こんにちは、ミエナです。
今回は、「許すことの5つのメリット」について書いていきます。
許すことは才能
Q.みなさん、会社で、自分の部下がミスして、自分も一緒に怒られたら、その人を許せますか?
他人のミスにより、自分が巻き添えを食らい、痛い目を見るときって、ありますよね。
こんなときに、ミスをした人を許す気持ちは、なかなか起きにくいものです。
許すことの5つのメリット
自分が一生懸命にやっていたプロジェクトが、部下のミスによって、破綻した場合、部下には、こっぴどく叱り、次に問題を起こさないように、ちょっとツラい目に遭わせた方が、良いように感じる方もいるかも知れませんね。
何回も同じミスされては困りますからね。この罪の重さを認識させたい…ですよね。
では、
Q.「こっぴどく叱った場合」と「許した場合」で、どちらが、ミスの再発防止に繋がるのでしょうか?
実は、「許した場合」の方が、ミスの再発防止に繋がるのですよね。
理由は、「許す」ことでたくさんのスピリチュアル的なメリットがあるからです。下記に5つご紹介します。
▼許すことの5つのメリット
- 自分が「許す」気持ちだと、ミスが起きた原因を冷静に分析できる
- 許された相手は、お返しをしたいと思う
- 「許す」と自分の株が上がり、相手は、熱心に自分の話を聞くようになる
- 「許す」と運気が上がる
- 許すと論理的思考ができるようになる
- 許された相手は、のびのびと仕事でき、ミスが減る
以上の5つです。1つ1つ解説していきます。
①自分が「許す」気持ちだと、ミスが起きた原因を冷静に分析できる
男性に多いと思うのですが、Bさんのように怒鳴ったときって、怒る感情に身を任せていて、ミスした過去の事象に注視してしまいますよね。
起きた事象に一生懸命に目を向けても、「時を戻そう(ペコパ)」というわけにはいきません。
ミスは、過去に起こった事象であるし、それよりも大事なことに目を向ける必要がありますよね。
1つは「ミスの補填」ですよね。クライアントに迷惑をかけたならば、適切に謝罪が必要ですし、もう1つは、「再発防止策」を考えることです。
ミスしたことを許す行為は、自分の心を冷静にさせ、ミスの対処への最適解を導く、心の状態を整えてくれます。
すごく怒って、怨みや憎しみを伴っても、「ミスの補填」や「再発防止策」について、冷静沈着に考えることはできません。
ミスを「許す」ことで、自分の思考が感情と切り離され、スムーズにミス(起こってしまった事象)に対処できるのです。
②許された相手は、お返しをしたいと思う
私は、6年前くらいに経験があるのですが、部下を本気で叱ったら、会社を辞められちゃったのですよね。これほど、心が虚しいものはないです…
その人のことを思って叱ったのに、「怖い先輩がいる会社」だと思われたのか…辞めますと言い出されてしまいました。
さて、
ミスした当人がどれだけ悪かろうと、叱っても、心に響きません。
叱った内容より、そのときの感情、言い方ばかりに、相手の心が影響を受けてしまうからです。
「この会社で、偉くなって、年収3000万円を目指すぞ!」というやる気が十分にある部下なら良いのですが…反対に
「こんな給料で、こんなにツラい想いをさせられて…割に合わない…」と感じてしまう部下や後輩もいると思います。
では、相手のミスを怒らずに許したらどうでしょうか?ミスの原因、誤った知識を訂正し、「ミスしたからって、クヨクヨするな。一緒にまた頑張ろう」と言えたら、言われた方はどう思うでしょうか?
きっと、自分で反省し、行動を正すと思うのです。
「許す」というのは、「水に流す」ことではありません。プレゼントをすることです。
「許す」というのは、「ミスをなかったことにする」ではなく、反省する相手の気持ちを愛で包む行為なのですよね。それは、愛という名のプレゼントとも言えます。
この無償のプレゼントを贈られた部下は、きっと恩返しのプレゼントをしてくれると思います。自分が困っているときに、協力してくれたりとか…
だから、人を許すのは、自分にもメリットがあるのです。
③「許す」と自分の株が上がり、相手は、熱心に自分の話を聞くようになる
許せる人って、そもそも、心が広く、人間が出来た方です。
許せる人 = 心の広い人、人間のできた人
つまりは、ミスをした人を許せば、「 心の広い人」、「人間のできた人」と思われる可能性があるわけです。
これは、チームリーダー、プロジェクトリーダーにとっては、物事をスムーズに進める上で、ちょっと欲しい”称号”ですよね!?
④「許す」と運気が上がる
「短気は損気」と言いますが、逆を言えば、「許す」行為は運が自分に入ってきます。許す行為を神様も見ていますので、思わぬ幸運なことが舞い込んでくるのです。
Q.「許す心を持った人」 or 「とりあえず叱る人」のどちらかの人と、デートするとしたら、どちらの方が良いですか?
