こんにちは、ミエナです。
今回は「自信が持てない」と感じる方に向けて、スピリチュアルな観点からその原因を探り、自己肯定感を高める方法についてお伝えします。
頑張っているのに自信が持てない…

Q:あなたは、自分に自信がありますか?
この問いに「はい」と即答できないなら、それは決してあなた一人だけではありません。SNSを見れば誰もが輝いて見え、人との比較から「生きづらさ」を感じてしまう現代。どうすれば、この不安から抜け出せるのでしょうか?
ミエナの個人セッションでも、「どうすれば自信を持てるようになりますか?」というご相談をよくいただきます。努力しているのに自信が湧かない、他人と比べて落ち込んでしまう…そんな悩みを抱える方は少なくありません。
また、自信満々に振る舞っている人でも、実は「本当に自分にできるのか…」と、やる前から不安になってしまう人もいます。
自信を失うメカニズムとは?

スピリチュアルな視点から見ると、自信のなさはその人の能力に関係があるのではなく、心の中が曇っていたり、エネルギー低下が要因であることが多いです。
では、なぜ人は自信を失ってしまうのでしょうか?このことをより分かりやすく理解していただくために、下記のAさんとBさんの例を見てみましょう。
▼自信のある人(Aさん)



▼自信のない人(Bさん)



上記のAさんとBさんの違いが、なんとなく分かりますか?両者の違いは、自己評価の仕方にあります。
新しい仕事を任されて「え…私ですか?」まで両者とも同じですよね。その後、二人とも自分に対し自己評価を下して、大切な責務を果たせるかどうかを判断をしています。
自信の有無を左右する2つの視点
自信について考える上で、ポイントはたったの2つです。
- 自分をどう評価しているか
- その評価が正確かどうか
この2つについて考えていきましょう。
①あなたが自分をどう評価するか
→ 高く評価する = 自信がある
→ 低く評価する = 自信がない
自分を高く評価する人ほど、自信があります。このことは、誰しも共感しやすいですよね。実は、見落としがちなのは、「その評価が正確かどうか」です。
②その評価が正確かどうか
→ 正しく評価できている = 自信がある
→ 誤った評価をしている = 自信がない
自分を正しく評価できる人は、そうでない人よりも自信を持ちやすいのです。
すなわち…
自分の能力を自分の中で低く評価していても、その評価が正しければ、自信を失うことはありません。

▼表:自信の有無を左右する2つの視点
この2軸の組み合わせが、あなたの自信の持ち方や人生の選択に大きく影響します。
自己評価 | 評価の正確さ | 結果 |
---|---|---|
高い | 正確 | 自信を持って今の環境で活躍 |
低い | 正確 | 環境を変えて能力を発揮 |
高い | 不正確 | 周囲からの信頼を失う |
低い | 不正確 | 潜在能力が眠ったまま |
上記で、自信のない人は表の一番下の「自分を低く評価し、自分を正しく評価できない人」に当たります。
このような人は…
自分を正しく評価できないからこそ、自分を低く評価してしまうため、高い潜在能力を持っていると言える
のです。
自然界に学ぶ「本来の自信」

ここで、自然界の生き物たちに着目してみましょう。
森の鳥、川のカエル、海の魚たち…彼らは迷いなく、自分の力を素直に発揮しています。人間も本来はそのような生命力に満ちた存在です。
しかし、知性が発達した人間は「何のために生きるのか」を見失いやすく、自分を正しく評価する力が曇ってしまうことがあるのです。
スピリチュアルな視点で見る「自信を失う3つの要因」

