人種差別をなくすには、どうすれば良いのか?

  • 2022年5月19日
  • 2022年5月19日
  • 社会

こんにちは、ミエナです。

今回は、「人種差別」について書いていきます。

先月、WHO事務局長のテドロス・アダノム氏が、ロシアが侵攻したウクライナに対する支援について、「世界全体に影響を及ぼす」ことから「とても大事」だとした上で、「黒人の命と白人の命について、世界は本当に同じだけの関心をもっているのか疑わしい」と発言し話題になりました。

参考記事:「世界は黒人の命に偏見」 ウクライナ支援に絡んでWHO事務局長

世界中でウクライナへの支援が進む中で、アフリカの黒人に対する支援は、あまり進まない…テドロス氏自身がエチオピア出身であることも大きいのですが、彼の発言は、この世界の「人種差別」の様相を端的に表していると感じます。

ミエナ
私は、今回のテドロス氏の発言には賛同しますが、テドロス氏自身を支持しているわけではありません。念のため…

人種差別をなくすには、どうすれば良いのか?

Q.あなたは、人種差別していますか?

自分で問いかけておいて、アレなのですが…この質問って、本当に答えにくいですよね。

一般的に日本人は、アメリカなどと異なり、そもそも多く人種と関わることが多くありませんから、「差別も何も…」と感じるかも知れません。

そして、きっと多くの日本人は、外国の方にも、人種の分け隔てなく、できるだけ親切にしようと心がけているはずです。意識的には、「人種差別」に反対し、「自分は、人種差別に加担していない」という想いがあるはずです。

では、質問を変えてみましょう。

Q.あなたは、もし生まれ変わったら、来世、どの人種として生まれてきたいですか?白人ですか?黄色人種ですか?黒人ですか?

私は、生まれ変わるなら、日本人が良いです。人種で言うならば、黄色人種です。次に白人です。そして、最後は黒人です。

私は、自分で、人種差別はしていないつもりですが、「自分が生まれ変わるなら」という視点で捉えると、上記のような優先順位をつけてしまいます。

さて、同じ質問をアフリカの黒人の方に行ったら、どうなのでしょうか?

私の予想は、黒人の方は、きっと「生まれ変わっても、黒人になりたい」と言うのではないでしょうか。それは、自らの人種に誇りを持ち、自分のアイデンティティを大切にしていると思うからです。生きている限り、「生まれ変わったら、他の人種が良い」と考える人は、全体として多くないはずです。

さらに、「アフリカに住む黒人に対し、日本人に生まれ変わりたいか?」と訊いたら、きっと「NO」と答えるのではないかと思います。

ミエナ
日本人がどんなに素晴らしい民族だったとして、日本に関する知識がなければ、「日本人に生まれ変わりたい」とは答えませんよね。

人種差別は、「道徳の問題」ではなく「知識量の差」から生まれる

「あなたは、生まれ変わったら、来世、どの人種として生まれてきたいですか?」という質問は、「どの人種が優れているか」という優生学的な視点で答えるのではなく、おおよそ「今の自分にとって、どの人種が身近に感じるのか?」という観点でその答えが導かれると思うのです。

その視点で、人種差別を考えていくと、日本人においては、そもそも相対的にアフリカ人への知識に欠け身近に感じておらず、反対に、白人に対する知識量が偏って多いことが、無意識に「それぞれの人種に対して、感情の差が生まれてしまう」ことになります。

つまり…

人種差別が起こるのは、「差別の対象となる人種を見下しているから」と考えるのは、全くの論外です。

特定の人種を見下すほど、その人種に対し、知識がないのですから。

ただ単に、それぞれの人種に対する知識量が差が、意図せずに人種差別を生んでしまう

「遠い国の人」よりも、「近い国の人」を身近に感じることで、人種差別が生まれる…悲しいけど、人種差別は、「道徳の問題」ではなく「知識量の差」なのです。

遠い国から「生きるヒント」を学ぼうとする気持ち

人種差別は、それぞれの人種への知識量の違いから生まれます。

そのため、人種差別は、意図せずとも、自然に発生するのです。

私たちの社会は、白人の情報は簡単に手に入り、反対に、黒人の情報は、手に入りにくいです。

ミエナ
書店に行っても、アフリカの大学のビジネス書なんて、置いてないですよね。さらに、ニュース報道も、アフリカの事件より、欧米のニュース報道が多いです。

ですので、人種差別うんぬんの前に、実は、この社会全体が、「アフリカの良いところ」を見習う機会をロスしているとも言えるのです。

「人が、充実した人生を送る上でのコツ」を学ぶ機会が、先進国からの情報に偏っているのですね。

だから…

人種差別をなくすためには、「人種差別をやめよう」と声高に叫ぶよりも、それぞれの国から、満遍なく「よりよく生きるための知識」を得ようという姿勢が重要ではないかと思うのです。

そうすることで、それぞれの人種の持つ「誇り」、「アイデンティティ」をより良く理解できます。そうした結果、自分たちも豊かになり、人種への偏見も消えていく…

以上です。

ミエナ
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