「許す心を持った人」ですよね。「許す」心を持つと恋愛運も上がるのですよね。異性が寄ってきます。
⑤許すと論理的思考ができるようになる
「許す」となると、「許した責任」を自分が負うことになるのですよ。
自分の部下が、次に同じ問題を起こした場合、
上記のように、自分がもっと怒られるきっかけになりかねません。
そうなると、徹底したミスの原因究明、再発防止を論理的に考える必要があるのですよね。「次にミスしたら、あなた、減給ね」みたいに脅すことをすれば、なんとなく、解決したような気分になるのですが、「許す」場合は、そうもいかない…
「許す」行為は、怒ることで簡単に解決する問題を、論理的な方法だけで、処理しなければいけないのです。よって、「許す」癖が付いている人は、怒ってばかりの人よりも、論理的思考の癖が身につくのです。
⑥許された相手は、のびのびと仕事できる
ミスして、怒られた人は、恐怖で震えたり、怒った人に苦手意識を持ったりして、仕事に集中できなくなってしまうのですよね。
怒られた人の「恐怖の感情」は、職場に不協和のオーラを放ち、職場内でミスが起きやすい状況をつくってしまうのです。
その点、「許す」行為は、調和のオーラが「許す人」と「許された人」の間で発生するので、職場の空気感もミスが起きにくい環境になります。
最後に
ここまで、「許す」ことのメリットを挙げてきましたが、
許すことは、才能です。
簡単にできることではなく、自分を磨いた人だけが出来る行為です。だから、「許す人」は尊敬されるのです。
もし、職場で誰かのミスを見つけて、怒りそうだったら、許してあげてみてください。「許す人」は、多くの人を団結させ、強いリーダーシップを発揮しますので、きっと自分のキャリアをアップさせてくれると思いますよ。
同じミスを何度もしたり、ミスをしても全く気にしていない、というタイプの人もいると思うのですが、そういう場合、何かを言っても言わなくても一緒だと感じて、注意をしなくなる、ということがあったりします。これは、許すというより、見放す、なのかなと思うのですが、見放すより、叱る、の方が、まだいいんでしょうか。許すことと、あきらめてしまって、何も言わないことには、どんな違いがあるのでしょうか。
ケイさん
コメントありがとうございます。
今回の記事では、反省をしている相手に対して「許す」ことについて書いています。
ケイさんのおっしゃるような、「同じミスを何度もしたり、ミスをしても全く気にしていない人」に対しては、「許す」ことによるメリットは発生しません。
「同じミスを何度もしたり、ミスをしても全く気にしていない人」に対しては、私の考えですが、
人事権のある上長に、「○○さんは、ミスも多く、当人は反省もしません」と報告することが正しいと思います。
反省しない人は、会社への忠誠心が不足しているので、
そもそも、どうしようもないのですよね。
辞めてもらうか、その仕事から外すことが正解だと思います。
ミエナ
私はケアレスミスが、本当に酷くて、重要な時にボーっとしたり、忘れたり、見直しも3回しているのですが、それでも、ミスしてしまいます。強烈な人に怒られまくって、メモとか付箋とか貼ったりしても、やらかしてしまい、怒ってください、カモってくださいと言わんばかりにやらかしてしまいます。落ち込んで価値がない自分が辛くて仕方ないです。
その場合は、自分で自分を責め過ぎて、無意識にあえて同じ失敗を何度もしてしまうのでしょうか?
ゆかりさん
コメントありがとうございます。
頂いたご質問の回答を下記の記事に書かせて頂きました。
ケアレスミスが多い場合のスピリチュアル的な意味
ご確認くださいませ。
ミエナ
反省している相手に対して「許す」ことが大切なんですね。私も、人のミスにカリカリせずに、人を許せる人になろうと思います。
疑問にこたえていただき、ありがとうございました。
部下のミスには腹が立たないのですが、五年前に2から3年間のパワハラを受けていて.その人のことを許すことができません。
顔をみるとムカムカします。相手は平気な顔で出世してますが。
今はパワハラにきびしいので、何かの折に本人に嫌みくらいいってやりたいのですが、もう本人も忘れてますよね。
謝罪してもらいたいのですが、年数がたっちゃってるので蒸し返すことも難しく、ただ恨んだり、怒ったり、足を引っ張ろうとしてしまったり。
我ながら生産性がなく、気持ちの処理に困っています。
まゆさん、
パワハラのイライラを消すのは大変ですよね。
ただ、こういうイライラさせる人間は、心の成長に繋がることが多いのですよね。
運命的に、守護霊が出会わせている可能性もあります。
とにかくイライラしたら、空想を意図的に働かせてください。
例えば、頭の中に、好きな男性俳優さんをイメージして、その俳優さんがパワハラする相手から自分を守ってくれるイメージをするのです。現実には起こりえない状況を意図的にイメージすることで、自分の心を客観視できるようになります。
ミエナ