高野山で霊能者が体験したこと【天空の聖地探訪】

こんにちは、ミエナです。

2019年12月6日(金)〜2019年12月8日(日)の間、和歌山県の高野山に行ってきました。

この短期間の旅をレビューしたいと思います。

さて、高野山について簡単にご説明すると、高野山はユネスコ世界遺産に登録された日本の仏教の聖地です。恐山や比叡山と並び、日本三霊山の1つでもあります。

山中にあることから、別名「天空の聖地」とも言われます。

目次

会社帰り!横浜から堺東(大阪)へ夜行バスでGO(乗車時間 / 7時間10分)

花の金曜日に広告代理店の仕事を終え、そして、霊能者として個人セッションをやり、居酒屋で酒を飲み、夜行バスに飛び乗りました。

ん〜。ちょっと無茶苦茶。

さて、関東の人が高野山を土日だけで観光しようとすると、夜行バスはとても便利です。私のように、金曜日夜に出発すれば、朝8時には高野山まで着くのです。

夜行バスの料金は9,400円。電車より5,000円安い

私は、金曜日の22時50分に横浜から出発。大阪の堺東駅には、翌6時00分に到着しました。到着したときは、まだ、外は真っ暗。凍えるような寒さです。

さて、高速バスの料金は 9,400円でした。新幹線だと14,000円くらいで行けますので、高速バスの方がやっぱりお得です。

ミエナ
高速バスは、〔和歌山バス〕を利用しました。3列シートなのですが、オプションが利用でき、+1,000円を支払うと窓際にしてくれます。窓際の席は、カーテンが付いており、閉めると個室みたいなるので、オススメです。

堺東駅から電車で高野山へ(乗車時間 / 約1時間30分)

大阪の堺東駅に翌朝6時に到着し、そこから和歌山県の高野山駅を目指します。12月だし、朝6時だし、すごく寒いっす。

知人から「高野山は、すごく寒いから真冬の服装が良いよ。」と言われ、ダウンジャケットを着て行ったのですが大正解でした。

高野山へは、「極楽橋」という駅からケーブルカーで行きます。「極楽橋」というパワーワードに胸が高鳴ります。(どんな橋だ。渡るだけで極楽?)

ミエナ
恐山に行ったときに通った橋の名は、三途川(さんずのかわ)にかかる「三途橋」です。高野山の「極楽橋」と比較すると、まさに真逆。天国と地獄のような言葉の対比を感じます。

高野山駅に到着。でも、また路線バスで移動(乗車時間 / 約10分)

極楽橋駅から高野山駅へはケーブルカーで移動。

ミエナ
通常は「わーい。ケーブルカー♪」と騒ぎたいのですが、アラフォーであることと、眠いこともあり、ケーブルカーに浮かれる余裕はございませんでした。

さて、「やっとこさ、着いた。」と思ったのは束の間です。

さらに、なんと、そこから路線バスで移動せねばならぬのです…さすが、天空の聖地。

そんなこんなで、12月の早朝のちょっと寂しい高野山駅をすぐさま、後にしました。

ミエナ
路線バスでは車内放送で高野山について解説してくれます。それによると、「実は高野山という名の山はありません。高野山とは、この辺り一帯の山上盆地の地名です。」とのことです。勉強になります。

波動の高いエリア

高野山は、ものすごく波動が高いです。当たり前と言えば当たり前なのですが、しかし、同じく霊山の恐山とは全く違います。

恐山は、ミエナの波動の計測方法で言うと±0に近い場所が多く、成仏できない霊が集まり、そこで浄化され、あの世に行く場所です。

比べて高野山は、同じ霊山でありながらも、仏教徒(密教徒)の修行の場であるため、背筋が伸びるような、またピリピリとした波動を感じるのです。

そのため、波動に敏感な私は、その高い波動に時折、気分が悪くなるのでした。(波動が高すぎて、無理に同調すると体に異変が起こる。)

