生まれてこないほうが良かった…そんな感情を抱くあなたへのメッセージ

こんにちは、ミエナです。

今回は、「生まれてこないほうが良かった…」と思う方に向けて記事を書いていきます。

「生まれてきたくなかった」と感じることは、多くの人々が人生の中で一度は経験することかもしれません。この感情は決して軽視すべきものではなく、心の奥底に深い悩みや苦しみが隠れていることがあります。

この記事では、そうした感情を抱く方々に向けて、その心理状態を詳しく解説し、どうすればその感情と向き合い、前向きに生きていくことができるのかを探ります。

「この世に生まれてきたくなかった」と思うあなたへ

Q.「両親が私を産んだのだから、仕方なく私はここに存在する…」と考えたことはありませんか?

結構、以前は私も上記のように考えていました。

両親が、勝手に産むことで、自分は否応なく厳しい人生を歩まされる…こんな不幸なことはあり得ない…と

このように考えることは、一見、理屈に適っているようにも見えますし、実際に海外では子どもが親を訴える裁判も起きています。

発言する人の年齢によって意味が異なる

「生まれてこないほうが良かった 」と考える人は、今、何歳なのでしょうか?この問いにおいては、非常に年齢が重要だと思います。

100歳の老人の場合

100歳
生まれてこないほうが良かったのか?

御年100歳のご老人が発言したならば、めちゃくちゃ深いですよね。この100年に波乱万丈の人生があり、歴史という名の運命に翻弄された人生を想像させます。

5歳児の場合

では、5歳児が「生まれてこないほうが良かったのか?」と言ったらどうでしょうか?

5歳
生まれてこないほうが良かったのか?

きっとお母さんに「あんた、何バカなこと言ってんの?早くご飯を食べなさい。」と言われるでしょう。反出生とは、そもそも言う人の年齢によって、恐ろしく意味合いが異なるものです。

「この世に生まれてきたくなかった」という心理

「生まれたくなかった」と感じる人は、きっと親を憎んでいることでしょう。そして、自分の現状にも不満があるはずです。

しかし、そもそも「自分が生まれなければ…」という観点は、本当の問題からの逃げです。この誤った発想からは何も生まれませんし、そのことはご自身の心の中でも明白だと思います。

では、本当の問題とは何かというと…私は、大きく3つに集約できると思っています。

「本当の問題点」のありか

  1. 自分が社会をどう捉えるか…(お金と対人関係の考え方)
  2. 自分が親をどう捉えるか…(親との関わりと、その考え方)
  3. 自分自身とどう向き合うか…(自分をどう評価するか)

上記の3点に、きっちりと向き合えていない状態で「生まれたくなかった」と考えても、一向に幸せになりません。

反対に、この3点について、きちんと答えを持っていれば、どんなに厳しい状況に置かれようとも、誰しも無条件に幸せになります。

そして、この3点を考える上で重要なのは、自分の人生のゴールです。

ミエナ
ご自身の「人生のゴールの導き方」は、ミエナの個人セッションで、みなさんにお伝えしています。

出生の秘密。スピリチュアル的な答えは1つ

「この世に生まれてきたくなかった」という心理は、上記の①〜③の答えが明確でなかったり、「自分の本心や、自分の進むべき道とズレている」と起こります。

しかしながら、この心理は、人生における魂の成長過程の1つであり、あなたが自分が殻を破って、新しい自分に生まれ変わろうとしている証拠とも言えます。

では、スピリチュアル的な「自分の出生に関する真実」とは何かと言いますと…

人は、自分の意志により、数ある両親から、今の両親を選択し、この世に生まれてきた。

この真実は、「生まれたくなかった」という考えが、自分の心にあるときは絶対に見えてきません。しかしながら、誰しもが、いつか必ず到達する真実とも言えるのです。

「自分が望んで、この世に生まれた」と思える日

現在、「生まれたくなかった」と考える人は、「自分の意志により、望んでこの世に生まれた」と考える日が必ず訪れます。

今は、その魂の成長過程にあるのです。

「生まれてこないほうが良かったのか?」と思う人は、富士登山で言うと、九合目くらいで「登らなきゃよかった…」と思う人と同じではないでしょうか。

頂上まで登って、ご来光を見て、甘酒でも飲んで、それでも「登らなきゃ良かった…」と思うのは良いのですよ。でも、九合目で登ることを後悔するって、ちょっと早い気がする…

