こんにちは、ミエナです。
今回は、「スピリチュアル的なキャリアの考え方」について書いていきます。
ミエナの個人セッションでは、大手企業に勤める方のご依頼も多く受けます。そのような方を見ると、個人的には「転職有利そう」、「福利厚生よさそう」とか羨ましい限りなのですが、実際、キャリアはどれくらい意識すれば良いのでしょうか?
大手企業に勤めた伯父さんの死
私には、大好きな伯父さんがおりまして、12年前くらいに亡くなりました。伯父さんは、日本の超大手企業に定年まで勤め、老後生活を楽しんでいる最中に、病いに倒れ、亡くなりました。
私の幼少期より、優しくしてくれた伯父さんで想い出もいっぱいあったのですが、当時20代後半の私は、伯父さんの葬式で、不覚にもこんなことを思ってしまいました。
「大企業に勤めても、死ぬときは一緒かぁ…」
棺桶の中の静かに眠る伯父さんの顔を見て、なぜか、ふと、思ってしまったのです。
この葬式の後に、伯父の弟にあたる私の父親に「大企業に勤めても、死ぬときはみんな一緒なんだね。それでは、会社に尽くしても意味ないよね!?」と私は無神経な言葉を放ちました。
それに対し、父親は静かに「亡くなった人に言う言葉じゃない」と私を叱ったのでした。
墓石に刻めない経歴書
伯父さんの死は、ショックではありましたが、当時の自分は、すでに霊が見えるようになってました。ですので、死生観は、他の人と異なっていたかも知れません。
しかしながら、
肩書きは、あの世に持っていけないし、墓石に職務経歴書を刻む人はいません。
だから、私があの日に感じたことは、今の自分にとっても、真実だと思うのです。
キャリアは、波動を上げるきっかけであるが…
「キャリアをつくる」ことは、安定した人生を歩むきっかけをつくるし、何よりも、自分を面接官にアピールしやすいですよね。
さらに、キャリアは、スピリチュアル的には、自分を鼓舞するきっかけを与え、波動の上昇に役立ちます。
波動が高く、成熟した大人にとってキャリアは敵
波動が+20くらいまでは、キャリア重視で良いのです。20代〜40代の方が、キャリアを意識して、人生を邁進することは非常に賛成です。
しかしながら、
波動がある程度、上昇し成熟した大人にとっては、キャリアを意識することは、自分の波動の上昇を抑制します。
その理由は下記です。
▼成熟した大人にとってキャリアが波動上昇を抑制する理由
- キャリアを傷つけたくない保守的な欲求が生まれる
- キャリアにより感情を抑制する
- キャリアにより行動を抑制する
- 自分の能力向上が頭打ちになっても、1つのことにこだわり続ける
- 「キャリア = 自分」という誤ったアイデンティティを持つ
- キャリアにこだわることで、自分の新しい才能に気付かない
キャリアは、上記のように自分の波動を押さえつけます。人間は、職務経歴書にある内容だけでは語れるものでなく、多面性を持ちます。
キャリアを重視することで、過去の自分を軸にしてのみ、自分が見られなくなるのは、人生の損失です。
このような状態に人が陥ったとき、人間的な魅力は奪われ、最終的には、どんなに素晴らしいキャリアであっても、面接に失敗するかも知れません。
キャリアを捨てた先にあるもの
脱サラして、ソバ屋さんを始める中高年がいらっしゃるように、自分の魅力は何も、会社が求める能力とも限りません。これまでのキャリアを捨てた先には、自分の再発見があります。
キャリアは、自分を一方向から切り取ったものです。自己アピールする上で判りやすい反面、人間の持つ多面性は見えてきません。だから、
一度、キャリアを「ゼロ」として考え、自分を見つめ直してみるのはいかがでしょうか?そうすることで、「本当にやりたいこと」、「いきいきできる場所」がきっと見えてくるはずです。
自分の本質に気付いたとき、自らの波動は急上昇し、ゼロから新しいキャリアを築くことができるのです。