こんにちは、ミエナです。
今回は、大人のための「やりたいこと」の見つけ方について書いていきます。
大人のための「やりたいこと」の見つけ方
Q.あなたは、自分の「やりたいこと」をきちんと理解していますか?
自分の生涯をかけた心から「やりたいこと」に対して、はっきり明言できるでしょうか?それは、仕事であったり、趣味であったりと自分の人生をより良くするで非常に大切なことです。
自分の「やりたいこと」があやふやであれば、生きる喜びもきっと半減することでしょう。
やる気が努力を生み、努力が成果を生み、人からの信頼が深まる
あなたがもし、自分の「やりたいこと」に対し、明確に理解できているのならば、その結果はひとりでに付いてくるでしょう。情熱が努力を生み、仲間を集め、そして、さらなる信頼獲得に繋がるからです。
ただし、「やりたいこと」を明確に言葉で言い表せる人は多くありません。一見、自信満々の企業の社長さんでも「引退したら何しよう…」とか考えてしまいますし、子育て中のママさんも子育て後の自分の生き方をなかなか定めずにいる人は大勢います。
でも、自分の幼少期を思い出してみてください。学校で書かされた将来の夢の欄に、きっとはっきり「やりたいこと」を明文化させていたことでしょう。
小さい子どもでもできる「やりたいこと」の発見…でも、大人がそれをできない現状…この記事では、なぜ「やりたいこと」は見つかりにくいのか、また、どうやったら見つかるのかについて詳しく述べて行きます。
瞑想だけでは「やりたいこと」は見つからない…
小さい子どもに、「将来、何になりたい?」と尋ねれば、すぐに「ケーキ屋さん!」とか「警察官」など、明確な答えが返ってきます。でも、反対に大人に同じ質問をすると、「えっと…」と戸惑う人も多いでしょう。
上記のAさんのように考える方も多いと思いますが、私は異なると思います。実は、大人も自分と向き合うときは、とても素直なのです。大人は、人前では利害関係も相まって、素直でないときもありますが、自分に対し正直に向き合う方は大勢います。それでも、「やりたいこと」を見いだせないこともあるのです。
瞑想によって、「やりたいこと」を見いだそうとする人もいるでしょう。でも、瞑想でも見えてこないでしょう。それは、瞑想が右脳を使った感覚な要素に依存するためです。感覚値で見つかった「やりたいこと」を長期間に渡って努力することは、普通の感覚では難しいのです。
そうなると、より論理的に思考し、「やりたいこと」を模索する必要があるのです。つまり、左脳も「やりたいこと」を探す上でとても重要になります。
情報量が多いことで「やりたいこと」が明確にならない
子どもは「やりたいこと」がすぐに見つかり、大人が見つけられないのは…
大人の方が、子どもより持っている情報量が多い
からです。
子どもの場合、経験や知識、また自己理解が大人よりも少ないため、「やりたいこと」が明確になりやすいのです。処理するデータ量が大人の比ではありません。
一方で、大人が「やりたいこと」を見つけ出すのに使うデータは膨大です。
▼大人が「やりたいこと」を見つけ出すのに使うデータ例
- 実行するまでの資金
- 時間
- 実行後のリスク
- 家族などの同意
- 自分の体力
- 実行にかかる手間と労力
- 周りの人の目
- 自分の経歴
- 自分の学歴
- 自分の性格との相性
- 自分のスキルや才能
- ライバルの存在…などなど
上記のことを加味して大人は「やりたいこと」を見つけようとします。でも、こんな大量データと合致する「やりたいこと」なんて、この世に存在するのでしょうか?
