こんにちは、ミエナです。
今回は、2019年9月14日〜18日まで、日本三霊山の1つ青森県の恐山(おそれざん)に行ってきましたので、そのレポートを書いていきます。
恐山というと、何を思い浮かべますか?行ったことがある人は、イタコや積み石をご存知かも知れませんね。
私の場合は、イタコで有名な恐山大祭しか知りませんでした。
それでは、実際に恐山とはどんな場所なのかを解説していきます。
恐山の場所
恐山は、本州の最北端の下北半島にあります。
東京から行くには、新幹線や高速バスなど様々な方法がありますが、私は新宿バスタから出ている下北駅直行の夜行バスを利用しました。下北駅は、恐山への路線バスが出てますので、恐山に行く人が誰も訪れる駅です。
私の場合、直行の夜行バスで片道で12,300円でした。(3連休の初日ということもあり高めですね。)
しかしながら、直行だったので非常に楽でした。
新幹線の場合だと、新宿駅からだと下北駅まで片道17,960円のようです。新幹線の到着駅の八戸駅から乗り換えて、さらに2時間くらいかかります。
8:30 下北駅に到着
新宿バスタを前日の夜8:20に出て、下北駅に到着するのが翌日朝の8:30です。正直、夜行バスはちょっとお高い3列シートのバスでないと体力的にキツいですね。4列の場合は、12時間くらい乗るので、ゆっくり休めないと思います。3列シートの場合、カーテンで個室みたいになる。
下北駅は朝9時だったので、恐山行きのバスに乗る人、大間のまぐろツアーに行く人など、観光客のみ15人くらいしかいなかったです。
三連休の初日にしては、人は少ない印象でした。(朝早いですし…)
恐山へは、下北駅から路線バスで行きます。上記の地図は車のルートですが、おおよそ似ていると思うので掲載します。
恐山冷水を飲む
今回の青森の旅で一番感じたのは、青森の観光誘致の本気度です。とにかく細かい気配りが随所に見られます。その一つが「恐山冷水」です。
恐山冷水というのは、恐山に向かう途中にある湧水です。なんと、飲むだけで若返るという言い伝えがあります。
恐山街道(市内~恐山) 約14㎞の途中にある天然のヒバ林に囲まれた湧き水は、文字どおりの“冷水”で人々の喉を潤してくれます。 この水で手を洗い、口をゆすぎ、霊場恐山へ入ります。ここが俗界と霊界の別れで、冷水を1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲め ば死ぬまで若返るという不思議な水と言われています。
むつ市観光情報
この恐山冷水を飲むには、普通だったらレンタカーで行かなくてはいけません。ですが、なんと恐山行きの路線バスはこの恐山冷水の前で5分停車してくれるのです。すごく嬉しいサービスです。(青森のこういうところが好きです。観光誘致の本気度を感じます。)
バスに乗車している人は、みんな、この恐山冷水で降りて水を飲んでいました。もちろん、私も。(若返ったかどうかは、秘密です…)
さあ、バスに乗り込み、再び出発。
三途川でとりあえず記念撮影
バスの終点の恐山の1つ手前に、あの有名な三途川があります。三途川とは、この世とあの世を隔てる川です。
あの世に一番近いインスタ映えするスポットかも知れません。
この三途川は、路線バスは停車はしますが、待ってはくれないので、ここから恐山のバス終点までは歩いていくことになります。と、言っても徒歩7分くらいですね。
路線バスに乗っているときからですが、とにかく硫黄の臭いがすごいです。徐々に慣れていくのですが、宇曽利湖(うそりこ)の美しさとは裏腹に臭いには初めびっくりします。
恐山に到着
霊能者として、ここで見解を述べると、この恐山の入り口から一気に霊気が漂います。多くの霊が集まる場所というのを、ひしひし感じます。
さて、何を思ったか恐山にある食堂「霊場恐山 蓮華庵(れんげあん)」で私は即行でカレーを食べます。普通のカレーでした。美味しかったですが、地元名物を食べれば良かったと少し後悔…
入山して即行で温泉に入る
