こんにちは、ミエナです。
今回は、「相談上手になる10のエッセンス」について、スピリチュアルな視点で書いていきます。
相談上手になるための10のエッセンス
現代社会では多くの人々がストレスや悩みを抱えており、それを解消するために相談の機会を求めています。
そして、そんな人のために、「悩んでいる人がいたら、少しでも救ってあげたい」と考える人も大勢おります。このような優しい人たちによる「人と人とのネットワーク」は荒(すさ)んだ世の中を癒やす「希望」のように感じます。
しかし、すべての人が相談上手というわけではありません。悩みを聞いてあげるだけで精一杯だったり、うまく相手の心を癒やせないこともあるかもしれません。
そんな方へ、この記事では、「相談されやすい人の特徴」を踏まえ、相談上手になるヒントを書いていきます。
相談上手と言えば、スナックのママさん
私がこれまで鑑定してきた人の中で、「この人は、相談されやすい人だなぁ」と感じたのは、スナックやバーのママさんたちです。
人と接する仕事ですから、人と話すのが大好きであるし、様々な立場の人とお話するため、知識も幅広いです。そして、お客様のプライバシーに入り込みすぎないところも、相談されやすい要素となっています。
さらに、スナックやバーのママさんたちは、お店を経営している場合、信念を持っていて、まっすぐな性格です。だからこそ、「きっと、自分の悩みを話したら、ちゃんと聞いてくれる」と思われるのでしょうね。
あなたは、いくつ当てはまる?相談上手の10のエッセンス
スナックやバーのママさんたちは、相談上手のエッセンスを多く持っています。
では、その「相談上手のエッセンス」とは何かについて具体的に書いていきます。
では、相談上手のエッセンスを10個挙げていきます。
▼相談上手になるための10のエッセンス
- 自分の生き方に信念がある
- 波瀾万丈の人生を歩んでいる
- ときに本音を躊躇なく言える
- 無理に同情しない
- 深刻な悩み事さえ笑い飛ばせる度胸がある
- 訊いて良いこと、悪いことの線引きセンス
- 常に相手の長所を念頭に置いて話す
- 最適解ではなく気づきへと導く
- 秘密を口外しない
- 相談後、相手からの「ありがとう」のエネルギーをきちんと受け取る
以上の10項目です。みなさんは、いくつ当てはまりましたか?それでは、1つ1つ説明していきますね。
①自分の生き方に信念がある
自分の人生を振り返って、そこに1つの「信念」を感じていますか?たとえ、職業を転々としたしても、また、様々な異性と複雑なお付き合いした経験があっても、関係ありません。そこに自分の信念があればOKなのです。
「やりたいことをやって生きてきた」と言える人ほど、相談されやすい人だと感じます。
②波瀾万丈の人生を歩んでいる
人は、自分より苦労してきた人が側にいると安心します。
人生のどん底を経験し、そこから這い上がった来た人ほど、「自分の悩みを打ち明けたい」と感じるものですよね。
一度も失恋経験のない人に、失恋の悩みは、打ち明けられない…。(余計に、自分が惨めに感じてしまう…)
ですので、相談上手のエッセンスの1つは、「波瀾万丈な人生を歩んだかどうか」です。色々な苦労を乗り越えてきた人の方が、その分、多くの哲学的な考えを持っています。
③ときに本音を躊躇なく言える
「ときに、本音を躊躇なく言える人」は、言っちゃいけないことをうっかり言ってしまう人ではなく、TPOを弁えた上で、本音で語れる人だと思います。
悩み相談を受けても、本音を隠してしまったら、二人の間にわだかまりが残ります。だからこそ、「本音を躊躇なく言う」度胸と節度が悩み相談には必要なのです。
④無理に同情しない
友人に悩み相談をしていたら、話を聞いてくれた相手が、逆に悩み出した…
こんな経験ありませんか?
