魂とは何か?魂の真実から「心の本質」について考える

こんにちは、ミエナです。

今回は、「魂とは何か?」をテーマに書いていきます。

ミエナ
この記事は一般的な魂への見解を書いたものではなく、かなり魂の本質に迫ります。ですので、スピリチュアル上級者向けの記事かもしれません。

魂とは何か?魂の真実から「心の本質」について考える

Q.あなたは、魂とは何だと思いますか?

正直な話、この「魂とは何か?」という問いは、すごく不毛なものだと思われやすいかもしれません。そう思うのは、魂というものが、この世において、あまりにも「曖昧な存在」として捉えられているからです。

一般的に魂とは…

  • 目に見えないもの…
  • 存在を証明できないもの…
  • 人は死んだら、肉体を離れ魂となる…
  • 魂とは幽霊のこと!?
  • 自分の人生に無関係に感じる…

一般論では、このように捉えられがちですよね。でも、霊能者である私からすれば、人は「人間」である前に「魂」であるように視えますし、人そのものが「魂」であるならば、魂の本質に迫ることは、自分を知ることであり、また他者の心を知ることと同じであるように感じます。

このように考えていくと「魂とは何か?」を知る意義は大きいと思うのです。

一冊の本が魂について教えてくれた

私にこの記事を書くきっかけを作ったのは、一冊の本です。その本のタイトルは、 ローレンス R.スペンサー著『エイリアン インタビュー』です。

Aさん
エイリアン…なんか…怖くてキモい…

上記のAさんのように「エイリアン」と聞いて「怖い」と感じる方も多いかもしれません。

一般に売れているスピリチュアル本というとキラキラしたハッピー&ラブリーな本(?)が人気なのかもしれませんが、この本にそのような雰囲気は全く漂っていません。

ミエナ
スピリチュアル好きの人の中には、すでに読んだことがある人もいると思います。私としては、ずっと前から読みたかった一冊ではあったのですが、なかなか思い切りがつかず…最近、Kindle Paperwhite(第12世代)を買ったので、それを機に本書の電子版を読みました。

この本の内容を簡単に説明すると…

1947年7月にアメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近で墜落したUFOが米軍によって回収されたとして有名なロズウェル事件で、生存していたグレイ型の宇宙人陸軍航空隊の看護師であったマチルダのコンタクトの記録です。

「エアル」と名乗る宇宙人とマチルダとのインタビュー記録は、事件から60年経ったマチルダの死後、その原稿がローレンス氏に送られ、彼によって自費出版されました。アメリカ軍との守秘義務があるため、この『エイリアン インタビュー』は、SF(サイエンス・フィクション)作品として出版されています。

本の内容を本気で信じるようになったワケ

私は霊能者であり、これまで多くのスピリチュアル本を読んできたので、真実を書いているか、嘘が書かれているかはすぐに分かります。

そして、この本に関しては…正直に言って衝撃の連続でした。

ただ、この本を手にした多くの人が、この宇宙人の言っている意味を全て理解できないでしょう。この宇宙人自身ですら、自分の持つ見解を英語で説明できず、時折、困惑しているのですから。

この本は…

  1. 覚えたばかりの英語で言語化しにくいことを必死に伝えようとする宇宙人(エアル)
  2. 宇宙人の言っている意味を理解できていない看護士(マチルダ)
  3. 60年後にこのインタビュー内容を編集する第三者(ローレンス)
  4. 英語本を日本語に翻訳する人

上記のような過程で伝言ゲームみたいなことが起こり、決してシンプルで分かりやすい文章ではないのです。

でも、私は自分自身がスピリチュアルに関する独自の見解を持つので、とても興味深く読ませていただきました。

衝撃を受けた魂に関する記述

私は霊能者なので、人の魂を霊視できるのですが、これまで自分の視えた魂の仕組みを客観的に裏付けることができませんでした。自分では、自分の霊視に対して自信を持っていても、第三者が自分の視えた光景を「正しい」と判断してくれるわけではありません。