人はなぜ自信を失ってしまうのでしょうか?スピリチュアルな要因を3つ挙げます。
▼自信を失う3つの要因
- アイデンティティの誤認
- エネルギーの低下
- 他人との境界線の曖昧さ
これらは互いに影響し合い、複雑に絡み合います。特に①「アイデンティティの誤認」は根本原因となりやすく、カルマとも深く関係しています。
①アイデンティティの誤認
「アイデンティティの誤認」とは、本来の自分を見失っている状態を指します。簡単に言うと、本当はできるのに、できないと思い込んでいる状態のことです。
②エネルギーの低下
波動の低い環境にいる場合やメンタルの不調があるときの状態を指します。例えば、恋人にフラれて落ち込んでいるとき、また、ブラック企業のような波動の低い職場にいるとき、人は自信を失いやすくなるのです。
元々どんなに自信に満ちあふれた人でも、長時間労働でへとへとになり、上司からの強いプレッシャーを受けている状態だと、自信を持つことは難しくなりますよね。
③他人との境界線の曖昧さ
他人の評価に振り回され、自分軸が揺らぐと、自分を正しく評価できず、自信を持つことができません。
エンパスが強い人、幼少期に親の愛情を受けられなかった人、さみしがり屋の人、「(一人残らず)みんなと仲良くしたい」と強く思う人ほど、自信が湧きにくくなります。
絡まる3つの要因が自信を奪う
上記の3つの要因は同時に併発することがあります。
例えば、アイデンティティの誤認がエネルギーの低下をもたらし、自己愛が大きく低下することで他人との境界線が曖昧になることがあるのです。
▼幼少期に原因があるケース
アイデンティティの誤認 → 他人との境界線の曖昧さ → エネルギーの低下
両親が極端に厳しかったり、愛情を注いでくれない場合、アイデンティティの誤認が起こります。この場合、「自分から見た自分」と「他人から見た自分」に乖離が生まれ、エネルギーの低下を起こします。
▼職場に問題があるケース
他人との境界線の曖昧さ → エネルギーの低下 → アイデンティティの誤認
ブラック企業などに勤めていると、他人に対して人間不信になることがあります。このようなストレス状態に長くさらされると、エネルギーの低下が生まれ、それによって仕事のパフォーマンスが低下します。結果、自分を正しく評価できなくなるのです。
▼働きすぎに問題があるケース
エネルギーの低下 → 他人との境界線の曖昧さ → アイデンティティの誤認
働きすぎると、エネルギー低下によって他人との関係に支障が出ることがあります。このような状態で、周りから人が離れていくと、自分を正しく評価できなくなり、自信を失っていきます。
アイデンティティを整えると人生が変わる

昔からずっと自信を持てない方は、アイデンティティの誤りが要因であることが多いです。アイデンティティの誤認によって苦しむ人は、自分が本来、何者であるかをきちんと理解できていないのです。
その要因はおおむね下記の3つに起因します。
- 親や学校教育の影響
- 社会への過剰な適応
- 自分の特性や才能、価値観への否定
これらによって生まれたアイデンティティの誤認は、感覚的に調整するだけでなく、意識的、また論理的に潜在意識を書き換えることが重要となります。
潜在意識を書き換えないと、自信のなさが何度も再発してしまうからです。
このような潜在意識の問題を上手に書き換えることができると、その人の人生は劇的に変化します。
なぜなら…
人は、「自分が何者であるのか」を前提条件にあらゆる決断を行います。
そのため、この前提条件であるアイデンティティを書き換えることで…
人生の選択が明確になり、迷いが減り、決断力が高まる
からです。
自信は「思い出すもの」

自信は努力で「手に入れる」ものでもありますが、もともと持っていたものを「思い出す」ことの方が重要です。それは、潜在的な力を活かせなければ、ときに努力は水の泡になりかねないからです。
成功している人で、自分の才能を活かさず、努力だけでのし上がった人はいません。また、幸せを掴む人も、自分の中に眠っていた魅力を最大限に引き出した結果だと思うからです。
本来の自信を取り戻す → 努力する → パフォーマンスが高い → 幸せ
本来の自信を取り戻せない → 努力する → パフォーマンスが出ない → 断念
上記のように、自信を「思い出す」ことがまず最初に取り組むべきことです。そのためには、以下の5つのアプローチが有効です。
▼自信を「思い出す」ための5つのアプローチ
1. 親との関係をスピリチュアルに見直す
2. 魂の目的意識に目覚める
3. 才能を客観的に理解する
4. カルマを理解する
5. 心の傷を癒す
それぞれについて解説していきます。
①親との関係をスピリチュアルに見直す
自信が持てない原因のひとつに、幼少期に親から受けた「あなたはこういう子」という定義があります。親の言葉をそのまま信じることで、本来の自分とは異なるアイデンティティを形成してしまうことがあるのです。
スピリチュアルな視点では、親は魂の成長のために一時的に関わる存在であり、あなたの本質を決める存在ではありません。親の価値観や言葉を絶対視するのではなく、「自分はどう在りたいか」という視点で、自分自身を再定義することが大切です。
この見直しによって、過去の思い込みから自由になり、本来の自分に戻ることができます。
詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてください:
こんにちは、ミエナです。今回は、「親と合わない…」をテーマに書いていきます。皆さんは、実家のご両親と良い人間関係を築いていますか?子どもの頃は、べったりとご両親に甘えた人も、大人になると疎遠になってしまう人もいらっしゃるか[…]
②魂の目的意識に目覚める
人は生まれる前に、「この人生でどう在りたいか(BE)」という目的を魂に刻んでいます。これは「何をするか(DO)」や「何を持つか(HAVE)」ではなく、「どんな存在でありたいか」という根源的な意識です。
このBEに逆らって生きると、才能が十分に発揮されず、心に違和感が生まれ、自信を失いやすくなります。
▼BEに気付くヒント
- 子どもの頃、夢中になったことは?
- 周囲から「あなたらしい」と言われた瞬間は?
- 苦しくても続けてきたことは?
- 自分が“生きている”と感じる瞬間は?
こうした問いに向き合うことで、魂が望む「在り方」が少しずつ見えてきます。
BEは外から探すものではなく、すでにあなたの中にあるもの。それを思い出すことで、人生の選択が自然に整い、自信と充実感が湧いてきます。
詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてください:
こんにちは、ミエナです。今回は、「あなたがこの人生を選んだ理由」について書いていきます。ミエナこの記事は、スピリチュアル初心者向けの記事です。あなたがこの人生を選んだ理由[…]
こんにちは、ミエナです。今回は、「魂とは何か?」をテーマに書いていきます。ミエナこの記事は一般的な魂への見解を書いたものではなく、かなり魂の本質に迫ります。ですので、スピリチュアル上級者向けの記事かもしれません。[…]

