こんにちは。ミエナです。
今回は、当ブログの人気企画「あなたのギモン大募集」に寄せられたギモンについてお答えします。今回のテーマは、「運命」です。
なばなさん(20代女性)
前世の人格、人生は今世にどのぐらい影響を及ぼすものなのでしょうか?
なばなさん、ご投稿ありがとうございます。
このギモンは、非常に簡潔な文章で書かれていますが、きちんと説明すると、結構な記事ボリュームが必要となりまして、やや難解です。
なのですが、イラストを使ってご説明していこうと思います。
そもそも前世とは何であるか?
この疑問の答えは、「前世とは何であるか」をちゃんと理解する必要があります。
なので”この疑問の答えはコレ!”のような形では説明しにくく、やや遠回りですが、「前世」の定義からご説明します。
「前世とは何か?」の前に抑えてほしいこと
「前世とは何か?」の前に、下記の3つを抑えてほしいです。
・魂は永遠である
・自分は肉体でなく、魂である
・肉体は、生と死を繰り返す
この3点が、「前世」を語る上で欠かせません。
鏡に映る自分は自分ではないです
ズバリ、あなたの正体は「魂」なのです。
服を着ている生命体は、あなたではなく、あなたが宿っている生命体に服を着せてあるのです。

いきなり、ショッキングな話ですみません。
ただ、これを理解すると、前世が分かりやすいのです。
つまり、前世というのは、自分(魂)が過去に宿っていた肉体の”生から死までの時間”です。
また今世は、今現在、自分(魂)が宿っている肉体においての”生から死までの時間となります。

※イラストの「忘却の水」については後述します。
自分を「魂」と定義し、人生を「魂が宿った肉体の生から死までの時間」とすると、「前世があるから今世がある」ことが分かります。
つまり、「前世の自分は、今世にどれくらい影響を与えるのか?」という疑問の答えは、つまり、「多大な影響を与えている」ということになるのです。
前世の影響をどれくらい、今世は受けるのか?
先ほど、「前世は今世に多大な影響」と書きましたが、もっと、この影響度について、深掘りしていきますね。
忘却の水について
前世と今世の間には、生まれ変わるまでの数十年から数百年かかります。そして、今世に赤ちゃんとして生まれ変わる際には、忘却の水を飲まされます。
忘却の水とは、飲むと記憶を全て失う水です。
前世の記憶がないのは、このためで、記憶がないことにより、人間は前世でまとった固定概念を排除し、全く新しい自分として人生をスタートするのです。
忘却の水を飲んでも消えないもの
具体的な人生経験は、忘却の水で忘れます。
17世紀のパリの洋菓子店の味は、前世では憶えていても、生まれ変わった今世では憶えていないことになります。
しかしながら、忘却の水を飲み記憶を失っても、魂が引き継ぐものがあります。それは下記です。
・波動(魂の成長度合)
・使命(魂の成長のために達成せねばならないこと)
さらには、下記です。
- 抽象的な事柄への愛(嫌悪)
- 抽象的な事柄への対処方法(処世方法)
※抽象的な事柄とは・・・形のないものです。例えば、平和、安定、富、権力、自己犠牲、信頼、裏切り、友情、支配 などです。
上記の2つが、なばなさんの疑問にあった「人格」に当たりますね。例でご説明します。
例:抽象的な事柄への愛(嫌悪)
・平和な南の島で家族ともともに平穏な人生を送った「前世」であれば、今世でも「平和」「安定した生活」を求める傾向があります。
・前世で日本国のために戦争で死んだのならば、今世でも自国への愛が強い傾向があります。
例:抽象的な事柄への対処方法(処世方法)
・負けず嫌いの性格により、スポーツで世界チャンピオンになった人生が前世ならば、今世も負けず嫌いの性格が残ります。
・織田信長が前世の場合、今世でも、人間を信用するよりは、疑う性格でしょう。
前世の人格や価値観が濃く現れるのは、「前世で魂の成長に寄与した人格」だけ
前世の全人格を引き継ぐわけでもありません。引き継ぐ人格は、前世で魂の成長に寄与した人格だけです。
こちらも例でご説明しますね。
【例:前世で魂の成長に寄与した人格】
前世で村人のために、自費で橋を作り、感謝された経験がある人は、その思いやりのある人格を多く引き継ぎます。「思いやりのある人格」のために魂が成長できたからです。
前世が国王で、お金が大好きで、税金を使って贅沢ざんまいし、死ぬまで金にまみれた場合、波動を下げてますので、今世では、お金に執着しません。お金が嫌いになるでしょう。
つまり、今世で一世代でお金持ちになった人は、前世ではお金に執着せずに貧困に喘いだ可能性があります。そのため、「より魂を成長させる」手段として、お金を稼ぐ大切さを知ったのです。
結局、前世からの影響度は、知り得ない
実際に自分の前世を知ったとしても、前世のどの人格が、今世に反映されるかは、自分では知り得ません。霊能者でも自分の前世を正確に、自分で見ることができる人は少ないと思います。
※もちろん、他人の前世は霊能者であれば見れます。(それをご本人にお伝えするかは別です。)
なぜなら、知る必要がないのです。
神様がわざわざ忘却の水を飲ませて忘れさせたことを、人間の好奇心で無理に知ろうという行為は、神様の行いに反するからです。
前世について詳しく知った方が良い人は存在しますが、「神に選ばれし者」のみだと思います。「神に選ばれし者」でも限定された情報のみ授かるのではないでしょうか??※前世の情報を知りうる人について、具体的な基準があるのかは知りません。
全部、自分の前世を細かく知っている方は、波動が神に近い方ですね。(あまり、いないです。)
死ぬと、あの世で数百年もの時を過ごすことになる?(2020年5月 追記)
追加で質問をいただきましたので、お答えします。
ななみ さん
生まれ変わる仕組みが、魂の入る器としての身体が、その人が死ぬごとに入れ替わるということでしたが、魂は必ず1度死んでもまた別の身体に入るので、魂だけがその辺をうろうろしているということは無いのだと思います。
そうすると、「あの世」の存在が不思議に思えてきました。
まず、霊感がある人がみる幽霊と呼ばれるものは、亡くなった人であるから、「あの世」の住民だと思います。
「あの世」にいる幽霊は、ブログに「生まれ変わるまでに数十年から数百年かかる」と書いていらっしゃったので、その「数十年から数百年」を過ごしている人がいるということでしょうか?
