こんにちは、ミエナです。
今回は、「テレビを疑おう」というテーマで書いていきます。
テレビを疑おう
上記のAさんのように思う人も多いと思うのですが、私が今回、注目したいのは、「犯罪のニュース」です。
「犯罪のニュース」ってやたら、多くないですか!?通り魔、わいせつ行為、交通犯罪、覚醒剤、サイバー犯罪、詐欺などなど…
1日に、1つのニュース番組で、「犯罪のニュース」は、3〜4件くらい報道しますよね。そう考えると、年間で、約1,460件くらいの犯罪のニュースを、私たちは目にすることになります。
でも、私は、先日、ついに40歳になりましたけど、40年間で生きてきて、ニュースレベルの犯罪に関わったことは一度もありません。(私だけでないはず…)
ちなみに、私の近辺で起きたニュースで報道された事件は、40年の間で下記の4件だけです。
- 近所の用水路でワニガメが見つかる(1998年くらい)
- オウム高橋容疑者が、当時の自宅から2km先の漫画喫茶で逮捕された(2012年)
- 500m先の近所で、子育てに悩んだお母さんが、2歳の子どもを布団で巻いて死亡させてしまう事故発生(2020年)
- 小田急で無差別殺傷事件の発生日に、発生5時間前の”反対車線の小田急電車”に乗る(2021年)
大きい事件、小さい事件含めて、テレビ報道されたことを基準にしまして、大体、4件くらいです。ほとんどの事件は、私には実害はなく、単に「家から近いなぁくらい…」の印象で、知人も関わっていません。
1つのニュース番組で年間で1460件の犯罪のニュースが報道されたとして、これだけ考えると、日本は犯罪大国ですよね。周りの人は、みんな悪い人に見えてしまうレベル…
でも、実際に、私が生きてきた中で、ほとんど、犯罪を目撃していないのですよ…みなさん、どうですか?
1日に、4件の犯罪ニュースをテレビで観たとして、5歳から40歳まで見続けたら、5万1100件の犯罪ニュースを観ていることになります。
それで、実際に、遭遇しそうであった事件は、私の場合、4件です。つまり、テレビで報道される犯罪に関わる(?)確率は、0.0078%(私の場合)くらいです。ですので、
私は、テレビの犯罪ニュースの報道は多すぎると思っています。
もちろん、社会を震撼させるようなニュース、犯罪抑止に繋がるニュースもあるので、全部が無駄ではないのですが、実害と対比すると、そこまで、犯罪ニュースを報道するメリットが見いだせないです。
幼少期の「社会のイメージ」はテレビで作られる
1人の人間が、人生の中で遭遇する事件よりも、1万倍以上も多い事件の話を私たちは、見聞きしている可能性があります。
子どもの頃から、テレビを観て育った私たちは、無意識に「犯罪は身近にある」と誤解しながら、生きているかも知れません。
テレビの犯罪ニュースがもたらす精神ダメージ
なぜ、こんなことを私が、言い出すかというと、自分の心を霊視していたら、テレビの犯罪ニュースから受けていた「精神ダメージ」がことのほか大きいことに気付いたのです。
私は、マスコミを全て信用するタイプではないし、私はかつて、FMラジオですが、ニュース番組も作っていたので、ちょっとはメディアに対するリテラシーがあると思っていたのですが、自分の心の中を覗くと、幼少期の犯罪ニュースから受けていた「闇」が見えてきたのでした。
この「闇」に気付いたとき、自分の中で、ちょっとスッキリした気分になったと同時に、「これほどまでに、幼少期に観た犯罪ニュースが、心にネガティブな感情を抱かせていたのだ…」と驚きました。
日本は平和であるし、テレビで報道するような悪い人は、ほぼいない
Q.テレビを観ていると、世の中の1%くらいが、犯罪者のような気になりませんか?