しかしながら、高野山の中でも奥の院に行くと波動は、恐山に±0に近いです。高野山の中でも、奥の院はちょっと特殊な場所です。

早朝の金剛峯寺を満喫

路線バスでどこに降りるかで、高野山の楽しみ方は異なります。私は、「千手院橋」で降りて、大門に向けて歩きました。

「千手院橋」のバス停から、少し歩くと高野山の総本山である金剛峯寺(こんごうぶじ)があります。

普段は多くの観光客で賑わう金剛峯寺も営業開始の直後、8時30分では、人もまばらです。ラッキー♪

金剛峯寺の拝観料金は500円です。ここで500円をケチってはいけません。中には、美しい襖や中庭が、我々の目を楽しませてくれます。

※襖は、撮影禁止でした。残念。私は犬が描かれた襖が好き。

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夏に見る中庭も良いけれど、凛と冷えた冬の朝に見るこの中庭は、寒さを忘れる美しさ。

さて、朝8時30分の金剛峯寺は、世界遺産と言えども、ちょっと中を見て歩くと周りには誰もいません。

300人くらい収容できそうな金剛峯寺にある大広間(休憩所)も私、1人…

いらっしゃるのは、一生懸命に準備をするスタッフの皆様のみ。

この大広間では、お茶と御茶菓子が振る舞われます。

寒いのでお茶が嬉しい。そして、このストーブが懐かしい…

この大広間を独り占め。これを贅沢と言って良いのか、それとも、虚しいと言うべきか…

うす暗い霊宝館でひとり。震え上がる…

高野山に行ったら、ぜひ行って欲しいのが、霊宝館です。

高野山・霊宝館の館内は純粋に館だけで構成されており、仏像や絵画が安置および展示されています。

館内はそれほど広くはありませんので、見学所要時間は人によりますが、1時間あれば充分に見学が可能です。

ただ、展示されるお宝に関しては「高野山中のレアな仏像や絵画」が不定期で入れ替わりますので、訪れる時期によって観ることができる仏像や絵画が異なります。

高野山-御朱

霊宝館の見所は、いっぱいあるのですが、私の一番はコレ!

弘法大師の像に触ることができる

霊宝館に入ると弘法大師の等身大に近い像があり、その像の右膝に触ることができます。

弘法大師の像は、とても高い波動を持っており、その波動を直接、手で受け取ることができます。

ここは、ちょっとした開運スポットと言えます。触った印象は、ここでは言いません。ぜひ、現地で触れてみてください。

さて、霊宝館は撮影禁止の展示物が多く、ここではご紹介できません。

簡単に言葉でご説明すると、多くの仏像に囲まれた部屋があり、また、巨大な曼陀羅も多く展示されていました。

霊宝館はやや薄暗いのですが、この朝9時にいたのは私だけでした。

シーンとした館内にBGMはなく、聞こえる音は、私の足音のみ。

薄暗い照明の中で、多くの仁王様の像に囲まれ、霊能者でも、それは恐怖。

受付には、若いお坊さんがおりますが、受付は建物が違うので、実質、館内には私ひとり。うん、これは貴重な体験…です

ミエナ
霊宝館の拝観料は600円です。

壇上伽藍(だんじょうがらん)に行くと背筋が伸びる

伽藍(がらん)とは「仏道の修行者が集って修行する清浄で閑静な場所」という意味です。上の赤い建物は「壇上伽藍」で弘法大師・空海が高野山を開山した際、真っ先に造営に取り組んだ場所で、奥之院とともに高野山の二大聖地の一つです。

ここは、とにかく波動が高い。昔から修行僧が熱心にお経を唱える姿が目に浮かびそうです。

高野山の入り口、大門。その横道を上ると…

高野山の入り口にそびえる大門。高さは25.1メートルだそうです。

大門の大きさに圧倒されつつも、なぜか大門の目の前にある温度計に目を奪われる私。

2度。寒いわけだ…

さて、高野山は見所はいっぱいある。

すべての建物、仏像、御地蔵さんが異なる魅力を醸し出していて、きっと何度行っても新しい発見がありそう。

でも、私は、自分だけの高野山を発見したいという、そんな気持ちにかられた。そんなこんなで、観光客が皆無な大門の脇にある登山口を登ることにしました。

ちょっとディープな高野山。この登山道を登ると、なんと素晴らしい景色が広がります。

天空の聖地の異名がようやく分かった気がします。

この登山道をさらに進むと「嶽弁天(だけべんてん)」があります。

ここで祀られている弁天様に、私は、この後、三重県熊野市で助けられるのです。

嶽弁天から再びメインストリートへ向かう

初めての高野山で、引き寄せられるかのようにディープスポット(?)である嶽弁天に向い、素晴らしい景観に出会った私は、夜行バスの疲れなどなくなり、爽快感に満ちていました。

しかしながら、嶽弁天から引き返すこの道は、本当に孤独になる…

熊に注意の看板を発見!

