こんにちは、ミエナです。
今回は、霊能者の裏話である「孤独な浄霊ボランティアの実態」について書いていきます。
皆さんは、霊能者の仕事=「占いでお金を稼ぐこと」だと思っていませんか?
実は、私たちには誰にも言えない、もう一つの「裏の仕事」があります。
それは、1円にもならないどころか、数万円の自腹を切って全国を飛び回る「孤独な浄霊ボランティア」です。
神様から「あそこに行って霊を成仏させなさい」と指令が下れば、スコットランドでも山形県でも飛んでいく…。今日は、そんな霊能者の知られざる過酷なリアルについて、私の実体験をお話しします。
そもそも、”お金儲けの能力”を、神様が一部の人間だけに授けるのは変ですよね?
霊能者の仕事の多くは、依頼者の相談に対し、霊視やチャネリングによって真の問題をお伝えし、アドバイスすることです。
私は、この霊能力を28歳のときに授かり、それから10年後、この能力を使い熟せるようになったとき、霊能者として活動を始めました。
霊能者の仕事をざっくりご説明すると、私の場合、このブログで集客を行い、そして、鑑定依頼されたお客様に対し、霊視やチャネリングによって、運命を妨げる要因についてお話しています。
このようなお話をすると、このように感じませんか?
霊能者は、自分だけが持つ特別な能力を用い、お金儲けをしている…
霊能者が儲かる商売かは、本人の能力やビジネスモデルに依存するのですが、とりあえず、神様が一部の人間だけに、”お金儲けの能力”を授けていることは否定できません。
よくよく考えると、これってとても変な話ですよね?
なので、このようなお話をすると…

ということになってしまう…
でも、実際に活躍している霊能者は…
実は、あの世からの依頼には0円、または自腹を切って対応している
霊能者は、神様や守護霊様と話すことができる人間ですから、天界から依頼される「見えない仕事」があり、普通の人からは見えない側面があるのです。
神様からの指令「あの世からの依頼」は断れない
神様と会話できるのが霊能者ですから、常に「神様からの指令」を受け取ることができる立場であることは間違いありません。そして、その依頼を断ってはいけないことも、霊能者の多くが理解しています。
そのため、「神様からの指令」が来たときは、素直に従う他ないのです。
では、どのような「神様からの指令」があるかというと…
- 亡くなった霊を慰める
- 邪気の強い場所を浄化する
- 地球に住む妖精、精霊を救う
上記の3つです。この他にも、私の場合、無料でブログを公開し、神様がみなさんに伝えたいことを書いたりしています。
ただ、上記の3つは特に大変な仕事で、ストイックで完全ボランティアです。
成仏できない大勢の霊
この世に成仏できない霊は大勢おります。
なぜかというと、理不尽に亡くなるケースが多いからです。事故死、災害、戦争、大量殺人(国外の場合、国家ぐるみのケースも多い)などです。
2011年の東日本大震災では多くの方がお亡くなりになっていますし、各地の災害や事故で大勢の方が同時に亡くなるケースは、非常に多いです。
慰霊塔を建てて、霊を慰めることが多いと思うのですが、実は過去の事故や災害においては、未だ成仏していない霊も多いのです。
私が浄霊を神様より依頼されるパターンの多くは、個人セッションでの相談者様のご親族で、事故などお亡くなりになった方のケースが多いです。
浄霊は正直な話、難易度が高く、①霊と会話し、②成仏する決意を持たせ、③天界から使者を呼び、一緒に連れて行ってもらうよう調整します。
私の知っている霊能者(霊能力で商売をしていない方)の間では、「上に上げる」と言っていますが、なかなか多くのエネルギーを使います。
交通費も自腹!ボランティアで浄霊を行う霊能者の実態
私が霊能者として仕事を始める前のサラリーマン時代、霊能力がある方々と一緒に全国を廻りましたが、結構、あり得ない体験をしました。
簡単に概要をお話しすると…
- 神様から行き先を指定される
- その行き先を現地に行って探す
- 問題の土地で、霊や邪気を浄化する
上記の流れで行います。
当時の私はスコットランド、高知県、山口県、山形県…などなど様々な場所に霊能力が高い5人で浄化作業を行いました。
特に、スコットランドに行ったとき、1泊3日で30万円かかりました。スケジュールを神様が決めるので、本当にあり得ない計画なんですよ。「どこまで指令に対して忠実でいられるのか」を神様に試されているようでした。
ちなみに、1泊3日の旅程を立てると、イギリスの入国審査で捕まります。だって、普通の観光客ではないから、「運び屋」と間違えられるのですよね。
イギリスでの滞在時間は24時間を切っていて、1時間でも無駄にできないのに、入国管理官を英語で説得して入国させてもらいます。ちなみに、このときは4人で行って誰も英語を話せず苦労しました。その後、6時間以上、高速道路を運転…ほぼ寝てない状態で、初めての国で運転…あのとき、交通事故で死ななかったのは不思議でしょうがありません。
これは、極端な例かも知れませんが、私のときは結構ハードでした。
※参考記事:精霊に好かれる人になるための秘訣:英国まで会いに行った私の見解
浄霊も大変だけど、浄化する場所を見つけるのが難しい
先ほど、神様からの指令について、3つの手順を挙げましたが、この中で1番難しいのが「神様から行き先を指定される」と「その行き先を現地に行って探す」ことです。
神様が具体的な地名をはっきりした声で指定してくだされば、何も苦労はないのです。神様からの指定はどこか暗号のようになっていて、浄化する場所を探すのさえ苦労します。