このようなケースは、悩み解決に向かうどころか、逆効果とも言えます。このようなことになった場合、自分としては、その人に相談に乗ってもらおうとは思いませんよね。
人は、相手を思いやれば、思いやるほどに同情し、そして、相手の負のオーラをもらって自分も沈んでいく…これは、良くあることなのです。
同情しすぎれば、相手の話を深く聞き続けることはできません。
悩み相談において重要なのは、感情移入ではなく、ロジカルに、相手の悩みを聞き、答えに近づけてあげることです。
変に同情せずに、相談に乗ってあげることは、自分が負のオーラをもらわないために必要な心構えであり、相手の話を最後まで聞く気力の保持に繋がります。
⑤深刻な悩み事さえ笑い飛ばせる度胸がある
「大丈夫」という言葉にものすごい力があります。
悩み事を聞いてあげたら、笑顔で「大丈夫だよ」と言ってあげてください。
「大丈夫」というセリフに根拠など要りません。必要なのは、笑顔と度胸です。
これさえ出来れば、悩んでいた相手は安心しますし、希望を持つことができます。
⑥訊いて良いこと、悪いことの線引きセンス
お悩み相談する相手がいくら、いっぱい自分のことを話してくれても、「訊いて良いこと」と「訊いてはいけないこと」があります。この線引きが非常に難しいのですよね。
なので、相談上手な人は、相手が話すまで訊かない姿勢も大事です。また、きわどい質問をしたい場合は、いきなり訊くのではなく「話せなかったら、話さないで良いのだけど…」という前置きも、相手にストレスを与えないための重要なポイントです。
⑦常に相手の長所を念頭に置いて話す
悩み相談する方は、「自分はダメだ」と落ち込んでいることが多いので、相手を卑下した心を持つと、相手は余計に心を閉ざしてしまいます。
まずは、相手の良いところを探してあげて、「あなたのこういうところは、ステキですね」と感じたことを話してあげましょう。そうすると、自然と相手の意志を尊重でき、同じ目的意識を持つことができます。そうすると、悩み相談もスムーズに解決できます。
⑧最適解ではなく気づきへと導く
「答え」を言うのは、簡単なのですよね。「悩んでいる人は、世間一般のいわゆる「答え」を知っていることもあります…
悩んでいる人は、「答え」を知っていても何か腑に落ちないのです…
だから、頭ごなしに、「答え」を言ってしまう人は、人から相談を受けませんし、相談上手とは言えません。
相談上手な人は、話を聞きながら、相手の脳裏に「答え」が浮かぶようにしてあげる人です。
大切なのは、「答え」を言うことではなく、こちらが答えを言わずに、答えに気付かせてあげることなのです。
⑨秘密を口外しない
悩みは、そもそも人に言えないから、悩みなのです。
人に知られると苦しいから、あなただけに打ち明けるのです。なので、お悩みの口外は厳禁です。口外すれば、どんな篤(あつ)い友情も消え去ってしまいます…
⑩相談後、相手からの「ありがとう」のエネルギーをきちんと受け取る
悩み相談が上手く行ったら、自分で自分を褒めましょう。
「人から感謝される自分はなんて素晴らしいのだろう。自分、ありがとう。」
上記は、他人を感謝の想いが、「自分を愛するエネルギー」に変わる不思議な言葉です。これができると、「もっと、人の助けになりたい」と感じるようになりますよ。
相談に乗ってあげるときの注意点
「人の相談に乗ってあげたい」という想いは、とても素晴らしい心持ちです。自分が相手にしてあげたアドバイスが相手の役に立ったら、とても嬉しいですよね。
でも、ときに相談に乗ったことによって、人間関係が逆に崩れた経験はないですか?
例えば、目上の人に意見したら「あなた、何様?」と思われてしまったり、友達に対して親身に助言したのに聞き流されたり…
アドバイスは、適切に助言することでより、その人の関係を深めるものである反面、気を抜いて語りすぎてしまう場合、どんなにアドバイスの内容が素晴らしくて、次から相談されなくなったり、信頼が失墜することもあります。
だからアドバイスというのは、とても慎重に行う必要があるのですよね。
相談の場では、意図しない上下関係が生まれやすい
アドバイスがときに人間関係を崩してしまうのは…
アドバイスする「自分が上」で、アドバイスされる「相手が下」という意図しない上下関係が生まれやすいからです。
フラットな人間関係である友達であっても、アドバイスするときは慎重に進めた方が無難です。それは、互いの対等な立場が、アドバイスすることで崩れてしまうからです。自分が必死に相手を思ってアドバイスしても「何を偉そうに」とか「あー、めんどくさい…」とか思われてしまったら嫌ですよね。
目上の人にアドバイスするときも、アドバイスすることで、その上下関係が、その場限りで逆転しがちになります。そうなると、相手から「部下のくせに、調子に乗って…」みたいに思われるかも…
部下や年下の人へのアドバイスは、特に注意が必要
Q.あなたは、年上の人からアドバイスを受けたとき、「あー早く終わって…」と心で叫びたくなった経験はありませんか?