仮に、世の中の1%も犯罪者がいたら、日本だと約120万人が犯罪者となります。ちなみに、
検察庁が発表した「起訴された人」の数は、 2019年の統計で8万1,186人です。
※上記は、起訴された人の数なので、厳密には犯罪者と異なります。
参考 サイト:検察庁 – 犯罪情勢(最終更新日:2021年1月8日)
1年間に起訴された人の数は、人口比で0.064%くらいです。
もちろん、示談で解決した事件・事故、未解決事件を含めたら、もっと人数が増えると思いますが、自分たちの身近に、犯罪者は、イメージと比較して、ほぼいない…(と、言えるのではないでしょうか!?)
※犯罪の内訳において、半数近くが窃盗です。人を傷付ける傷害事件は、全体の犯罪の中の10%くらいです。殺人事件となると、さらに極小…
「地球は悪い人だらけ」と子どもが信じる怖さ
犯罪ニュースを目にする子どもにとって、この星は、無情な犯罪者の多い星に映ってしまうかも知れません。
犯罪ニュースのイメージだけを信じていれば、子どもたちは、「自分もいつか数十年後には、2件か3件の大きな犯罪に巻き込まれるかも!?」と思ってしまうかも知れません。
でも、多くは、私のように、犯罪とは無縁。むしろ、過剰な犯罪ニュース報道により、「この世は、犯罪が多い」と誤認することで、無自覚に、精神的なダメージを受けることの方が影響が多いと私は思います。
ですので、私は、「子どもは、ニュース番組を観ない方が良い」と今は思ってます。犯罪ニュースは、真実ではなく、「虚構の犯罪大国 日本」のイメージを創っているのではないか…
みなさんも、ご自身が観ている犯罪ニュースと、実際に遭遇した犯罪数を比較してみてくださいね。何か気づきがあるかも知れません。
ミエナさん、こんにちは
いつもブログ更新ありがとうございます。
>1人の人間が、人生の中で遭遇する事件よりも、1万倍以上も多い事件の話を私たちは、見聞きしている可能性があります。
数字で考えるとととてもゾッとしますね…
私も地デジ化を期にテレビのニュースを見なくなってからかれこれ10年以上経ちますが全く問題が生じないどころか、メンタルが安定し、前より健全な思考ができるようになったと感じています。
特に影響されやすい子供は暗いニュースを垂れ流すニュース番組はみない方がいいですよね…
終始、記事を読みながら激しく頷いておりました(笑)また、数字で考えて比べてみるのはとても実感がわいてきて、おもしろいです。
いつも本当に楽しませていただいてありがとうございます。
わたなべこさん
コメントありがとうございます。
共感いただいて、嬉しいです。
犯罪ニュースって、避けようとして、見てしまう…
見るべきニュースと、見なくても良いニュースの判断が見る前に判ると良いのですが…
いつも楽しく記事を拝見しております。ありがとうございます。
確かに犯罪のニュースや暗いニュースを見ると、心に黒い影が広がるように感じる事があります。こんなに簡単に人が人を踏みにじる事が出来るのかと、大袈裟に言ってしまえば、人類の未来に希望が持てないと考えてしまう事もあります。大人の私でもこのような影響があるので、子供にとってはよくないですよね。
もし意図的に必要以上の暗いニュースや犯罪のニュースが流されているとすれば、誰が何の目的で行っているのでしょうか。
あえて、そこには言及しないようにしている場合は差し支えのない形でお願いいたします。
子供達には明るい未来を信じて成長してほしいものです。
子どもが赤ちゃんの頃から、スピリチュアルが好きで、ニュースの悪影響を見ていたので、あまり見せずに育てました。
でも土曜日夕方のクレヨンしんちゃんに子ども達がどハマりしてしまい、ドケチ尻でかオババやら、万年係長やら、夢はなかなか叶わないんやで、など喜んでいうようになってしまい、面白がりながら大人になった未来にネガティブなイメージがつくなんて改めて悪影響な漫画だったんだな…と思いました。
清川に住みたいさん
コメントありがとうございます。
クレヨンしんちゃんは、
私が子どもの頃ですが、
放映開始当時は、教育上の問題で社会批判が凄かったですよね。
子どもが、みんなマネして、両親にため口だったり、名前も呼びつけだったり…
映画で、2001年に賞を獲ったことで、今では、健全なアニメの一員ですが、
現代でも、同じ問題が起こってるのですね…