さっき藪の中でガサガサいってたのは熊か!?

上記の地図は、嶽弁天の場所を指しています。すげー山奥…

ミエナ
私は、神社やお寺、お墓の写真を撮るときは、その場所におられる霊体に撮影許可を得るようにしてます。撮影許可が下りなかったので、奥の院および参道では写真撮影をしていません。(感じる人間は、感じている分、配慮を求められます。)

嶽弁天は立派な御社がありますが、弁天様に確認したところ、撮影NGだったので撮影していません。(こちらの記事に画像付きで詳しく書かれています。)

大門から路線バスで奥の院へ

爽快感に浸り、大満足の私は、もっと高野山を楽しむために奥の院に行きました。

奥の院へは、ちょっと歩いてから、路線バスに乗っていきました。バスでおよそ20分くらい。

バスは1時間に数本と便が少ないので、効率よく移動するには時刻表チェックは欠かせません。運任せだと時間を無駄にするかも…

ちなみに、奥の院の手前のバス停「奥の院口」で私は下車しました。

波動の比較的低いお墓と、波動の高い寺院

▲奥の院の参道にある鳥居と石塔(写真AC

バス停「奥の院口」から奥の院に行く参道は、両脇にお墓が並ぶ不思議な雰囲気のエリアです。

現代の日本人に馴染みのあるお墓は皆無で、古い苔生したお墓が2kmに渡って並びます…

▲奥の院の参道(写真AC

このエリアは波動が高野山の中では低く、雰囲気は恐山に近いと言えます。(波動の観点です)

波動の比較的低いお墓と、波動の高い寺院

お墓に集まる霊を寺院が浄化しているように感じます。

さて、このエリアには有名人のお墓も多く、豊臣秀吉のお墓や徳川家のお墓もありました。お墓の大きさを見ると、当時の権力の大きさが伺えるので興味深いです。特に豊臣秀吉のお墓はめちゃくちゃデカい!

ミエナ
奥の院の参道には、大手メーカーの慰霊碑も多くありました。Panasonic、クボタ、Canon、ヤクルトなど。

参道を抜けたところにある奥の院は、空海が入定(瞑想をして生きたまま仏になること)した御廟がある場所です。

日本っぽくもあり、日本っぽくない。

日本人の私が見たことも感じたこともない日本がそこにありました。奥の院については、ここまでで終わり。まだ、行かれてない方はぜひ足を運んでみてください。

高野山でお腹がすいたらココ!

さて、ここで高野山で食べた美味しかったものをご紹介します。(写真は公式ホームページから転載しています。撮影し忘れました…)

笹すし小倉屋

▲画像参照:笹すし小倉屋

笹の葉で巻かれた押し寿司です。香りの良い笹の葉で包まれた優しい手作りの味。その手仕事に愛を感じます。サバやエビの押し寿司はもちろん。シイタケの押し寿司なんてのもあります。お店の中でイートインもできます。

角濱ごまとうふ総本舗

▲画像参照:角濱ごまとうふ総本舗

なめらかで上品、ほんのりと甘い胡麻豆腐。これを食べてしまうと、他のごま豆腐が食べれなくなりそう…

会社の同僚にお土産であげたら、「すっごく美味しかった!」と大絶賛されました!

さよなら高野山。レンタカーで熊野へ

高野山に行った後、実は、その足で熊野に行きました。

熊野は、和歌山県南部と三重県南部からなる地域で、熊野三山、高野山、吉野・大峯の三つの霊場とそこに至る参詣道は、世界遺産に指定されています。

今回、私はレンタカーで3時間半かけて熊野に行きました。

ミエナ
11月末日までは、高野山と熊野は、「聖地巡礼バス」で5,000円で行き来できるのですが、私が行ったのは12月でレンタカーしか移動手段がありませんでした。(電車だと7時間くらいかかる…)

レンタカーを橋本駅で借りて、熊野へ向かいました。(レンタカーは高野山にもありますが、乗り捨てサービスを利用するには橋本駅前のトヨタレンタカーが最短)

レンタカーで行く人は、あまりいないと思いますので参考にならないと思いますが、レンタカーで行くとすごく大変…(ミエナは、ペーパードライバー&ゴールド免許)

景観は美しいのですが、道が狭くてウネウネで、「もう二度と走りたくない。」そんな道です。

川迫ダム[奈良県] – ダム便覧

途中で川迫ダムという美しいダムの前を通ったり、ドライブコースとしては、そこそこ楽しめると思いますが…

楽しめるのは、運転が好きな人限定ですね…

追い越し車線がないので、後ろからめちゃくちゃ煽られたし…(逆にノロノロ運転でスミマセン!)

