南海トラフ地震は1年後ってホント? 非科学な予言を信じるべきではない理由

こんにちは、ミエナです。

今回は、「非科学な予言で信じるべきではない理由」について書いていきます。

3月11日で東日本大震災の発生から13年が経過します。13年前のこの日、震災により多くの尊い命が失われました。 震災で亡くなられた方々に対し哀悼の意を表します。

非科学な予言を信じるべきではない理由

大災害で多くの犠牲者を出さないためにも、事前にその日が分かったら、どんなに良いことでしょうか。事前に分かっていたら、安全な地域に避難できるし、避難後の支援も万全、経済的なダメージも抑えることができます。

でも、そんなことは可能なのでしょうか?もし、それが可能ならば、30年以内に約70%の確率で発生すると言われる大規模地震「南海トラフ地震」も、災害規模を最小限にすることができるかも知れません。

南海トラフ地震は2025年7月5日に起こる?

1999年に発表した「私が見た未来」という漫画のカバーイラストに、「大災害は、2011年3月」と書いたたつき諒さんという漫画家がおります。この漫画を最後に、たつき諒さんは漫画家を引退しているのですが、震災当時は、この予言的中が大きな話題になりました。

このような状況を受け、たつき諒さんが2021年に予言したのが、2025年7月5日に大津波が来るというもの。フィリピン海沖で大地震が発生し、東日本大震災の3倍もの大津波が日本の太平洋沿岸を襲う夢を見たそうです。このたつき諒さんの予言(予知夢)に便乗してかは分かりませんが、「南海トラフ地震は2025年7月に起こるのではないか」と語る人が大勢おります。

最先端技術による地震予測の限界点

今から1年前に「能登半島でM7クラスの地震が起きる」と継承を鳴らした地震学者がいます。日本地震予知学会会長の長尾 年恭(ながお としやす)さんです。この方は、気象庁が出している過去の震源データを、独自開発したアルゴリズムで分析し予測を行ったようです。

現在、気象庁では、全国に800カ所程度の地震計を設置しており、そこで得られたデータが、今後の地震予測を支えています。

参考記事:《“地下の異常”を観測》日本地震予知学会会長が作成した「2024年の要警戒エリア」 1年前には「能登半島M7」を警告

大地震に怯えるのは、大昔の人が飢饉に怯えるのと同じ

かつての日本では、天気予報の技術がないために、多くの人は飢饉を恐れ、雨乞いをしたり、神様に生け贄を差し出したりしていました。いつ日照りが収まり、雨が降るのか予測できずに怯えていたわけです。

でも、現代なら2週間先くらいまでなら、大まかな雨の予測ができます。天候に怯えることは、現代なら稀なわけです。このような天気予報を可能にしているのが、下記から得られる大量の気象データです。

上記の大量データを気象庁のスーパーコンピュータで分析することで、天気予報は精度を上げていきました。

分析に必要なデータ取得が大変だから、地震予測ができない…

地表付近に設置する地震計やGPSなどの観測機器では、地中深部の情報を推定するには限界がある

地震予測可能性を探る国際共同研究:響き合う人とデータ統計数理研究所

地震専門家が上記のように語るまでもなく、地震データの収集は容易ではありません。大気であれば、衛星から赤外線を使い、雲や海・陸の温度、大気中の水分量を計測できたりしますが、地中となると赤外線も通しませんし。

地震は「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じ理屈

天気予報の精度が上がったのは、観測データの取得がかつてよりも容易になったからです。反対に、地震予測が難しいのは、地中深くの観測データが簡単に得られないためでしょう。

そういう意味で、データ収集こそ地震予測の未来があると思うのですが、このように言える背景には、地震は「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じ理屈で発生しているからです。

風が吹けば桶屋が儲かる:何か事が起きると巡り巡って思いがけない意外なところにも影響が出ること。

上記のように、地震も小さな出来事の繋がりが大きなうねりとなり、大災害をもたらします。地震を正確に予測するには、小さな変化を広範囲に捉え、高度な分析が必要なわけです。

ではここで、スピリチュアルの話に戻ります。

神様が、この世で起きている全ての些細な出来事を全て把握しているかというと、そんなわけありません。

下記をご覧ください。

3次元(低波動)・・・人間・人間以外の生物が住む世界← 地震発生

4次元・・・幽霊などの住む世界

5次元(高波動)以上・・・神様や守護霊などの住む世界

上記のように、5次元(高波動)の領域にいる神様たちは、低波動の3次元で起こることを100%把握できません。3次元の低波動領域は、ランダム性が高く、まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」というカオス状態なのです。

ミエナ
私たちの住む3次元の領域が、高波動になると、神様も地震を感知可能だと思います。そのためには、いわゆるアセンションが必要ですが…

そういう意味で言うと、神様からのメッセージにて、地震を予知することは「1年前」というレベルでは難しいでしょう。(地震が起こる直前に、チャネリングによって予知は可能かも知れませんが…)

また、3次元に最適化された人間の肉体は、野生の勘(虫の知らせ)が働きます。そのため、地震が起こる直前で、それを予知できる人は大勢いると思います。でも、「虫の知らせ」たって、1年後の予測は無理ではないでしょうか…

神様たちは、地震予知よりも被災後の救済に力を入れる

いつ地震が起きるどうかは、誰にも分かりません。神様も同様です。

でも、地震発生前には、3次元のカオスが増大し、5次元の領域からでも発見しやすくなるため、神様は人間よりも早く地震が来るのを察知するでしょう。

そして、そのメッセージを受け取ることができる人間へは、地震前に避難を促すことができるかも知れません。でも、それは完璧な避難準備ができるほど、余裕のあるものではないと思います。

ミエナ
どちらかというと、神様たちは、地震予知よりも地震後の救済に力を入れるでしょう。被災によるカオスの増大を食い止めることに尽力されるはずです。

予言に怯えるのは時代錯誤

地震は、小さな不確定要素の偶発的な連鎖(カオス)から生まれるため、その対極にある「調和の世界」に住む神様からは予測しにくいものです。

よって、地震予測は、科学や統計データの領域であり、非科学的に推測する領域ではありません。

ミエナ
ちなみに、地震は3次元の事象なので、スピリチュアルカウンセラーよりも、極度に波動の低い悪魔教の人の方が的中率は高いと思います。

ですので、地震の予言の怯えるのではなく、いつ災害が起こっても良いように防災、備蓄に努めることが重要だと思います。

最後に、ノストラダムスの大予言だって、人々に恐怖を与え、オウム真理教信者によるテロ事件を誘発しただけで、誰一人救っていません。恐怖を煽るやり方は、まさに生け贄を行っていた大昔の慣習と似ているように感じます。

地震予測は、データ収集がさらに容易になれば、いつかきっと実現します。だから今、私たちにできることは、政府がもっと地震研究の投資するよう要請することだったり、自ら災害に備えることではないでしょうか。

ミエナ
ミエナ
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