そう、人生はこれからです。

人間は「完成されたパズル」ではない

人間は「完成されたパズル」ではないのです。人間は、どちらかというと「パズルのピース」です。

自分は「完成されたパズル」で、そのパズルの絵が「美しくない…」と嘆くのが、「生まれてこないほうが良かったのか?」と考える人だと思います。(私も昔はそのように考えました。)

しかしながら、

そもそも自分という人間は「完成されたパズル」ではなく、「パズルのピース」であり、これから他のピースと組み合わせ、完成させていくものなのです。

あなたの両親は「親ガチャ」で決まらない

人は、自分の意志により、数ある両親から、今の両親を選択し、この世に生まれてきてます。

上記のことを述べると「生まれる前の私は自分の親を選んで生まれてきていない」というコメントがとても多かったです。

では実際、巷で言われる「親ガチャ」と言われるようなランダムなシステムで、自分の両親が決まるのでしょうか。

私は、様々なご家族を霊視してきましたが、その魂同士の構成は、非常に緻密に計算されていました。

家族が作る絆は、まるで雪の結晶のように美しいのです。

このような美しい絆、魂同士が成長できる土台は、絶対にランダムでは生まれません。

家族構成は、家族を構成する一人ひとりの意志、そしてあなたと神様の契約によって決められています。

▼あなたの意志と神様の契約によって、家族構成が緻密に構成される理由

  • 家族の絆を強くする
  • 親が子どもから学び、魂の成長を促す
  • 子どもが親から学び、魂の成長を促す
  • 兄弟姉妹の協力体制が築きやすくする
  • 家族の中で自分が愛されやすい土台を作る
  • 生きる意味を見出しやすくし、自ら命を断つ人を減らす

上記のようなことは、家族構成がランダムに構成された場合、絶対にもたらされません。漫画『スラムダンク』を思い出してください。レギュラーメンバーが大勢いるチームメイトからランダムで選出されたら、湘北バスケ部はインターハイにはいけませんよね。

家族はチームであり、緻密にメンバー構成がされています。これは、あなたが生まれる前に計画されたことなのです。

人生のゴールと両親の関係

人は生まれる前に必ず自分の人生のゴールを持っています。

人生のゴール =  「生まれ変わったら、○○な人間になりたい」という想い

生まれてくる人は、この人生のゴールを神様に明示して、自分を産む母親を決めるのです。

神様
今世は、どんな人生にしたい?
A子さん
A子さん
前世では、自分の欲望に振り回されたので、欲望を持たずに生きて行きたいです。
神様
じゃあ、ご両親は誰にする?
A子さん
A子さん
ちょっと躾に厳しいけど、まっすぐな両親が良いですね。
神様
では、今妊娠中のZ子さんの元に産まれるのが良さそうですね。

上記のような神様との会話の中で、自分の両親が決定します。しかしながら、一方で、自分が生前にどのような人生課題を持っていたかは、忘却の水によって記憶が消されてしまうのです。

つまり、自分が両親を決めた理由も同時に忘れてしまいます。そのために、「生まれる前の私は、自分の親を選んで生まれてきていない」と感じてしまうことがあるのですね。

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前世

「親の存在」のスピリチュアル意味

あなたにとって親は、人生のゴールを確実に達成させるためのキーパーソンです。ただ、親が直接的に、自分の人生課題をサポートしてくれるとは限りません。親にはそれぞれ様々な役割があるのです。

▼魂における親の存在

  1. 人生のゴールを直接サポートしてくれる
  2. 人生のゴールの達成に必要な能力を鍛えてくれる
  3. 自分のカルマを明確化してくれる
  4. 忘れた自分の人生のゴールを思い出させる
  5. 自分の反面教師となる

