、大抵の割合でネットなどのねじ曲げられた情報を真実と疑いません。
そのため、勘違いで情報を捉えているケースがあるのです。
そういうお客さんとのお仕事で、仕事のパフォーマンスを最大限に発揮するには、お客さんの事前に持っている誤った知識を解消する必要があります。
それが、超大変なのです。別料金をもらいたい。
【ダイエットのパーソナルトレーニングの例】
一般に「食べないと痩せる」と思われているダイエット。実は、「食べないと太る」のが真実。
「食べないと痩せる」と思っている人のダイエットを成功させるには、真実を伝え、信じさせなければいけません。
これが、パーソナルトレーナーにとって一番大変。(だと思う。)
事前の思い込みがなければ、「健康的な食事を摂ってください。」と言って理解してくれるが、先に誤解している人は、「このトレーナーはインチキ。」とか思うかも知れません。
SNSで「インチキ」だと拡散されても困るトレーナーは、慎重にコミュニケーションをとらざるを得ません。
愛され上手ピラミッド
今回、愛され度が高い順に、知識とそれに伴う意識レベルをイメージ図にしてみました。
【愛され順のピラミッド図】
一番、愛されるのは「勉強した人」です。正確で客観的な知識を誠実に教えてくれる可能性が高い人です。
大抵の場合、ネットサーフィンと異なり、努力で知識を身に付けた場合、ひけらかしません。
「無知を隠さない人」は2番目です。自分より詳しくない人なので、自分の優越感は満たされ、何よりも素直に知識を吸収してくれるのが気持ちいい。
3番目の「無知を隠す人」は危害がないのですが、「隠さない人」よりは好かれません。
一番、好かれないのは「中途半端に詳しい人」です。人口的には一番多いかもですね。ジャンルによりますが…
例えば、さかなクンは、魚の分野では好かれますが、政治に口出しした瞬間に幻滅される可能性があります。
中途半端に詳しい状態を卒業する
「中途半端に詳しい状態」が一番愛されない状態であるならば、「全く知らないフリ」もしくは「勉強して、すごく詳しくなる」のどちらかにしか、道はありません。(おそらく…)
一番楽なのは、「全く知らないフリ」をするです。聞かれたら答えるけど、それまではうなづくだけに留めるのです。
もしくは、名著を読むです。これは、オススメです。
例えば、政治に「中途半端に詳しい状態」であれば、マックス・ヴェーバーの『職業としての政治 』を読むとかですね。
名著を読むと知識が体系化され、情報の本来の価値に気付きます。ここまでくるとウンチクを語ることの無意味さを悟るのかも知れません。
(ちなみに私はマックス・ヴェーバーを読んでません。ん、漫画で読んだかも…)
コメントをもらえると嬉しいです(´∇`)