こちらの世界と、あちらの世界では時間の流れは違うのでしょうか?
ななみさん、ご質問ありがとうございます。
人間は、死ぬと「あの世に行く霊」と「この世に残る霊」に分かれます。「あの世に行くと霊」とは、成仏した霊です。成仏した霊は、「数十年から数百年」で生まれ変わります。
それとは異なり、「この世に残る霊」は幽霊といわれ、成仏するまで生まれ変わりません。落ち武者の霊などは、千年以上も成仏しないケースはあり得ます。
この記事で書いた「数十年から数百年」とは、まず、成仏した霊のケースを指しています。
さて、本題です。
人間の感覚で、「数百年」は長く感じますが、同じ時間でも霊と人間では感じ方が異なるのではないでしょうか?
人間でも、時間感覚って異なりますよね。「ジャネーの法則」というようです。年齢が低いほど、1年が長く感じられるという法則です。
肉体の人間で、これほど時間感覚が異なるなら、肉体のない霊の時間感覚は、想像も出来ません。また、この世界は3次元です。でも、霊の住むあの世は4次元以上となります。
時間軸が、物理空間のように見える世界かもしれません。
なので、我々、人間の世界の単位で「数十年から数百年」という意味で、霊が同じ「時」を我々と同じ感覚で感じているかは、別なのです。
ちなみに、あの世は、この世と同じくらい、いろいろなものがあります。職業で守護霊をしたりするとおもいます。なので、あの世に行ったら行ったで、結構、忙しく「数百年」はあっという間かもしれませんよ。
ななしさん
コメントありがとうございます。
> ソースってどこですか?
基本的にソースを元に記事を書いていませんので、ソースは存在しません。
チャネリングをやっていると、前世の話は、守護霊から聞けるのですよね。
そういう映像を見せられる中で、自分の中のこれまでのスピリチュアルな情報と脳内でリンクし、この記事が出来ました。
> 興味自体はあるんですけど、やっぱり根拠がないと、、、
別に、信じなくても良いです。信じたい人だけに信じて欲しいです。
このような情報に触れなくても、立派に生きていける人は大勢おります。
> 限りなく客観に近い主観でいいので提示していただけないでしょうか。
「限りなく客観に近い主観」ですか…
テレビ番組の奇跡体験!アンビリバボーでは、前世の記憶を持つ子どもを特集したりしてましたね。
また、私が前世の職業を伝えると、「それ、私、なぜか得意なんです。」なんてことも、私のセッションであります。
偶然でしょ…と言われれば、どうにも取れますが…
ぜひ、一度、私のセッションを受けてみてはどうです?
ミエナ
あの、、、、
ソースってどこですか?
興味自体はあるんですけど、やっぱり根拠がないと、、、
限りなく客観に近い主観でいいので提示していただけないでしょうか。
ななしさん
コメントありがとうございます。
> 波動の高低差を言及する時点で波動が低いと思います。
私は、「波動の高い世界を良し」とします。
それは、私が「人間が生まれる意味が、波動を上げるとため」と考えるからです。
波動が低いことを「悪」としないのであれば、すべての犯罪を受け入れ、すべての独裁政治を受け入れることになります。ヒトラーを愛すことが「本当の愛」であっても、私はできません。私のレベルは、そこまでいっていないのです。
私は、悪を憎みます。犯罪を拒否します。
犯罪社会も、平和な社会も同じ「宇宙を構成する一つの要素」と考えることは、
最終的な悟りの本質はそうであっても、中途半端にそのように考えるのであれば、それは危険な思想とも言えます。
波動の高低差を言及する時点で波動が低いと思います。
高い低いも宇宙を構成する一つの要素ですし、
低い=悪いとするのはある意味世界を、可能性を否定する事になります。
人間としては難しい事ではありますが、悪も愛してやるのが本当の愛だと思います。
銀木犀様
コメントありがとうございます。
前世は、興味湧いてしまいますよね。
お気持ち分かります。しかし、限定的にしか、お答えできないのですよね。
これぞ、天界のルールです。
はじめまして。興味深く読ませていただきました。私は前世療法を受けたことがあるのですが、前世を聞き出そうとしても許可されず、その他のほとんどの質問も許可が得られず、最終的に私が受け取ったメッセージは「知る必要ない」と「ととのえる」でした。ブログを読ませていただいて、正に「知る必要がない」と書かれてあったので、私にはとても響きました。そして腑に落ちました。ありがとうございます。「ととのえる」は調べてみると漢字は整える、調える、斉えるがあることが分かりました。しかし、まだ真には理解と行動が至ってない状態です。
スピリチュアルなことにとても興味があるので、これからもブログ読ませていただきます。