「嘘」とスピリチュアル【良い嘘と悪い嘘】

こんにちは、ミエナです。

今回は、「嘘とスピリチュアル」について書いていきます。

「嘘」とスピリチュアル

Q.みなさんの周りに「嘘つき」はいますか?

事実とは異なることを言いふらし、「他人に迷惑をかける人」、「自分のことを誇張しまう人」は、どんな職場や出会いの場においても、お一人はいますよね。

もしくは、あなた自身も、誰かに嘘をついているかも知れません…

私は、「すべてにおいて、真実を語ること」が必ずしも正しいとは思いません。

スピリチュアル的な観点においては、一言で嘘と言いましても、「良い嘘」と「悪い嘘」があります。この善悪の境はどこにあるのでしょうか?この記事で詳しく説明していきます。

「良い嘘」と「悪い嘘」

この世には、「良い嘘」と「悪い嘘」があります。この「嘘の善悪」の定義は、人によって曖昧ですよね。でも、スピリチュアル的には明確です。

嘘を言って、自分の波動が下がれば、「悪い嘘」です。反対に、嘘を言って、自分の波動が上がれば、「良い嘘」になります。

自分が嘘を言われた場合ですと、嘘をついた相手の波動が下がれば「悪い嘘」で、相手の波動が上がれば、「良い嘘」となります。

Aさん
波動…??ミエナがまた意味不明なこと言ってる…

Aさんのように思う方も多いと思いますが、以下で、さらに分かりやすく書いていきますね。

波動の下がる嘘(悪い嘘)

嘘つきのTさんを例に挙げます。Tさんは、いつも、下記のような嘘をついています。

Tさん
俺って、ハーバード大学を出たんだよ!

このような嘘をついたTさんは、スピリチュアル的にどうなるのでしょうか…

「自分の中の真実」と「自分の発言」に矛楯があると波動が下がる

誰しも、心に「真実」があります。

上記のTさんの場合は、「自分が過去にハーバード大学を卒業したか、していないか」は、誰よりも、Tさん自身が把握しているのですよね。

この場合、「ハーバード大学を卒業していない事実」を知っていながら、相手に「ハーバード大学を卒業した」と言えば、「自分の中の真実」と「相手に伝えた言葉」に矛楯が生じます。この時点で、人の波動は下がるのです。

このような嘘…つまり…

「自分の中の真実」と「相手に伝えた言葉」の矛楯を繰り返すと、波動が下がり続け、やがて、その人には天罰が下るのです。

参考記事:バチが当たる人と当たらない人の違い

「嘘つき」でも波動が下がらない人

どんなに嘘つきでも、波動が下がらない人もいます。

それは、どんなに嘘を言っても、「自分の中の真実」に忠実に喋っている人です。このようなタイプは、事実とは異なることを言っても、天罰が下ることはありません。

例:子どもの例

分かりやすくご説明するために、子どものたわいのない会話を例に挙げますね。

Y君
サンタクロースは、絶対にいる!
Sちゃん
Sちゃん
嘘だ〜。嘘つき!

Y君は、実際には存在しないサンタさんを信じ、一般的な通念とは異なる「嘘」をSちゃんに話しています。

でも、このような「嘘」は、波動を下げる要因になりません。それは、Y君の中で、「サンタさんは、絶対にいる」というのは、「自分の中の真実」だからです。いくらY君の発言が一般的な通念において「嘘」であっても、「自分の中の真実」と矛楯がないのです。

例:大人の例

今度は、大人を例に挙げてみます。

Wさん
俺は、売上100億円規模の会社の社長なる!
Xちゃん
Kさん
あっそ…(ほら吹き男…)

大人の例で見てみると、Wさんは、サラリーマンですが、「100億円企業の社長になる」と言っています。聞き手のKさんは、「絶対、嘘…」だと内心に思ってます。

この場合も、Wさんが自分の中で「100億円企業の社長になる」ことが、「自分の中の真実」だと思っていれば、波動は下がりません。

ただ、Wさんが、内心で「100億円企業の社長になるなんて、ホントは無理…」だと思っていたら、Wさんの波動は下がります。

嘘とスピリチュアルの関係は、「その人が何を言ったか」ではなく、「その人が発言した内容に対し、どの程度、本人がそれを”真実”だと思っているかどうか」が重要となります。

そのため…

相手がどんなに嘘を言っても、その人が「真実」だと疑わないのなら、嘘により、波動が下がったり、天罰が下ることはないのです。

嘘をつくことで自分の波動を上げる(嘘の現実化について)

ここまで嘘の中でも、「波動を下げる嘘」と「波動を下げない嘘」の2種類をご紹介しました。ここからは、「波動を上げる嘘」について書いていきます。

「波動を上げる嘘」とは、「嘘をつくことで自分の波動を上げる」という高度な嘘です。

ミエナ
「お世辞を言う」のは、「自分の波動を上げる嘘」ではありません。ここでは、スピリチュアル的な「良い嘘」について述べます。

例:新規事業の立ち上げ

仮に、あなたが、これから新規事業を立ち上げ、「よし、頑張ろう!」と意気込んでいたとします。

Q.みなさんは、こんなときに、周りの人から、どう言ってもらいたいですか?