魂に関しては、自分なりにスピリチュアル背景イメージというものを作り、個人セッションで活用していたのですが、それでも自分の見解を裏付けることは、たとえ見解が正しかろうが証明不可能だったわけです。

そんな中で、『エイリアン インタビュー』の中に、魂についての記述を見つけ、それを読んだ私は「これだ!私の見ている魂の光景と一緒じゃん」と興奮したわけです。

その一文が下記です。

『エイリアン インタビュー』に登場するエアル(宇宙人)の言葉

個人的に私は、全ての感覚のある存在たちは不死のスピリチュアルな存在であるという信念を持っている。これには人間も含まれている。正確性と単純さのために、私は自分の造語を使う:「IS-BE(イズ・ビー)」。なぜなら不死の存在の第一の性質は彼らが時間の無い「IS(存在する)」という状態の中で生き、彼らの存在の唯一の理由は彼らが「BE(そうなる)」ということを決めるからである。

Lawrence R Spencer. エイリアン インタビュー (リーダーズ・エディション): Readers Edition (p. 79). (Function). Kindle Edition.

この一文を読んで、私が視ている魂の見解と一致したのですよね。すごく分かりにくい言葉で書かれているので、この本を読んだことのある人も、もしかしたら読み飛ばしているのではないでしょうか。でも、この内容は、私からすれば衝撃そのものでした。

魂は「IS – BE」である

魂は、日本語では「魂(たましい)」と書き、英語では「soul」では「spirit」と呼ばれています。

ですが、この宇宙人は、魂のことを「IS – BE」と呼んでいます。つまり、私たち人間の正体は、「IS – BE」であり、人間だけでなく神様も宇宙人もすべての生命は「IS – BE」を宿しているわけというわけです。

では、なぜ宇宙人であるエアルは、「soul」や「spirit」といった既存の英語を使わず「IS – BE」としたのか…それは、それら既存の言葉では、この魂の本質を看護士であるマチルダに説明しきれなかったからでしょう。

魂における3つの性質

宇宙人エアルが魂のことを「IS – BE」という造語を使い、魂の本質について語るのは、この一文だけなのですよね。

※しつこいですが、もう一度、この一文を下記に掲載します。

個人的に私は、全ての感覚のある存在たちは不死のスピリチュアルな存在であるという信念を持っている。これには人間も含まれている。正確性と単純さのために、私は自分の造語を使う:「IS-BE(イズ・ビー)」。なぜなら不死の存在の第一の性質は彼らが時間の無い「IS(存在する)」という状態の中で生き、彼らの存在の唯一の理由は彼らが「BE(そうなる)」ということを決めるからである。

では、この「IS – BE」という表現から何が判るかというと…下記の3点です。

  1. 魂は、永遠ではない
  2. 人は他人から無視されると魂レベルで傷つく
  3. 夢や目標を持たない魂は存在しない

上記の3つです。さらに詳しく述べていきますね。

①魂は、永遠ではない

「魂は永遠です」とスピリチュアル界隈で言われていますが、どうやらそうではないようです。

魂が「IS – BE」であるならば…

自らの意識が「自分は存在している」と思う限り、魂は存在し続けます

逆を言うと、魂そのものが「私は存在しない」と思うようになると、魂は消滅するのです(…たぶん)。でも、「私は存在しない」と心の奥底から思うことが実質的に不可能であるために、「魂は永遠である」と言われるわけです(…たぶん)。

①人は他人から無視されると魂レベルで傷つく

魂の根底には、「私は今ここに存在する」という意識があるため…

他人から、自分がまるで存在しないかのように扱われる「無視」は、この世で一番苦しい魂への攻撃と言えるでしょう。

だから、人を無視するのは止めましょう。(私も気を付けます。)

