こんにちは、ミエナです。
今回は、「心の成長ステージ」の男性編を書いていきます。
「心の成長ステージ」とは何か?
「心の成長ステージ」は、一人の人間が人生を通じて、悩みなく心豊かに生きていく上で必要な心の成長過程を表したものです。ステージは①から⑦まであり、順番に数字が上がるほど心が成長するものとします。
私は、悩みの多さなどは心の成長に関係ないと思っており、どちらかというと、その人の「意識」に着目しています。ですので、どんなにメンタルダウンしている状態であっても、「意識」が正しい方向に向いているかが、これらのステージ分けの基準になっています。
▼7つの心の成長ステージ(男性編)
- 自分を信じるステージ
- 自分のポジションを理解するステージ
- 自分の魅力を理解し、社会で発揮するステージ
- 自分を大切にするステージ
- 仲間を幸せにするステージ
- 「理想の社会」を描くステージ
- 使命に目覚めるステージ
上記7つの各ステージの説明を以下で行っていきます。
①自分を信じるステージ
「心の成長ステージ」の最初のステージは、「自分を信じる」です。
例えば…
- 自分には、きっと誰しも驚くような能力が備わっているはずだ!
- いつか絶対に成功できる
- まだ、俺、本気出してねーし…
上記のような気持ちを胸に秘め、心のどこかに「自分を信じる自分」を持っている状態です。
男性社会は、言うまでもなく競争社会です。周りの人に対し、優位性を持つことで生き残ることができます。ただ、最初から能力を発揮する人はいません。まずは、自らの優位性を発揮するまでの忍耐力が必要です。
★ステージ①のポイント
「自分は、ダメ人間だ…」と嘆いていても、心のどこかで「俺の人生は、こんなもんじゃない!」と心燃やすことができれば、人はいつでも新しいスタートを切ることができます。
しかしながら、一方で、自分自身の価値観が偏っていると、大きな挫折を味わったときに立ち上がることができません。例えば、学歴ばかり気にする人は、受験で失敗すると、精神ダメージが大きく、挫折状態が長引きます。
自分を信じる心を持つためには、様々な人の価値観を受け入れていくことも大切なのです。
②自分のポジションを理解するステージ
男性社会で一番嫌われるタイプって、「空気の読めない & 格好つけたがる人」ではないしょうか!?
自分自身を正確に把握せずに、周りをひっかき回すタイプの人は、いくら自信を持っていても、周囲の信用を得ることはできません。
例えば…野球チームでいうなら、一番バッターで出塁を求められている選手が、観衆の前で目立とうとしてホームランを打とうとして空振り…「俺なら、行けると思ってた」と言い訳しても、信頼は落ちますよね…。
男性は、①自分を信じるステージを越えたら、次は、自分の役割(ポジション)を理解するステージに入ります。自分の役割ではない場面では、でしゃばらずに仲間を信じる。ときに脇役を演じきるのも大切です。
★ステージ②のポイント
男性社会は、「競争社会」でありながらも、同時に「団結力」も求められます。生き残るには、競争に勝つ必要があるけど、勝てない間は、団結できる力を同時に身に付ける必要があるのです。そのために、活躍したい気持ちを抑える力が欠かせません。心に、大きな夢を持ちつつ、仲間を立てることも心の成長の1つなのです。
③自分の魅力を理解し、社会で発揮するステージ
男性は、自らのポジションを把握できるようになると、どんどん仲間が増えていきます。仲間が増えてくると、仲間同士で、褒め合う機会も生まれてきます。
例えば、仲間同士の会話で…
- 君は、○○が得意だよね。さすがだね。
- オマエのそういうところ、好きだよ。
- ○○ができるなんて、すごいよね。
上記のように、心の成長レベルが上がってくると、男性同士で互いをリスペクトする機会は多くなっていくものです。こんな会話を繰り返していると、「自分の魅力って、○○なんだ」と、徐々に自らの優位性に気付いていくのです。
特技がないように思えていた自分が、周りの声によって魅力に気付く…そうなると、男性は、「もっと、自分の特技を活かして、上を目指そう」と思えるようになってきます。
★ステージ③のポイント
このステージの周りの人から「すごいね」と言われたら、照れずに「そうだよね」と心の中で受け止めていくことが重要です。
「他人は、俺のこと、あー言ってるけど…俺は、そうは思わない…」みたいなネガティブな気持ちを湧かせてしまうと、開花されるはずの才能が放置されてしまうかもしれません…。
④自分を大切にするステージ
女性は、「自分を大切にするステージ」が最初のステージに当たるのですが、男性の場合、このステージは、4番目のステージです。
男性は、「人から評価されて初めて自分を愛せる」という心の性質を持ち、「周りからの評価を無視して自分を愛す」のは得意ではないのです。
そのため、多くの男性は、このステージ④になかなか到達ができません(ステージ③と④の間には大きな壁があるのです)