熊野に着いたのは夜。霊能者と出会う

熊野に着いた頃はもう辺りは真っ暗です。3時間半も運転したからクタクタ…

そもそも熊野に来たのは、知人の推薦で神道の勉強会に参加するためです。

なのですが…

2時間の勉強会のうち、1時間半を遅刻し、全然ダメダメでした…(運転が下手すぎてGoogle Mapに表示された走行時間を大幅に超えた…ちなみにGoogle Mapは休憩時間が考慮されていないので、休みなしでぶっ続けで走った場合の走行時間が表示される)

「天皇の儀式」についてちょっと学んだ

勉強会の懇親会で不思議体験

勉強会が終わった後、勉強会の参加者と講師が集って、20名ほどで懇親会が開かれました。懇親会では地元のイノシシ料理や地酒に囲まれ、有頂天。

めちゃくちゃ泥酔したところ、熊野で落ち合った知人に「紹介したい人がいる」と言われ、霊能者のオバちゃんを紹介されました。

知人:純子さん(仮名)、紹介したい人がいて、この◯◯君(ミエナの本名)も霊能者なんです。

そもそも私が霊能者であることを、この懇親会では明かしてないのですが、大勢の人がいるのに、知人がカミングアウト。戸惑う私…

ミエナ
はじめまして…
純子さん
純子さん
はじめまして。こんばんは

10秒くらいお互い沈黙…見つめられている感じ

純子さん
純子さん
あなた、胸のあたりが暗いわね。何があったの
ミエナ
…(きょとん)
純子さん
純子さん
何があったか言いなさい。すごく、ここ(胸)だけ冷たくなってる。
ミエナ
え!!

そういえば…(最近のちょっとしたことを話す)
純子さん
純子さん
そうだったの辛かったわね。

ギュッ

抱きつかれるミエナ

純子さん
純子さん
いいのよ。泣いて

泣くも何も20人くらい人がいるのに、オバちゃんに抱きつかれる私って…

純子さん
純子さん
泣きなさい。なんで泣けないの!

なぜか、霊能者のオバちゃんに怒られる私。完全に思考停止。

純子さん
純子さん
ここじゃ、みんな見ちゃうから泣けないわね。こっち来なさい。

見られてなくても、泣けねぇよ

強烈な善意?に押されて、暗いキッチンへ。(ちなみにオバちゃんは70歳前後)

純子さん
純子さん
男はね。泣いていいの。辛かったでしょ。男は、泣いてはいけないと教育を受けているから、すごく苦しいの。

※この間のオバちゃんとのやりとりの本質は、記事「男が泣いても良い理由」にまとめています。

こんな問答を30分くらい繰り返し、ちょっとずつ心の氷が溶け始めた私。

この30分間、名前も知らないオバちゃんと暗闇で抱き合っている…

この行為はまさにトラウマを取る行為

心の奥底の苦しみを抱きしめることで、開放する。抱きしめられることで、愛を感じ、安心して閉じ込めていた闇を光に晒す。

私は、自分では人にトラウマの切除と言って、トラウマを解消する術をかけているが、自分で自分に術をかけられないので、ちょっと困っていた…(ミエナのトラウマの切除は、ご相談者さまの身体に触れません)

だから、実は抱きしめられるのは、嫌なようで自分には必要な行為。

変わった方法だが、トラウマを吐き出させてくれるオバちゃんに、このときは、心から感謝した。

そして、30年間以上に渡って、自分を苦しめた私のトラウマは取れた。やったー!!

他から見れば、30分間も知らないオバちゃんと抱き合っていた私。誤解を受けやすい状況とも言える。

しかし、内面では、そんなことはどうでも良いくらいに、大きな変化の兆しがあった!