③才能を客観的に理解する
人は誰でも、生まれながらに固有の才能を持っています。それは、何気なくやっていることの中に自然と現れます。努力しなくても得意なこと、周囲から褒められること——それが才能のサインです。
才能には2種類あります:
• 生まれつきの才能:幼少期から自然に発揮される力
• 今世で開花する才能:年齢や経験とともに芽生える力(特に35歳以降)
これらの才能に気付かず眠らせてしまうと、自信を持って生きることが難しくなります。逆に、才能を理解し活かすことで、自分らしく充実した人生を歩むことができます。
▼才能を見つけるヒント
- 他人よりも自然にできることは何か?
- やっていて楽しい、時間を忘れる活動は?
- 周囲から「向いてるね」と言われた経験は?
- 感謝されたことの中に、力の源があるかも
才能は「自分を満たす力(自分愛)」であり、同時に「他人を豊かにする力(他者愛)」でもあります。両方の才能を活かすことで、人生に深い意味が生まれます。
詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてください:
こんにちは、ミエナです。今回は、「自分の才能を見つける」をテーマに記事を書いていきます。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://miena.net/spiritual/three-proce[…]
④カルマを理解する
「なぜか同じことで何度もつまずく」「越えられない壁がある」——そんなとき、そこにはカルマが隠れているかもしれません。
カルマとは、過去世から引き継がれた“思考の癖”や“魂の課題”のこと。無意識のうちに人生の選択や反応に影響を与え、同じ失敗を繰り返す原因となります。
このカルマを理解し、乗り越えることで、あなたの中に眠っていた力が目覚め、自信が自然と湧いてきます。
カルマを乗り越えるステップ
1. 何度も起こる悩みや失敗を冷静に観察する
2. 「自分には価値がない」などの根深い癖に気付く
3. 本来の自分の在り方(BE)を思い出す
4. 過去の反応に流されず、意識的に行動を変えてみる
カルマは、今世の魂に与えられた「罰」ではなく「成長のための課題」です。壁にぶつかったときこそ、自分の内側を見つめ直すチャンスです。
詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてください。
こんにちは、ミエナです。今回は、「カルマ」について解説します。ミエナ「カルマ」は、サンスクリット語で「行為」や「創造」を意味し、前世から今世に持ち越された因果関係を指します。カルマを意識して生きることで、自己の気[…]
⑤心の傷を癒す
幼少期のつらい経験や人間関係のトラブルは、大人になっても心の奥に傷として残り、自信を持てない原因になります。
しかし、その「心の傷」は、実際の出来事ではなく、心が自分を守るために作り出した“妄想の記憶”である可能性があります。何度も思い出してしまう記憶ほど、現実とは異なる形で潜在意識に刻まれていることがあるのです。
まずは、自分の心と静かに向き合い、その傷が「過去のリアル」なのか「心が作った幻想」なのかを見極めましょう。この気付きが、癒しの第一歩です。
心の傷を癒すには、以下のようなステップが有効です:
• 自分の強さと弱さを客観的に理解する
• 記憶の真偽を見極める力を養う
• 過去ではなく「これからの自分」に希望を持つ
心の傷は、消すものではなく「理解するもの」。それは、あなたの魂が自分を守ろうとした優しさの痕跡かもしれません。
より深く癒したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください
幼い頃に事件に巻き込まれたり、同級生にひどいことをされたりすると、心の奥に傷が残ります。この傷は大人になっても消えず、自信が持てない大きな要因になります。
この傷を癒す方法は様々あるのですが、まずは、自分の中に心の傷がない、自分の心と向き合ってみてください。心の傷を見つけたら、その傷は、過去の出来事から作られたわけではなく、心の傷を癒そうとした自分が作った妄想の可能性があります。
まずは、心の傷が「苦しい過去のリアル」ではないことに気付いてください。
こんにちは、ミエナです。今回は、「自分でトラウマを消す方法」について書いていきます。自分でトラウマを消す方法Q.何か新しいことを始めようと思ったとき、過去の苦い思い出がその想いにブレーキをか[…]
自信を育てるシンプルな方法