そもそも、会社から評価されていないのに、「自分大好き」とか言っている男性って…ちょっとダメ…ですよね。下手するとリストラ候補になっちゃうかもしれませんし…。そうなると、家庭を持っていたら、離婚されてしまうかもしれませんし、生活も維持できません。
「自分大好き」であり、会社でも評価される…それって、すごいことなのです。「今日は、疲れたから、帰ります」と言って、仕事をほっぽり出しても、社長から「君が必要だ」と言われるような人間が、このステージの人です。
★ステージ④のポイント
会社からの評価に振り回されず、「人として大事なものは何か?」に気付かないと、自分を大切にすることはできません。揺るぎない価値観こそが、このステージには必要なのです。
ただ、どんどん自分を大事にしていくと、競争相手だったライバルが仲間になってきます。それは、新しい人生が開けるのと同じ意味を持つのではないでしょうか。
⑤仲間を幸せにするステージ
「人として大事なものは何か?」に気付くと、自然と「自分を大切する気持ち」が生まれます。その気持ちは、周りにも波及し、自分を支える家族、友人に対しても、心から優しくなれます。
そのため、このステージに入ると、リーダーとしての才覚が生まれてきます。利害関係に紐付いただけのリーダーではなく、心から慕われる真のリーダーです。
真のリーダーの最初の役割は、周りの仲間を幸せにすることではないでしょうか。ビジョンが未熟な時期であっても、目の前の人の幸せを願うことで、心はさらに磨かれていきます。
★ステージ⑤のポイント
このステージの人は、敵を作らないことがポイントです。「競争」ではなく、「共存」がテーマになってくるからです。利害関係を乗り越えて協力し合うことで、さらなるリーダーとしての才覚が生まれます。
ステージ⑥:「理想の社会」を描くステージ
男性は、「自分の評価ばかりを追い求めるステージ」を卒業すると、多くの仲間に恵まれます。そして、その仲間を想う心は、さらに範囲を広げ、社会へと向けられていくでしょう。
「自分なら、こういう世界を作りたい」、「日本をこのように立て直したい」などの前向きな想いが生まれると、次第に多くの仲間の共感を得ます。
こういった理想社会へのビジョンを持ち、そして、多くの仲間がそれに協力してくれる…それが、このステージの特徴です。
「誰かがつくる理想社会」を外から要求するのではなく、主体性を持って「理想社会を作るのは自分だ」と想えることで、実際の行動目標が見えてくるはずです。
新ビジネスの計画を練ったり、新サービスのプロトタイプをつくったり、やりたいことが溢れてくるステージです。
★ステージ⑥のポイント
過去の成功体験に酔いしれていたり、自己保身が強かったりすると、このステージには到達できないでしょう。このステージでは、常に心が未来に向いていることがとても重要になります。
⑦使命に目覚めるステージ
男性は、波動がたとえ低くても「今世の才能」が開花している人は大勢います。それは、「今世の才能」が他者愛(仕事への愛 / 赤の他人への愛)に紐付くためです。
ただ、そんな男性でも、「才能を自分のために使う」のはなく、「社会のために、自分の才能を発揮する」という意識を持てる人は多くありません。このステージまでくる人は、自分の(出世の)ためではなく、社会に還元する目的で、自らの才能を発揮します。
そして、自らの才能に気付き、正しく行使できる人は、使命感を持つようになります。それは、全人類における使命感です。このステージの人は、自らの社会的な使命感によって突き動かされる人なのです。
最後に
心の成長ステージは、男女に違いがあります。それは、生物学的な側面が強く影響しています。女性は、子どもを産むために、自らの身体を大切し、それに伴い家族や友人を大切にします。一方で男性は、多くの子孫を残すために、「周囲からの高評価」を求めます。
平均して、女性よりも男性の方が才能に目覚めるのが早い一方で、女性の方が、自己愛が強いことで精神的なストレスに堪えることができます。
男女の違いは、不思議な調和のバランスによって成り立っているようにも感じ、奥深いです。
以上、この記事が、何かの役に立てれば幸いです。
私は女性で、夫と2人で同じ仕事をしています。
仕事がうまくいけばいくほど男性からの嫉妬をビシビシと感じます。嫉妬というか、嫌われるというか。
心のステージは女性と男性で違うようですが、嫉妬の受け止め方も女性と男性では違うのでしょうか?
まるさん、
コメントありがとうございます。
男性は、上手く行っている人を見ると、
「相手より上手くやれない」のですよね。
その「自分を責めてしまう」気持ちを喩られないようにするので、
それが「嫉妬」の表れになります。
女性は、自分より上手く行っている同性を見て、
「羨ましい」という気持ちで嫉妬するのではないでしょうか。
女性は、男性に対し、嫉妬しないと思いますが、
男性は、仕事のことになると、女性に嫉妬と言いますか悔しさを感じやすいです。
ミエナ