【余談:ミエナの持つトラウマ】

私のトラウマは、祖母から母、母から私へと遺伝した太平洋戦争の傷跡。祖母は夫をロシア軍に殺され、心に傷を負ったまま女手一つで娘(私の母)を育てた。

しかし、祖母の心の傷は癒えることなく、低い波動となって、世代を超えて私に遺伝した。

低い波動を譲り渡した本人は気付いていないだろう。そして、私も霊能者でなかったら、その戦争の傷を知らず知らず受け取り、苦しみ、そして、泣くことも出来ず、耐え続けたであろう…

※このことは、記事「波動は遺伝する」に書いてあります。

抱きしめたことを忘れているオバちゃん

こんな変な出来事があった熊野の初日。

その夜は懇親会を催す団体の宿舎で寝て、翌朝、同じ宿舎に泊まっていたオバちゃんに、昨日の出来事のお礼を言ってみた。

ミエナ
昨日はありがとうございます。

純子さん
純子さん
え!なんのこと

なぜ、オバちゃんは私に抱きついたことを憶えていないのか…

それは、朝目覚めてからすぐに霊視して、原因を私は知っていた。

オバちゃんは、弁天様に精神を乗っ取られていたのだ。そう、弁天様は、私を救うために霊能者であるオバちゃんの体を借りていた…

昨日の段階では、30分間抱きついて「トラウマを取る」という技をオバちゃんが身につけていたとも考えたが、そんな技ができるオバちゃんには全く見えなかった。だから、翌朝に霊視してみた。

霊視したら、高野山の嶽弁天様が見えた。嬉しかった…

高野山に私を呼んだ神様。オバちゃんの体に入り、私を助けてくれた。もう感謝しかない。

弁天様、本当にありがとうございます。

レンタカーで熊野本宮大社へ

さて、この日は、レンタカーで熊野本宮大社に行きました。

ミエナ
前日、泊まった宿舎は、上記の地図でいう神山簡易郵便局 (三重県) の近くにあります。

みかんの天国。みかんの里に寄る

▲みかんの里( 画像参照:Google

熊野本宮大社に向かう途中にみかんの里という場所があります。みかんの直売所です。

入り口の外に山積みのみかん。みかん。みかん。みかんが好きな人だったら、ヨダレがきっと出ると思う。

奇しくも知人は、みかん好きでして、みかんを宅急便で送るほど大量購入してました。

▲みかんの里( 画像参照:みかんの里 公式ブログ

一つもらいましたが、すごく甘い。絶品です。

輝く街。輝く人々。

熊野の朝は気持ちいい。空気は美味しいし、山並みの景観も美しい。

知人は、人と話すのが大好きで、いろいろな人に挨拶をする。

もちろん、畑の真ん中で、おしゃべりしているお婆ちゃんたちにも。

知人:「おはようございます!」

お婆ちゃんたち:「おはよう。」

このお婆ちゃんたちのキラキラした目と言ったら…。東京から来たよそ者を全く嫌がらず、爽やかにニコッと笑顔で返してくれる。

東京では、こんな爽やかな挨拶は見ず知らずの人とできない(と思う)。

途中、日本最古の神社に寄る

日本最古の神社に”寄る”なんて罰当りな書き方ですが、なんと、ミエナは熊野について情報ゼロで、こんな偉大な神社があるとは知りませんでした。

花の窟(いわや)は、岩窟を御神体とする日本最古の神社です。

花窟神社(花の窟神社)は日本書紀にも記されている日本最古の神社といわれており、古来からの聖地として今に続く信仰はあつく、全国から多くの参拝者がお越しになります。花の窟では年2回、例大祭を行います。神々に舞を奉納し、日本一長いともいわれております約170メートルの大綱を岩窟上45メートル程の高さの御神体から境内南隅の松の御神木にわたします。この「御綱掛け神事」は、太古の昔から行われており「三重県無形文化指定」されています。

花の窟・花窟神社【はなのいわや】

神社の歴史を紐解くと、神社の始まりは、神道の祭祀の場所が起源。つまり、祭祀をやっていた場所が後に神社となるのだが、原始宗教としての神道が最初に祭祀を行ったのは、岩の影とされる。つまり、空間。

空間がそもそも最初の御神体。(ストーンヘンジもおそらく岩以上に岩に囲まれた空間に意味があるはず。)

それが、次に空間を区切る岩が御神体となる。

だから、花の窟(いわや)は日本最古の神社であるが、もっと前は、岩ではなく空間が御神体であったはず。空間はモノ(目に見える物体)ではないため、岩が最古の神社となった。

