こんにちは、ミエナです。
今回は、「バンクシー」について書いていきます。
バンクシーを見て想うこと
バンクシーとは、壁に勝手にスプレーアートを描く正体不明の覆面アーティストです。いまや、ひとたび落書きをすれば、ニュースでも報道されていますので、知らない人はいないほど有名ですよね。
私がバンクシーを好きになったのは、ここ2〜3年で、バンクシーが有名になったタイミングと一緒です。
しかしながら、遡ると、私がバンクシー作品の出会ったのは、もっと昔…私の学生時代(20年前)でした。私の学生時代は、裏原宿が最高潮に盛り上がっており、その裏原ブランドの1つMontage(モンタージュ)で当時バンクシーのTシャツが売られてたのです。
▲画像参照メルカリ
あまりにも、奇抜なデザインで、当時の私は、買う勇気が出ませんでした…そもそもMontageのTシャツは、当時、学生の自分には高額すぎた…
今、考えるとちょっと驚きです。
『バンクシーって誰?展』に行ってきた
さて、先日、『バンクシーって誰?展』に行ってきました。天王洲にある寺田倉庫で開かれている展示会で、都心からアクセス(りんかい線「天王洲アイル駅」 B出口より徒歩4分)も良いのでオススメです。平日に行きましたが、老若男女とわず多くの来場者がおりました。
バンクシーの本物の作品も見られるのも嬉しいですのですが、何より、バンクシーの絵が描かれた街並みも再現しており、現地で見た気分が味わえます。
▼いくつか展示作品をご紹介します
私がバンクシーが好きな理由2つ
ここで、私がバンクシーが好きである理由を2つ挙げます。「こういう見方もあるのかぁ」と思って頂けると幸いです。
▼私がバンクシーが好きな理由
- 都市をキャンバスにする
- 見た者を考えさせる
この2点です。
①都市をキャンバスにする
全く別の話なのですが…
ある哲学者が、「ツタンカーメンのマスクは、エジプトのお墓にあるべきだ。博物館に、置くべきではない」と語っていました。
それは…
作られた作品と、作られた場所は、必ず強い相関関係を持っており、作品が、作られた場所から離れ、展示されると、壮大なロマン、創造性が崩れるからです。
例を挙げます。
みなさんに、質問です。
Q.あなたは、①と②のどちらのツタンカーメンのマスクにロマンを感じますか?
①大きな博物館にあるガラスケースに入ったツタンカーメンのマスク
②砂漠に突如あらわれた古代の建造物、その入り口を進んだ先にあるツタンカーメンのマスク
①と②を比べると、②の方が、グっと心に来ませんか!?
博物館に展示されることで、どんなに素晴らしい文化財も文明の空気感と切り離されてしまう…
この視点で、バンクシー作品を見てください。バンクシー作品は、描かれた場所と作品が必ずリンクしていますよね。バンクシーは、アートや文化財が、博物館や美術館に飾られる根本的なデメリットを把握しているように思えます。
Giant Kitten
バンクシーって誰?展
2015 Gaza, Palestine
「なぜ、こんなところに猫の絵が?」2014年夏、7週間におよぶイスラエルの軍事攻撃により、廃墟と化したガザ地区北部のべイトハヌーン。そこにバンクシーが残した壁画は、自身の作風とは似ても似つかぬ、何とも愛くるしい子猫の絵だった。「SNSではガザの悲惨な現実より、もっぱら子猫の写真ばかりが見られている」。そこで世間の注目を集めるために、廃墟の中にこの絵を描くと、たちまち国際的な支援団体がこの地区の人々の援助に名乗りをあげた。すべては、型破りな発想をすぐさま行動に移したバンクシーの作戦勝ちだ。
②見た者を考えさせる
『バンクシーって誰?展』には、レプリカだけでなく、本物と証明された作品も展示されていました。(残念ながら、撮影禁止…)
本物の作品を霊視して、波動を測ってみたが、あまり波動が高くない…
バンクシーの作品は、「波動を肌で感じる作品」というよりは、「頭で考えさせられる作品」と言えます。
正直、本物であろうが、レプリカであろうが、金銭的な価値が大きく違えど、作品の存在価値は同じだと感じます。
その理由は、
バンクシーの作品の価値が、作品自体にあるのではなく、「作品を見て考えさせられること」にある
からだと思うのです。
レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザを見ても、感動はするけど、私は、「考えさせられる」ことはありません。ゴッホのひまわりも大好きだけど、同じです。でも、バンクシーの作品は、ずっと心の中で、考えさせられてしまう…
上記の作品は有名ですよね。大好きな「アメリカの資本主義」とベトナムを爆撃する「軍国主義のアメリカ」の対比と捉えることができたり、他の観点では、「グローバル企業による児童労働や搾取」と受け取る人もいるようです。どちらにせよ、非常に、考えさせらる作品であることは間違いないです。
みなさんは、バンクシー 好きですか?
バンクシーかっこいいですね!アートは詳しくないですが、風刺画のようなスタイルでしょうか?ストリートアートととポスト印象派の画家と比較する理由がちょっと分かりませんでした。作品の意図や描いた目的も違うので…。一見共通点が無さそうでこんな共通点があった!みたいな見解のほうが新しい発見があって面白いかなと思います♪ちなみに博物館特有の雰囲気もまた現地とは違う魅力があって好きです(*^^*)
トミーさん
コメントありがとうございます。
バンクシーは、老若男女に愛されていて、
不思議な魅力があります。
おっしゃる通り、色々な見方がありますよね。
ミエナ