私は、結構、あります(笑)
目上の人からのアドバイスは、ときに自慢話が混ざり、全然、その内容が心が響かないことがありますよね。相手は、良かれと思ってアドバイスしているのですけど…
こんなことは、自分が人にアドバイスするときも当てはまってしまいます。自分より立場の低い人に対し、持ち出さなくていい上下関係を強調しがちになってしまうのです。
相手と対等な立場をキープしてアドバイスをする重要性
アドバイスをすることで、人間関係に余計な「意図しない上下関係」が生まれがちです。この「意図しない上下関係」は、口に出さずとも、無意識に態度に表れてしまうから恐ろしいのです。
この意図しない「上下関係」が生まれなければ、そのアドバイスの機会は最良のものとなるでしょう。
では、意図しない「上下関係」を生まないようにするためには、どうしたら良いのでしょうか?それは、まず、アドバイスする前に、以下のマインドセットをすることがオススメです。
アドバイスする私も、アドバイスされる相手も、「同じ地球に住む、今という時間を生きる人間同士」である
上記のように、まずはマインドセットしてからアドバイスの場に挑みましょう。こうすることで、自然に発生しがちな「上から目線」を避けることができます。(特に男性は重要です。)
人間関係を崩しかねない「うっかりワード」
自分がどんなに「いい話」をしても、”アドバイスする側”と”される側”の関係がフラットでないと、相手に想いは伝わりません。
会社などの人間関係で立場が異なっていても、アドバイスする際は、上記の「共同体意識」が必要なのです。
さて…とは言いましてもアドバイス中は、誰しも会話に夢中になり、この「共同体意識」を見失いやすいものです。そこで、以下に、私の考える「アドバイス中の禁止ワード」を挙げます。
このセリフが、もし自分の口から出てしまったら、一度、冷静になって、心をリセットさせましょう。
▼アドバイス中のうっかりワード
- ○○しなさい
- 頑張れ
- 自業自得だね
- ふーん…(…興味ない…)
上記の4つです。
この言葉がアドバイス中に出てしまうと、次から相談されることはなくなる可能性が高いです。折角の信頼関係が崩れてしまう結果になりかねません。
反対に、上記のワードさえ言わなければ、相手との信頼関係はより深まっていくと思います。では、①〜④のワードがなぜタブーなのか以下でご説明します。
①○○しなさい
正解ワード:「〇〇してみてください」
「○○しなさい」という言葉は、「自分はあなたを動かせる立場にあります」という意味を裏に持ちます。ご自身の無意識による「上から目線」を匂わせてしまうのです。
アドバイスする場合、この言葉よりも、「なぜ、私は○○した方が良いと考えるのか」について理由を述べる時間を多く取ってください。
アドバイスの理由説明が不十分な状態で、「○○しなさい」という言葉を使うと、相手にストレスを与えかねません。そのため、「なぜ、自分が、こんなアドバイスをするのか」の理由に9割以上の時間を割き、納得させることに重きを置きましょう。
相手に行動を促す「結論」だけを述べてしまうと、人間関係はとても簡単に崩れてしまうのです。
②頑張れ
正解ワード:「応援しています」
「頑張れ」という言葉はキレイな言葉に聞こえますが…「頑張れ = あとはよろしく」と同じ意味なのです。つまり、「私は関係ない」と言っているのと同じ…
「頑張れ」という言葉をできれば避けて、「困ったらいつでもご相談くださいね」という言葉に言い換えましょう。
③自業自得だね
正解ワード:「その気持ち、分かります」
部下や後輩が、自らの失敗で苦しんでいるときに、悪気なく「自業自得だね」と思わず言ってしまった…あるいは、言いそうになった経験はありませんか?
どんなに相手の失敗が自業自得であっても、口に出してはいけません。「自業自得」という言葉を出してしまえば、アドバイスの機会は、そこで終了してしまうのです。
このように相手は、「わざわざ悩みを告白したのに、この人に言わなきゃ良かった…」という気持ちになります。
相手の話を聞き「自業自得だなぁ」と思ってしまったら、「そういうこともありますよね」と言いましょう。「自分も同じことをやってしまうのですよ」と気持ちで、フラットな立場をキープすることで信頼関係はさらに良くなります。
④ふーん…(…興味ない…)
正解ワード:「それは大変でしたね」
一生懸命に、悩みを打ち解けたのに、相手に興味なさそうされたら、誰でも嫌ですよね?(ちなみに、私は嫌です…)
こんなとき、言われた側は「相談する人を間違えたっ」という気持ちになります。
どうしても、相手の悩みに興味や共感が持てない場合は、「○○さんは、とてもセンシティブなんですね」と、「悩み事が大したことではない」ことを、薄々と相手に感じさせるのはいかがでしょうか!?
ちょっとしたテクニックかも知れませんが、信頼関係を壊さないために、とても重要なことだと思います。
最後に
悩み相談を受けたら、「適切な解決案を提示して、より信頼関係を深めたい」と思うのが、多くの人の心情だと思います。しかしながら、ときに「適切な解決案」は、その内容がどんなに素晴らしくても、「意図しない上下関係」により人間関係に傷を付けてしまいます。
ですので、ご自身がアドバイスするタイミングが来ましたら、まずは「共同体意識 = フラットな立場」をぜひ意識してみてください。きっと、良いアドバイザーになれると思いますよ。
ミエナさん、こんばんは。
今回の記事は、定期的に読んで心に留めておきたいことばかりです(汗)
もちろん10のエッセンスは全て大事だと思いますが、個人的には、「答えを言うではなく、気付きを導く」にハッとさせられました。。!
最近カウンセリングの勉強も始めたのですが、そちらに通じるものもあるような気がしています。
学び&修行の日々ですね。
いつもブログを楽しみにしています。
ありがとうございます♪
あーやさん、
コメントありがとうございます。
とても嬉しいです。
カウンセリングの勉強も頑張ってくださいね。
応援しています。
ミエナ