そんなことを花の窟(いわや)を見て思った。

(参考図書:島田 裕巳 著『神道はなぜ教えがないのか』)

※この本を買ったのは6年前。なので、若干、説明のニュアンスが違ってましたら、お問い合わせフォームよりご指摘ください。あと、自分の想像も入ってます。)

温泉で身を清める(日帰り温泉探し)

熊野大社に行く途中、温泉の看板がいっぱいあり、欲望に負けた。

知人に懇願し、熊野本宮大社に行く前に温泉に行くことに。

ミエナ
温泉に入ると、汚れたオーラがお湯で洗い流されます。そのため、神社に行く前に温泉に入るのはすごくおすすめです。青森県の恐山にも境内に「清めの湯」があり、神社参拝と温泉はちゃんと繋がってたりします。

温泉を探していると、川沿いにたくさんの路駐バイクが…

実はこれは、仙人風呂という川に沸いた温泉にバイカーがみんな入ってるのです。有名らしい。

地元の人曰く、水着を着て入るようで、水着のない私と知人は断念した。もちろん、入浴料無料。

仙人風呂

自然の恵みを相手にしているため、その年によって多少大きさが変わります。
川底から湧いている73度の源泉に、大塔川の清流を引き入れて40度前後に調整します。
周囲はよしず張りの囲いだけ、青空・星空を見上げながら入る開放感が好評です。

熊野本宮観光協会

そういえば、屋久島で海中温泉に入ったことを思い出す。自然の温泉は、開放感がハンパない…

水着なしでも入れる温泉へ【わたらせ温泉】

熊野は温泉天国かもしれない。たくさん温泉がある。

なので、ここは文明の力(りき)を活用!

Googleのレビューが良かったところに行くことにしました。超無難…

そんなこんなで、結局「わたらせ温泉」に行くことを決めた。

わたらせ温泉は、ホテルに併設されている温泉。もちろん、日帰り温泉が楽しめる。入浴料は、大人 900円。

ホテルのフロントに「温泉に入りたいです。」と伝えると、ホテルマンが「温泉はこの建物にはありません。向かいの吊り橋を渡って、川の反対側に向かってください。」とのこと。

吊り橋と聞いて興奮するのは、もはや子供だけでない。アラフォーも興奮する。上の右奥にある建物が温泉施設。

わたらせ温泉自慢の大露天風呂です。
とうとうと湧く湯量豊富なかけ流しの天然温泉は、無色透明のナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で、皮膚病、 リウマチ、神経痛、胃腸病などに 効果があるといわれています。
また、美肌作用があり、湯上りのお肌はすべすべで 美人湯として名高い良質の温泉です。雄大な 景観と自然の風に身をゆだね、心行くまで自慢の湯をご堪能ください。

わたらせ温泉 公式

温泉と吊り橋

全く相入れない組み合わせが至福を呼ぶ。

温泉から上がった後、再度、吊り橋を渡るのだが、それが超快感となる。

吊り橋の上。清流のせせらぎがちょうどいい音量で聴こえ、風が優しく吹き、温泉で熱(ほて)った身体を撫でる。

温泉自体も最高だったけど、温泉から上がって、吊り橋を渡ったときがピークであった。神社に行く前に昇天。

わたらせ温泉に入ってから熊野本宮大社へ

わたらせ温泉で身体を清めてから、まず熊野本宮旧社地 大斎原(おおゆのはら)に向かいました。ここは昔、熊野本宮大社がもともとあった場所。

大斎原は大鳥居が有名で、写真で何度も見たが、実際にものすごくデカイ。なんと高さは34mもあるそう。

柱の太さは2.7mある。この柱は何で造られているのだろう…気になる

大鳥居の先、参道を抜けると広大な広場のような場所に出ます。そして、その広場の中央に割りと小さい石造の小祠が建てられているのです。

▲熊野本宮大社旧社地「大斎原」 – 画像参照:熊野観光協会

この広大な場所。感じる人は感じると思うのだが、ものすごくエネルギーが溢れる場所です。まさにパワースポットの名にふさわしい。

初めて感じるのだが、地下から宇宙へ波動のエネルギーが流れているかのよう…

仮に自分が宇宙にいたとしたら、宇宙からこのエネルギーをキャッチして、地球の外から大斎原の場所を特定できるだろう。それくらい、この空へと伸びるエネルギーが凄まじい…