魂の本質を知れば知るほど、「人を無視してはいけない」ということが分かりますよね。

ちなみに、この法則から言えば、自分の心に対し、「自分は今ここに存在するんだ!」と話しかけるだけでメンタルバランスが整うはずです。

「存在の承認」こそが魂の原型に当たるので、自分で自分の存在を証明し肯定することで心が回復するのです。

③夢や目標を持たない魂は存在しない

宇宙人エアルが語った魂を意味する造語「IS – BE」…「IS」は自らの存在を証明する意識を指し、「BE」は自分が向かう先、あるべき自分の姿を指しています。

「BE」と言えば、BE動詞ですよね(学校で習いました)。つまり、私たち人間は、「名詞」ではなく「動詞」だってことなんですよ。このことは、この『エイリアンインタビュー』を読む前に書いた私の記事にも記載しています。

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大切なのは…

夢や目標を持つのは人間の本質であり、宇宙の本質でもある

ということです。例えば、余命わずかの重病人でさえ、明日に夢を持ち、その夢を達成しようと試みます。

このように考えると、相手の心を元気にしたい場合…

相手の存在を肯定し、その人の夢を応援することで、その人の魂は回復する

のです。

また、逆に言うなら…

他人によって、自分の夢を潰されると心はボロボロになる

わけです。

魂の本質からみた「人間が幸せになる方法」

人間が幸せになる方法は、この「IS – BE」という解釈をベースにするとシンプルな答えが出てきます。

自分を無条件に愛し、他人の放つ誤った批判を押しのけ、自分の行くべき方向へと進むこと

上記が魂の本質から見た人間が幸せになる方法です。

また、他人を幸せにする方法は下記です。

相手の存在を肯定し、その人の夢を応援すること

「魂を縛るもの」からの解放

この地球上の社会は、私たちの魂の本質である「IS」と 「 BE」を否定してきた歴史を持ちます。そして、この「IS – BE」を拘束する社会システムは現代でも続いているのです。

その1つは、一律の価値観を人間に植え付ける社会システムです。

大雑把に言うならば、それは学校教育における「偏差値(学歴)」であり、経済社会における「お金」という価値観です。

「IS – BE」である私たちは、「今ここに存在し、自分の行くべき方向に向かう存在」です。そして…

人はそれぞれ生まれつきスタート地点が異なり、ゴール地点も異なる存在

でもわけです。

人それぞれ固有の価値観を持ち、そして、その固有の価値観こそ、その人の存在意義でもあるのですが、学校教育や経済社会が人生のスタート地点とゴール地点を勝手に決め、固有の価値観を一律化するように仕向けているわけです。

「学校教育」によって、一律に順位を付け、順位競争に脱落した者の存在意義(IS)を否定します。そして、その者の夢(BE)も同時に破壊するのです。

つまり、学校は、魂を攻撃する場になっているのですね。加えて、最悪なのが「いじめ」による無視です。無視は、魂への直接攻撃に当たるために、言葉では表せない苦しみを被害者に与えます。

また、経済社会における「お金をどれだけ持っているか」という価値基準も、「IS – BE」が持つ本質を壊す要素です。お金持ちだろうが貧乏だろうが、偉かろうが偉くなかろうが、その人が「自分が”なるべき自分”に向かう」という本質を魂に抱える以上、存在意義は同じなのです。

このような状況で、人間の魂を解放させる方法を『エイリアン インタビュー』の中で下記のように記載しています。

人類が自分たちは生物的な体に過ぎないという概念を超越するためには、自分の人間としての姿を超越し、自分はどこにいるのか、また自分はIS-BEであるということ、またIS-BEとして自分は本当は誰なのかということを発見しなければならない。一度これらの気付きに達すれば、あなたの現在の監禁状態を脱出することが可能かもしれない。

Lawrence R Spencer. エイリアン インタビュー (リーダーズ・エディション): Readers Edition (p. 190). (Function). Kindle Edition.

簡単に言うと、自分のことを「IS-BE」と認識できれば、苦しみから抜け出せる可能性があるということです。

ちょっと、面白いですよね。

ミエナ
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