今の私ならかなり具体的に場所を判別可能ですが、当時は、霊能者の仕事をしたこともないドトールのカフェ店員だった女性が「神様からの指令」を受け取る役目だったので、行き先を絞るのに数時間を要しました。基本的には地名らしき暗号を彼女が受け取り、その暗号のような地名を元に、実際の地図と照らし合わせます。大体の場所が分かったら、現地に赴き、その場所を探します。
行き先が、神社やお寺だったら、まだ簡単なのですが、何もない原っぱの真ん中だったり、普通の1本の木だったりすることがあります。こうなると、現地で右往左往することになるのです。
問題の場所を見つけたら、霊や邪気を浄化するだけ
問題の場所を見つけたら、後はその場所を浄化したり、そこに祀られる神様のメッセージを伺うだけです。私たち5人の場合、浄化が得意な高齢女性がいましたので、比較的すんなり終わりました。
大体、場所を見つけたら、15分も掛からず、ミッションが終了します。
1つの場所を浄化するだけで、それがまるでオセロの角を取ったときのように、黒い盤面を白くすることができます。だからこそ、完了したときは自然と充実感があります。
一方で、メンバーの中には「浄化が完了したかどうかを察知する能力がない人」もおり、その方は、充実感を味わえず、このような無償活動に対して苦悩していました。
誰にも理解されない謎の苦労
私のような活動をしている霊能者の方に多く出会っています。だからこそ、尊敬できる霊能者も多いのですが、それぞれ皆さんがどれくらいストイックに活動されているかは、人それぞれだと思います。
ただ、かつての私の苦労をここでお話すると…
- 活動そのものはボランティアで1円にもならない
- 3ヶ月に1度の頻度で、1回の活動ごとに数万円のお金がかかる
- 観光してはいけない
- 旅は最短日数で行う
上記によって、サラリーマンにとっては結構大変でした。観光地に行っても、目的地以外に行けないし、名物料理を楽しむ余裕さえない…
このような自腹の活動を、霊能力を使える普通の人たち(中には普通の主婦も)が、自主的にやっているのです。そして、彼らは、そのような活動費が捻出できるほど、裕福ではありません。メンバーの一人はドトールでアルバイトしているくらいですから、毎月数万円の経費は、非常に大きい出費のはずです。
そして、このボランティアは、誰からも感謝されません。なぜなら、活動自体が内密ですし、依頼者は神様だからです。
つまり、人間からは感謝されない…
それでも、彼らが、その活動を続けるのは、自分たちの活動が地球を救うと本気で信じているからでしょう。
なぜ、神様は人間に浄霊を依頼するのか?
神様は、地球の波動が低いことを懸念しています。そこで、多くの病める霊を浄霊することで、地球の波動を上げようとしているのです。
では、なぜ、神様は、一部の霊能者に指示し、浄霊をさせるのか?(神様ご自身でなぜ、行わないのか?)
この理由は、神様の住む神界と、我々の住む現実界が離れているからです。つまり、幽霊というのは、現実界から浄霊した方が簡単なこともあるのです。
幽霊は、地縛霊となり、地域に根付き、浮遊します。そのため、その地域から脱却させ、成仏させる必要があります。なので、その地域に出向き、霊を浄霊する霊能者が神様によって、必要な存在なのです。
また、霊能者が自分の判断で、霊を成仏させることはできません。
だから、アニメや映画にあるような「悪霊退散!」みたいな浄化方法は嘘なのです。(邪気であれば、一方的に浄化可能です。)
この理由は、霊であっても「自由意志」があること、そして、浄化した後に霊を天界に連れて行くには神様の許可が必要だからです。
全ての霊が成仏を望むわけではないために、個別の霊と会話して、成仏するように説得するわけですね。
私のところに来る未浄化霊たち
神様からの指令以外でも、私のところに未浄化霊がやってくることはよくあります。
特に、死亡事故のニュースを見たとき、死者が出た事故現場に行ったときが多いです。
事故で亡くなった方の場合、「どうやら、死んだようなのです。」と、私に話しかけてきます。子どもの霊の場合、「一緒に遊んでほしい」とついてきます。
なぜ、私のところに来るかというと、どうやら、あの世から見ると、私は目立っているようで、発見しやすいらしいです。暗闇の中に、私がぽつんと光っているから、見つけやすいのです。
それで、ニュースを見たり、事故現場の惨状を知ると、私は無意識に亡くなった方に同情し、霊と私の波動が合って、会話が成立するのです。
しかしながら、亡くなった方には申し訳ありませんが、私は成仏のお手伝いはしません。なぜなら、成仏するかどうかは、私が決めることではないからです。ちゃんと天界の許可が必要なのです。
なので、幽霊に相談に来られても、ちょっと話を聞いてお別れします。
地球の波動を上げようとすることと、高額なセミナー料金をとることは別
0円で地球の波動を上げようと努力する霊能者がいる一方で、高額なセミナーで、地球の波動を上げようするスピリチュアル・カウンセラーもおります。
私たちは、気付かなくてはいけない。
「地球の波動を上げる」という壮大で、慈悲深い活動は本当に高額なセミナー料金に支えられるべきなのか?
0円どころか、身銭を切って活動する(商売をしていない)霊能力者の存在を通じ、なぜ、神様は一部の人間に特別な能力を与えたのか、知らなくてはいけません。
最後に
私たち霊能者が、誰にも知られずに使命を果たしているように、あなたにも、まだ気づいていない「魂が震えるような使命(適職)」が必ずあります。
もし今、仕事でモヤモヤしていたり、「自分の居場所はここじゃない」と感じているなら、それは「裏の使命」に気づくタイミングかもしれません。
あなたが生まれてきた本当の意味、私と一緒に探してみませんか?