私だったら、「絶対うまくいくよ!絶対!」と嘘だとしても、そう言ってもらいたいです。反対に、たとえ本音だとしても「うまくいかないに決まってる」と言ってほしくないものです…

ここで、「良い嘘」の条件の1つとしては、「絶対うまくいくよ!絶対!」と言うことを指します。

しかしながら、本気で「絶対うまくいくよ!絶対!」と思っていれば良いのですが、本気で思っていない場合、この嘘には、大きな信用に関わるリスクがあります。

仮に、あなたが、新規事業に成功すれば、「絶対うまくいくよ!絶対!」と応援してくれた人に感謝するでしょう。

しかしながら、自分の事業が失敗したら、「絶対うまくいくよ!絶対!」と言った人に対して、「テキトーに、その場を取り繕って、言ったんだなぁ…」と思い、その人に対して信用度を下げるでしょう。

だからこそ…

真面目な人ほど、「絶対うまくいくよ!絶対!」という無責任な発言はしません。

それは、未来において、成功する保証など、どこにもないからです。

「嘘を現実化させる」ために、相手をサポートする重要性

多くの人は、あなたが事業を始めたときに、「絶対うまくいくよ!絶対!」なんて、無責任なことは言わないでしょう。それは、その発言が、事業失敗のときに信用に関わるからです。

そのため、「うまくいくか、分からないけど、応援する」と発言する人が多いかもですね。

さてさて、嘘でも、「絶対うまくいくよ!絶対!」と言える人が波動を上げる条件をクリアしています。

でも、もう一つ、「嘘をつくことで自分の波動を上げる」条件があります。それは、ついた嘘を現実化させることです。

つまり…

「絶対うまくいくよ!絶対!」と言った人で、根拠なく嘘をついた場合、「新規事業が、本当に上手くいくようにサポートする」ことで、波動が上がります。

それは、「嘘を現実化させる力」を自分が発揮しているためで、(引き寄せの法則とも言えますが、)スピリチュアル的にプラスのエネルギーを相手のために使っているからです。

このような人は、たとえ、事業が失敗し、自分の発言が嘘になったとしても、信頼は損なわず、波動も上昇します。つまり、嘘で波動を上げたと言えるのです。

ミエナ
反対に、ひとまず、テキトーに「新規事業は上手くいく」と発言し、何もサポートしない人は、事業が失敗した段階で、発言が嘘になるために、波動が下がります。また、信頼関係も失います。

高い誠実さを持つと、勝手に「嘘は現実化する」

ちょっと極端な例で申し訳ございませんが…

現代において、仮にマザー・テレサが生きていたとして、彼女が、自分の新規事業に対し、何も知らないのに「絶対うまくいくよ!絶対!」と言ってくれたら、なんか本当に上手くいく気がしませんか!?

このように…

「高い誠実さを持つ人」には、「嘘を現実化させる力」があります。

そのために、「高い誠実さを持つ人」は、嘘をついても良いのです。それは、嘘が現実化し、嘘でなくなるためです。

「高い誠実さを持つ人」は、現実をねじ曲げる力をも持ち、それは、不可能すら可能し、「常識すら嘘に」し、反対に「嘘すら真実に」します。

スティーブ・ジョブズの「現実歪曲フィールド

故スティーブ・ジョブズが、かつて「現実歪曲フィールド」を使うことは、ちょっと有名な話です。

スティーブ・ジョブズとは、Apple Computer社の共同創設者である。 1955年2月24日、米国カルフォルニア州ロス・アルトス生まれ。 米国を代表する企業家の一人に数え上げられる。 2011年10月5日に死去。

スティーブ・ジョブズとは何? Weblio辞書

ジョブズは、パーソナルコンピュータを開発する上で、部下に「無理難題を押しつけ、根拠なく”それをできる”」と発言しました。すると、部下の開発者が不可能だと思ったことが、どんどん現実に可能になっていく…

現実をねじ曲げる、このジョブズの力を、部下たちが「現実歪曲フィールド」と呼び、現代でも伝説となっています。

ミエナ
ジョブズの「現実歪曲フィールド」の話は、映画にもなってますし、伝記にもよく書かれるエピソードです。ちなみに、ジョブズ関連の本は、10冊以上読みましたが、オススメは、漫画「スティーブ・ジョブズ」です。『テルマエ・ロマエ』の著者がよく研究して書いているので、結局、これだけOKくらいストーリーがまとめられて、分かりやすいです。

ジョブズの「現実歪曲フィールド」は、今では、超がつくブラック体質であり、パワハラにあたるかも知れませんが、その発言、姿勢が、本当の事業成功をもたらしたことは無視できません。

スピリチュアル的にも、「無理難題を、可能だと言う」ことは、「嘘」に当たりますが、「その嘘を可能にする」ことで、ジョブズの波動は上がり、そして、運気を味方にしたことは、1つの法則に則っていると言えます。

嘘を言う(根拠なく不可能を可能だと言う) → 嘘が現実化する → 嘘をついた人の波動が上がる

嘘には、このようなスピリチュアル的な効果もあります。

しかしながら、多くの人が、嘘をついたり、無責任な発言ができないのは、自分の「誠実さ」に自身が持てないからです。

反対に言えば…

嘘をついてまで、”絶対に上手くいく”と励ませられない人」は、(とても誠実な人だと思いますが、)まだまだ「誠実さアップの伸びしろ」がある

…ことになります。

「誠実さ」には、上限がないことが、このことからも、ご理解いただけたかな…と、思っています。

ミエナ
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