熊野で真昼間から宇宙を感じてしまった…

熊野本宮旧社地 大斎原から熊野本宮大社へ

熊野本宮旧社地 大斎原を出て、熊野本宮大社までは徒歩で7分くらいです。本当にすぐそば。

この短い道のりは、お土産屋さんやカフェ・レストランが並び、煩悩が刺激される。(ウキウキ♪)

煩悩に飲み込まれず熊野本宮大社に入ると、先ほどとは異なり、柔らかく包まれるような感じの優しい印象を感じた。

▲参照:写真AC

熊野本宮大社には5つの神殿があり、それぞれお参りする順序がある。これから熊野本宮大社に行く予定がある方は、こちらのサイトをぜひ参考にしてください。

神様からメッセージを受け取る

さて、熊野本宮大社で参拝していると、神様よりメッセージを受け取りました。

愛を定義せよ。愛とは希望。希望とは愛。

私は、近頃、様々な神様から多くのメッセージを受け取りますが、今回は「愛の定義」についてのアドバイスをいただきました。

ミエナ
2019年10月に恐山に行ったときは「地球の苦しみの本質」について助言を恐山の神様よりいただきました。

、一連の神様のメッセージは授けてくださる神様は異なれど、不思議と連続性を持っています。

「愛とは希望。希望とは愛。」の意味

すごく簡単な言葉ですが、その意味は非常に深いです。

愛は希望。

つまり、反対を言うと、希望が湧かないならば、今受け取っているのは愛ではないことになります。

例えば、他人に親切にされても、そこに何らかの「希望」を感じなければ、その親切は「愛」ではないことになります。

異性に親切にされ、その人に惚れそうになったら、ドラマ「ひとつ屋根の下」のあんちゃん(江口洋介)の名言を思い出してください。

「そこに愛はあるのかい?」

そして、それを神様の言葉に直すと

「そこに希望はあるのかい?」と自分に問いただすことになります。

「本当の愛」は、受け取った瞬間に心に「希望」が湧く

愛は希望。

この言葉を突き詰めていくと、愛を受け取れば必ず希望が湧くという意味にもなります。

そして、逆に人から希望を頂いたならば、それは、その人があなたにをくれたことになる。

愛とは全て。すごく奥深い…
神様、素敵な助言をありがとうございます。

熊野牛とノンアルビールに酔いしれる

熊野本宮大社を出たら、ご飯の時間♪

ご存知かもしれませんが、実は熊野は美味しいものばかり。熊野でタピオカ店をいっぱい見かけましたが、それには目もくれず、美味しそうな定食屋さんを見つけたので行ってみました。

私が行ったのは「お食事処 しもじ 本宮店」。駐車場が広くて、お店が明るくて、いい意味で混み過ぎてないところがGood!

今回、食べたのは上の画像(参照元:Google)の左上にある熊野牛の味噌漬け定食。肉が柔らかくてジューシー(月並みの感想ですみません。)。ノンアルビールと一緒に、最高のランチとなりました。

駅から徒歩16分。知る人ぞ知る神倉神社へ

さて、新宮駅でレンタカーを乗り捨て、2時間くらい余ったので、知人が「ぜひ行きたい!」という神楽神社へ。

この神倉神社とは、知る人ぞ知る神社なのですが…ミエナは、なんと情報ゼロで熊野に来ているため、その何たるかを知らず…とりあえず、知人について行くことに。

住宅街の中を歩くこと16分。ようやくたどり着いた先に見たものは…

階段!!!

上、上が見えない。

他の観光客もみんな悲鳴を上げていた。

後で調べたが、538段あるらしい。

すごく古い階段で、しかも傾斜が急。

ミエナ
階段に手をついて登る人の姿も見られました。ちなみにスタート地点では、杖が無料で借りられます。

この急な階段を多くの観光客が登っていくのだが、お爺ちゃん、お婆ちゃんも結構多いので、ビックリ。

みなさん、すごい気合いで、この神社に挑んでいる…

▲上に登ってから、振り返るとこんな感じ

最上段を上がりきると、そこには美しい御社と巨大なゴトビキ岩があります。

そこからの景色に唖然。

この旅の終点にふさわしい美しさ。

美しい街と海。

高野山、熊野、素敵な旅をありがとう。

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