最後に、比較的に手軽にできる自信の持ち方をご紹介します。
上記のAさんのように感じる人もいるかもしれませんが、「自分が自信を持つこと」と「他人の可能性を信じること」には、深い因果関係があります。
そんなときこそ、意識すべきは…
他人の可能性を信じること
です。

上記のAさんのように感じる人もいると思いますが、「自分が自信を持つこと」と「他人の可能性を信じること」には、深い因果関係があります。
先にもお伝えしましたが、自然界の生物と同様にそもそも人間は本来、生まれながらに自信を持っており、自信がない状態は、心に矛楯を抱えた状態です。この「矛楯」を抱えた状態における映し鏡こそが「他人」なのです。
よって…
他人の可能性を信じることで、自分を信じられるようになり、自分自身の自信に繋がります。
ライバルを応援する

それでは、「他人の可能性を信じる」とは、どのようなことを指すのでしょうか?
分かりやすい例で言えば、「ライバルを応援する」ことです。一流のスポーツ選手は、ライバルのプレーを見ながら、試合の勝敗を決めるターニングポイントでも「それっ、失敗しろ!」なんて思いません。
一流の選手ほど、ライバルのプレーに対し、ベストなコンディションで、自らに挑んでくることを望むのです。そして、ライバルが好プレーを出したら、「さすが!こうでなくちゃ」と相手を褒め称えます。
一流と言われる選手ほど、「他人の可能性を信じる」ことで、自身のコンディションを無意識に上げているのです。
嫌いな人にもエールを
嫌いな人に対して「あいつは、きっと落ちぶれる…」と考えていると、自身も人生において自信を失っていきます。
他人は、自分の映し鏡ですから、他人を卑下すると、自分の心にも反映するのです。反対に、「あの人も努力すれば報われる。素晴らしい才能があるのだから」と相手の可能性を信じることで、自然と自分にも自信が湧いてくるのです。
▼実践例
- 若い人を見て「この人たちが、この日本を支えるのだ。みんな輝いている」と考えるようにする
- 疲れたお婆さんを見かけたら、「どうすれば、この人を元気に出来るだろうか?」と考えてみる
- バンドマンや芸人など、厳しい世界に挑む人に対し、「頑張れよ」と無言でエールを送る…などなど
上記のように「他人の無限の可能性を信じる」ことで、自分にも自信をつけることができます。他人の可能性を信じることは、自分の魂を輝かせる行為でもあるのです。
最後に
努力をもって、自分に自信をつけようとする人は大勢おります。これは、素晴らしいことではあるのですが、自信が持てないときに、無理して頑張ってしまうと、心への負担が大きいので注意が必要です。最悪の場合、努力の継続ができなくなる一方、さらに自信を失う場合もあります。
ですから、「自信をつけるための過度な努力」は、あまりおすすめできません。
自信を持ちたい場合は、自分の価値や能力を上げようと考えるのではなく、「自分の内面と向き合うこと」「他人の可能性を信じる」ことを意識的に心がけてみましょう。そうすると、より良い改善が自然にできるようになります。
たとえば、ダイエットを頑張りたいときも、「誰でも美しくなれる」と信じることで、自分の努力が自然と続けられるようになります。
必要であれば、ミエナの個人セッションでも深くサポートいたします。あなたの魂が本来の輝きを取り戻すお手伝いができれば嬉しいです。