この地球に存在しない自分の「やりたいこと」を探してしまう…
自分が持ちうる全ての「自分に関するデータ」を駆使し、自分が心から「やりたいこと」を探す…でも、そんなものは、この世に存在しません。
そう…私たちは、一生懸命に「やりたいこと」を探すうちに、存在しないものを追い求めているのです。「ないもの」を探しても、時間だけが過ぎていきます。そして、自分が死ぬ間際に「もっと、やりたいことをやればよかった」と後悔する…かも
「やりたいこと」を見つけることは大切。でも、方法を変えよう
「やりたいこと」を見つけるプロセスは、不毛になりがちです。自分データにぴったり合致する奇跡的なものは、地球には存在しない可能性があるからです。空想の世界には存在するかも知れませんが、あなたが手に入れたいのはきっとリアルの世界での「やりたいこと」ですよね。
データを捨てよう
「やりたいこと」を自分の持ちうる大量データを加味し、「やりたいこと」を見つけようとしてはいけません。
なぜなら、一生かかって見つからない可能性があるからです。
例①:自分は目立ちたくないから、やりたいことをやって成功し、有名になったらどうしよう…
自分の性格を加味にして「やりたいこと」を見つけようとすると、上記のような思考の阻害要因が浮かぶかも知れません。
例②:やりたいことがあるけど、お金がない…
上記は、自分の資産状況が、阻害要因になっています。
こんな風に、自分の持つ「自分データ」こそが、思考の邪魔になるのですね。では、一旦、この「自分データ」を捨ててみましょう。
「やりたいこと」の見つけるために仮定法を用いる
仮定法とは、「自分がもし、○○だったら」という考え方です。
▼やりたいことを見つけるための仮定法の使い方例
- もし、お金が無限にあったら…
- もし、全ての才能が手に入ったら…
- もし、両親が「自分のやりたいことに全力で協力する」と言ったら…
上記のように…
仮定法を用いることで、「やりたいこと」を見つける上で、これまで邪魔だった「自分データ」による阻害がなくなります。
つまり、やりたいことを見つける思考回路がスッキリするのです。自分データを全て加味し、自分のやりたいことを見つけようとすると混乱するのですが、仮定法を用いることで、建設的な思考ができるようになります。
仮定条件は何でも良い
「やりたいこと」を見つける上で使用する仮定の条件は、何でも良いです。様々な仮定条件を用い、色々、試してください。
もし、自分が東大卒だったら、何がやりたいかなぁ
学歴にコンプレックスがある方は、上記のような仮定法も有効でしょう。
もし、明日、死ぬならば、何がやりたいかなぁ
こんな風に「死」を連想することでも、自分探しのヒントが得られます。とにかく、コツは、思考停止による「やりたいこと」を探すプロセスにおける現実逃避に陥らないことです。
日本人は仮定法が得意な民族!?
「仮定法は、どこかリアリティがない…」、「そんな方法で、やりたいことを見つけても意味ない」と思う方もいるかも知れませんが、優秀な外資系コンサルだって「仮説思考」を用いますし、ましてや、日本人は、この仮定法で巨額の富を得ている国なのですよね。
そう…まさに日本のアニメは、「仮定法」の集約ですよね。
「もし、○○だったら…」という現実をねじ曲げてアニメは生まれています。そういう意味で、日本人の仮定法は、世界トップクラスではないでしょうか!?
現実をデフォルメすることでアニメは生まれます。デフォルメすることで、リアルと比較し、思考に必要なデータ量が減るのです。データ量が減ることで、より重要な気づきを得ることができる…
日本のアニメが世界で愛されるのは、その世界観がシンプルであり、思考を邪魔する無駄な要素がないからです。だから、アニメが使っているこの仮定法をもっと私たちも日常に用いるべきと考えます。
自分の頭で、仮定法ができると、アニメ、ドラマ、映画などのコンテンツが逆につまらなく感じるでしょう。
なぜなら、自分の人生がまるで映画のように見えてくるからです。つまり、自分が主人公になったかのような世界観を得られます。
こうなれば、もうやりたいことなんて、すぐに見つかりますよね!
コメントをもらえると嬉しいです(´∇`)