★上記の中で、あなたの親はどれか1つの役割を持ちます。一人の親が複数の役割を持つことは少ないです。

あなたの両親がどの役割を持つかは、あなたのカルマの大きさ、自分で決めた人生のゴールの難易度によって異なります。

親を恨むケースでは、③「自分のカルマを明確化してくれる」、④「忘れた自分の人生のゴールを思い出させる」に該当することが多いように思います。あなたの親が③や④の役割を持つ場合、親の存在が自分の苦しみと直結するため、親を恨みやすくなるのです。

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親による子どもへの「無条件の愛」

どんなに厳しい親でも、どんな酷い親でも、どんなろくでなしの親でも、私は、その人にとってかけがえのない存在であることは間違いありません。

それは、この世に、あなた(自分という存在)を産みだし、魂を育むから…

両親は当時、赤ちゃんである「あなた」を育てても一円にもならない…

あなたにご飯を与えても、自分のお腹がふくれるわけでもない…

でも、あなたを育てることで、両親は心満たされる…

親が子どもを愛するのは、人間の意識を超えた神秘的な力が働いていることは間違いありません。この愛は、友人を愛するとき、恋人を愛するときのような自己愛他人を助けるときの他者愛とは異なり、親だけが持つ「子ども専用の愛」であり、とても強い愛なのです。

ミエナ
この世で一番強い愛は、損得関係なく自分以外の存在を慈しむ「無条件の愛」です。親は子どもに対して無条件の愛が湧き、子どもが大きく成長する過程で徐々に失われていきます。詳しくは、『神様が話す子育てのポイント』に記載しています。

おまけ:「なぜ私を産んだ!」親や医師を裁判で訴えた事例

今回、ゴッドさんからご質問をいただきました。

最近注目を浴びている反出生主義をどう思いますか?一般的には(少なくとも理屈上は)論破不可能で完成された考え方だと言われています。理屈ではまったく反論できないため、感情論や根拠のない暴論で否定されている場面をよく見ます。ミエナさんはどう思われますか?

ゴッドさん、コメントありがとうございます。

反出生主義とは下記の意味です。

反出生主義(はんしゅっしょうしゅぎ)とは、生まれてきたことおよび人間を生み出すことに対して否定的な意見を持つ哲学的な立場である。

反出生主義 – Wikipedia

海外では、「自分は生まれたくなかったのに、両親は自分を産んだ」と裁判を起こす人もいるようで、コロナ禍も相まって、反出生主義の議論が活発になっています。

ミエナ
私は、この辺りの過去における哲学的な背景を全て把握しているわけではないので、自分なりの回答を好き勝手にさせていただくことをご了承ください。

両親を訴える人への違和感

まず、裁判の詳細については、下記に記載がありますので、ご覧ください。

参考記事:「なぜ私を産んだ!」親や医師を訴えるロングフル・ライフ訴訟とは何か

この原告は、インドのムンバイに住む27歳の男性でラファエル・サミュエル氏です。「自分を本人の同意なしに生んだ」とご両親を相手に裁判を起こしました。

この裁判をスピリチュアル的に解釈しようとすると、大きな疑問が浮かびます。

生前に「自分は生まれたくなかった」という意志があったことを、原告はどう証明するのか

上記の疑問です。

スピリチュアル的な正解は、「あなたは、生まれたくて、両親の元から生まれています」ということになるからです。

また、人生に苦痛を感じるのは、原告の「魂」が苦しんでいるのであって、肉体ではないのです。となると、両親が産んだのは肉体ですから、「精神的苦痛 ≠ 両親が産んだから」の理由は成り立ちません。

反出生主義は、答えなき論争

反出生主義は、答えなき論争に発展するでしょう。それは、そもそもスピリチュアル的な真実の前提条件を加味していないからです。

「魂と肉体を両方とも両親が産みだした」という誤った前提が、議論をややこしくしています。

両親は、子供を産みましたが、その子供の肉体に宿った魂は、「あなた自身」なのです。このことが、裁判で正式に認められない限り、行く当てのない論争は、終わりを迎えないでしょう。

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