こんにちは、ミエナです。
今回は、「なぜ、一人旅は人生を豊かにするのか?」について書いていきます。
この記事ついてを書こうと思ったのは、下記のご質問をコメント欄にいただいたからです。
M.Hさん
ミエナさん、こんにちは。
本日も楽しくブログを拝読しました。
本日のブログの中で一つ質問させてください。
心を柔軟にして新しい常識を受け入れる為に、誰かと行く旅行ではなく、敢えて一人旅を挙げられていますが、何故一人旅がいいのでしょうか?
一人旅にはどんな効果があるのですか?
教えてください。
参考記事:なぜ年齢を重ねるほど、小言が多くなるのか?【3つの理由】
M.Hさん、ありがとうございます。
それでは、以下で、心の柔軟性において、一人旅がなぜ良いのか、理由を書いていきます。
ミエナの初めての一人旅
ここで、プロローグとして私の初めての一人旅の話をさせていただきます。
学生時代は何度か一人旅に行きました。インド、アメリカ、タイです。初めての一人旅は、19歳のときのアメリカのオレゴン州した。
19歳の当時、姉がカナダに住んでいたので、両親と私で姉の住むバンクーバーのアパートを訪ねたのです。そのとき、大学生だった私は、どうしても一人旅の経験がしたくて、一人でバンクーバーから、シアトル、ポートランド(オレゴン州)にグレイハウンドという長距離バスに乗って、少しだけ一人旅を味わったのです。
一人で、海外で旅をしたのは、このときが初めてでした。
グレイハウンドという長距離バスは、バンクーバーを出発し、10分くらいで、近くのバーガーキングに停車しました。出発していきなり停車したので、私はトラブルかと思ったのですが、運転手がハンバーガーを買うために停車したらしいのです。(真実は不明…)
日本とは違うユルさが、当時、とても好きでした。
さて、カナダとアメリカの国境の検問で、私のリュックが金属探知機に反応し、警備のスタッフ2〜3人に囲まれ、リュックの中身を見せるように言われました。私は、電子機器を所持しておらず、なぜ、ブザー(警報)がなったのか分かりませんでした。
リュックの中身を調べた国境の警備員は、丸い銀色のボール(直径7cm)を私のリュックから見つけて、「これは何だ。」とまくし立てました。
私は、そんなものをリュックに入れたつもりもなく、一瞬、頭が凍りました。それは、一瞬、爆弾のようにも見える…
しかし、よく見ると、それは、お母さんの作ったおにぎりがアルミホイルに包んであっただけでした。こっそり、息子を心配した母が、おにぎりをリュックに忍ばせていたのです。
それが、金属探知機に反応し、警備員に囲まれてしまったのです。
事実を喩った私は、咄嗟に「ライスボール」と警備に説明しました。警戒していた警備員の顔は、笑顔に変わり、その場の大人たちがゲラゲラ笑っていたのを憶えています。
ミエナの考える一人旅の良さ
さて、一人旅をした方なら分かるはずです。一人旅の素晴らしさを。この記事では、あえて箇条書きにします。
▼ミエナの考える一人旅の良さ
- 旅がつまらなかったとしても、誰のせいにも出来ない
- 自分と対話する時間が増える
- 私生活よりも、想像力を求められる
- 決断する回数が多い
- 決断に際して、悩む無意味さを知る
上記が、一人旅の良さです。
①旅がつまらなかったとしても、誰のせいにも出来ない
何か上手くいかなかったときに、「人のせいにする」人っていますよね?そういう方は、心が成長しません。自分を責めず、反省もしないからです。
自分という存在を否定せず、豊かな人生を送ることはできません。
そういう意味で、一人旅は、誰のせいにもできません。限られた旅行の期間をどこまで楽しむかは、自分一人にかかっているのです。
一人旅がつまらなければ、自分の能力が低いことを意味し、それは、自分の能力の無さに気付くきっかけとなるのです。
②自分と対話する時間が増える
一人旅というのは、話す相手がいません。そうなると、美しい景色を見て「わぁ〜。キレイ♪」と思っても、話す相手がいないのです。当たり前ですが…
しかしながら、「わぁ〜。キレイ♪」と思った自分の声を聞いている「自分」がいることに気付きます。感動している自分が、そこに存在していることに気付くのです。この瞬間こそ、自分を客観的に観察している証拠です。
「他人から見た自分」に近い自分に気付くのが、一人旅の良さです。
一人旅とは、自分との対話を自然と与えてくれる素晴らしい機会です。
③私生活よりも、想像力を求められる
一人旅を楽しむには、「勘」や「想像力」が重要です。
旅先で何を食べるか、どんなレストランに行くのか、夜はバーに行くのか…知らないことばかりだから、「勘」や「想像力」が鍛えられるのです。イメージを膨らまさないと対処できないことが、いっぱい一人旅にはあります。
そのため、一人旅は、「勘」や「想像力」を非常に多く求められ、それらが磨かれることで、私生活をより豊かにしてくれるのです。
④決断する回数が多い
一人旅では、決断が多く求められます。観光地を全部見て回ることは、通常の旅では不可能です。何を見て、何を見ないかを自己責任で決めていきます。
旅を素晴らしいものにするかは、この決断で決まります。
加えて、一人旅では、すべてが自己責任です。だからこそ、慎重に決める必要があるし、時間も有限ですから、悩む暇もなく、即断が求められます。
これこそ、私生活での行動力を上げる訓練となるのです。
⑤決断に際して、悩む無意味さを知る
一人旅で、時間が1時間あまってしまい、近くに2つ観光名所があったとき、あなたはどうしますか?
この場合、瞬時に決める必要があります。1時間だけ時間が余ったなら、1時間かけて悩むわけも行かないのです。
つまり
行動あるのみで、悩みは不要
ですよね。
旅から離れた日常(私生活)では、多くの人は、総じて悩むことの方が多く、すぐに行動には移しません。しかしながら、一人旅では、この真逆のことが起こるのです。
これにより人間は、一人旅をすることで、「悩む」ことの無意味さ、行動の重要性に気付くのです。
一人旅は人間の器を大きくする
人間は年を取るほど、自分の考えが固定化していきます。自分の考えが固定化すると、他人の考えが受け入れられなくなるのです。
そんな固まった心をほぐすのが、一人旅です。大勢で旅行に行っても、一人旅ほど、心を柔軟にする効果はありません(多くの人にとって)。
ツアーに参加すれば、つまらなかった旅行は、ツアー会社のせいにすれば良いだけで、そこには、精神的な学びが少ないのです。
一人旅は、自分の心を裸にします。
だからこそ、自分が自分の醜さ(弱点)に気付くチャンスとなり、さらに自分を磨く機会が与えられるのです。
コメントをもらえると嬉しいです(´∇`)