入山料500円を支払い、恐山菩提寺(ぼだいじ)の境内に入ります。ここでは、神聖な空気が流れ心が清められるようです。
さて、恐山菩提寺の境内には、なんと無料の温泉があります。私は男湯の「薬師の湯」に入りました。※温泉は無料ですが、たどり着くに前に入山料の500円は必要です。
無料と言えども入るのに勇気がいる温泉小屋です。(中を覗いて、入らず帰る人もそこそこいる…)
下北ナビ
営業:5月1日 ~ 10月31日 6:00 ~ 18:00
泉質:硫化水素含有酸性緑ばん泉
効能:神経痛、リウマチ、胃腸病
露天:無し
私が入ったときは、6人くらい入浴していた方がいました。掛け流しの天然温泉で、個人的には大満足です。
元来は境内に参拝する前に浴びる「清めの湯」だそうで、参拝前に準備万端という感じです。
イタコを発見。嬉しすぎる…
今回の旅の目的は、恐山とイタコでした。恐山は行けば良いのですが、イタコはどうにもならない。
イタコは、恐山大祭以外は、自宅におられるのです。そのため、ネットでいくら検索しても、確実に会う手段がない…
扶桑社BOOKの『最後のイタコ』の著者である松田広子さんは、ネット予約受付があるのですが、問合せてみるとなんと「現在、3ヶ月待ちです。」の回答。
自分で口寄せが出来てしまう私が3ヶ月も待つ必要性もなく…断念。
しかし、今回の恐山の旅で、まさかのイタコに巡り合えました。
ちなみに私は、霊視ができるのでイタコの術をちょっと霊視で覗かせて頂きました。もちろん、そうっと。(これだけで大満足っ)
積み石と菩薩像を望む
恐山菩提寺を左奥に進むと、積み石と菩薩像が並ぶエリアに入ります。
一般に恐山は、怖い場所のイメージがあるのかも知れませんが、私は死と真摯に向き合える場所だと思います。
この世の苦しみを垣間見ることができる一方、同時に、その苦しみから抜け出すヒントも、ここでは見出せる気がします。
さて、恐山には積み石がたくさんあります。積み石は、どのような意味があるのでしょうか?
積み石 は三途の川の賽の河原は親より先に亡くなった子供が「親不孝の罪」を背負い、積み石 で塔を建てる罰を受けているという民間信仰からできた光景。
観光地おでかけなび
なるほど。様々な想いが積み石に込められているわけですね。
さらに奥に進むと、本山栄一という歌人の歌が刻まれた石がありました。これが積み石のすべてを表しているようです。
「人はみな それぞれ 悲しき過去持ちて 賽の河原に 小石積みたり」
積み石の波動を測ってみた
積み石の波動を測ると±0。亡くなった方の霊が石を積むことで、波動が上がり、成仏できる波動の値まで上げていることが分かります。積み石の周りに多数ある菩薩像がその霊の様子を見守っているようです。
積み石を行うことで魂の浄化がされる。そのため、成仏できない霊は恐山に集まるようです。
まとめ
90歳近いお婆さんが、1円玉と5円玉がぎっしり入ったスーパーのビニール袋を手に提げ、菩薩像の前でお賽銭を鷲掴みで放る姿が印象的でした。
恐山は、まさに誰もが死と向き合う場所。
恐山に行って、もしあなたが「怖い」と感じたら、それは、自分の波動が低い証拠かもしれません。死後に怯えているためです。
逆に恐山に行って、温もりを感じたのであれば、自分の波動が高いのかも知れませんね。
そういう意味で恐山は、今ここで生きている自分が”正しく生きているかどうか”が分かる場所かもしれません。
また私ごとですが、今回、恐山に行って分かったのは、自分の波動の計測が正しいということ。
積み石の波動を測って±0だったというのは、成仏するための波動が±0を基準としていることへの確信に繋がりました。これは、なんのことやらと思われた方。ぜひ、下記のページを読んでみてくださいね。
参考記事:
波動って何!?自分の波動を知る方法【診断ツール】
波動の秘密を教えます(ちょい難解)
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青森県で有名なイタコをご存知でしょうか?亡くなった方の霊をイタコと呼ばれる霊媒師を通して、遺族や残された友人と会話をさせるものです。
イタコについては、記事「死んだ人に逢えるイタコはホント?ウソ?」でも詳しく説明しています。
イタコは、成功確率がそこそこ高く適正価格
イタコは修行を積んだ人だけがなることが許される特殊な職業です。そのため、降霊の技術は高いと思っています。
降霊そのものを信じない方でも、身近な人が亡くなり、悲しみから抜け出せない場合、騙されたと思って、青森県下北半島まで行くことをオススメします。
青森県のイタコ以外で降霊しようとすると、詐欺霊能者に騙される確率がそこそこ上がりますし、たとえ本物の霊能者に依頼したとしても、高い報酬を求められる可能性があるためです。
イタコは降霊術に優れており、そして師弟関係のある団体として活動しているため、適正価格であることは間違いありません。
安心して降霊を依頼できます。
イタコを訪ねるべき人
では、どういう人がイタコに会いに行くべきか、説明します。
【イタコに会いに行くべき人】
- 大切な人が亡くなったことにより、生きる気力が出ない人
- 大切な人が急に亡くなった場合
- 亡くなった方へ、生前に伝えきれなかった想いがある場合
どうしてイタコに会いに行くべき人を挙げたかというと、行くべきではない方もいると思うからです。
イタコに会いに行くべきでない人
行くべきでない人が行くと、降霊を断られるか、亡くなった方の霊が降りてこないケースがあります。
【行くべきではない人】
- 過去に同じ霊を何回も降霊している
- お墓参りをしていない
- 亡くなった霊と話したいことがない
亡くなった方の霊が、その遺族にイタコを通じて会うことは、【行くべき人】を除いて、霊界や神界では多く推奨されていません。
それは、遺族においては、亡くなった方を偲びつつも、適度に忘れ、生きることに専念する必要があるからです。
亡くなった方を想う気持ちが強い余りに、それが生きることへの障壁になるようでは困るのです。
亡くなった方への想いは、強すぎてもダメなのです。適度に忘れるくらいがちょうど良い。だから、イタコへ興味本位で会いに行ってはいけないし、依存しすぎても、ダメなのです。
忘れることが重要であっても、どうしても忘れられない、そして直接伝えたいメッセージがある場合、亡くなった方の霊をイタコに呼び出してもらい、自分自身の生きる気力を得ましょう。
特にイタコによる降霊を受けてほしい人
逆に亡くなった方の霊が、遺族にどうしても伝えたい想いがある場合があります。
それは、大切な人が急に亡くなられたときです。亡くなった方からすれば、遺族へ自分の気持ちを伝え切る前に、お亡くなりになり、そのため伝えたいメッセージがたくさんあるケースが多いのです。
遺言書も書いてないことも多いと思います。
また、遺品についても、話したいことが多いこともあります。
急に亡くなられた遺族の方は、心の整理がつくのに、時間がかかります。ですから、亡くなった方の霊も、遺族を安心させるため、「あの世で幸せに暮らしている」ことを遺族にお伝えしたいのです。
ですので、この記事を読んで、ピンと来た方、ぜひ、イタコに会いに行ってみてください。
恐山大祭は、全国からイタコの口寄せ(降霊)に多くの人が集まるようです。早起きで並ぶことになりますが、ぜひチェックしてみてください。
ずっと行きたいと思っていた恐山。
ようやく訪れることができました。
この時期は紅葉していて、色とりどりの山々。
温泉は一番濃度が高い、”花染の湯”という混浴に挑戦!
カレーは食べませんでしたが(笑)
地元ガイドさんのすすめにより、賽の河原で石積みのお手伝いをしていたら、小雨が降ってきて…。
まるでうれし涙を流してくれているよう!
極楽浜で、故人に思いを馳せていると、急に眩しいくらいにお日様が照り出して…。
“思いを受け取ったよ!”
って言ってくれているみたい!
あの世と現世の自分に思いを巡らせながら、肉体を解放し心のお洗濯。
ここ恐山は、人が人を思う気持ちで溢れていました。
静かな愛を感じる…。
そんなところのように思えました。