こんにちは、ミエナです。
今回は、「耐えがたい苦しみは、前世の罪のせい?」をテーマに書いていきます。
壮絶な人生を歩む人たちにとっては、今の耐えがたい苦しみの理由を「前世の罪」による影響であると思いたくなるかも知れません。
しかしながら、私は、それを99%否定したいと思ってます。
「前世の罪」で苦しむ人は1%以下
あまりの人生の苦しさに、思わず自分の過去世を疑うことは、誰しも1回はあるのかも知れません。(ちなみに、私は、過去世を疑ったことはない…)

あまりにも、理不尽で先が見えないとき、上記のように思うこともあるかもしれません。
しかしながら、
私が多くの方を霊視した結果をいうと、「前世の罪」で今世の人生が狂うパターンは0.5%以下です。

「前世の罪」は関係ないと言える5つの理由
今、起こっている苦しみの99%は、「前世の罪」とは関係ありません。
このように言い切れる理由を5つ挙げていきます。
- そもそも「前世の罪」を犯してなくても、人生は、そこそこツラい
- 自分だけ酷く苦しい人生だと思い込んでしまう
- 「前世の罪」を犯してなくとも、偶発的なアクシデントにより限度を超えた不幸は起こる
- 前世で殺人を犯す人は山ほどいる(時代背景により許容される殺人)
- 人間の脳は苦しみに慣れることで、限度を超えた苦しみを生み出す
上記について、1つずつご説明していきたいです。

①そもそも「前世の罪」を犯してなくても、人生は、そこそこツラい
この世に、私たちが生まれる理由はほぼ例外なく「自らの魂の成長」のためです。
この「魂の成長」においては、自分の想像を超えた苦難でないと、成長は促されず、そのため、誰もが厳しい試練と向き合います。
そして、私たちの運命をガイドする守護霊様は、この試練における逃げ道を用意せず、安易に避けられないよう、運命を前に進めるのです。
例えますと、プロレスのリングに上げられて、リングの外に出られない状態にさせられるのです。この八方ふさがりの状態に、誰しも例外なくもがき苦しみ、葛藤します。
厳しい試練かも知れませんが、「良薬は口に苦し」とも言えるでしょう。

②自分だけツラい人生だと、誰しも思う
私は、自分が、個人セッションを通じて、人様の悩みに触れるまで、自分こそが、不幸の頂点にいると思っていました。不幸に不幸が上塗りされたとき、誰しもこのように思うでしょう。
しかしながら、「隣の芝生が青く見える」と言うように、それは真実ではなく、実際は、この世には、自分の想像を超えた不幸な方々が大勢いらっしゃいます。
私は、ワーストどころか、まだ幸せな方か…そんな風にも思ってしまいました。
あり得ないほどに不幸な人ほど、苦しんでいない
この世は、本当に不思議で
壮絶な人生の方ほど、精神が鍛えられ、幸せそうでした。
人生を受け入れて、運命に対して、開き直っていたのです。小さいことで、「自分は、日本一不幸だ」と思ってた自分は、精神が弱かっただけかも知れません。
ですので、今、ツラい人生の方は、さらに、もっともっとツラくなると、逆に、「運命に対して開き直ってしまう」のかも知れません。
あり得ないほど不幸な過去を持つ人は、逆に強靱な心を持ち、逆に誰よりも幸せになる素質を持つ
のかも知れません。
③「前世の罪」を犯してなくとも、偶発的なアクシデントにより、限度を超えた不幸は起こる
「前世の罪」で、今世が苦しい人は、魂レベルで言えば自業自得です。しかしながら、「前世の罪」を犯してないのに、あり得ないほどに苦労する人もおります。
これの典型例が悪霊の憑依です。
過去に、たまたま旅行先で憑依されたり、幼少期の純粋なときに近所で憑依されたり…たまたま霊と出会い、たまたま波長が合って、憑依され…
これは、あり得るのです。

しかしながら、憑依で長期間にわたり、人生が狂ってしまった場合、来世は幸せになると思います。スピリチュアルなバランスが、魂レベルで取られるのです。
④前世で殺人を犯す人は山ほどいる
現代社会で「殺人」は重罪ですが、長い人類史の中では、「殺人」も理由によっては許容される時代もありました。ましてや、戦争となると愛する者を守るために、敵軍を殺さなければいけません。
そのように、「殺人」をひとくくりで、「悪」と言えないのも確かです。
ミエナの個人セッションでのご相談者の中に、前世は兵士だった方は、複数名おられました。愛する家族を守るために、命をかけて戦う姿は、そこに邪心などありませんでした。
もちろん、「前世の罪」など背負っていません。生きることと死ぬこと、敵と味方の違い等、戦争を通じて高い倫理観を持っています。
現代の殺人鬼とは雲泥の差です。
⑤人間の脳は苦しみに慣れることで、限度を超えた苦しみを生み出す
今、本当に精神病で苦しむ方の多くが、私はこのパターンだと思ってます。過去の尋常ではない苦しみの結果、苦しむことから抜け出せない状態が出来てしまった方です。
人間の脳は、「日常」を維持する脳の機能があります。幸せな日常が続けば、幸せな日常を維持しようと、脳が勝手に「幸せな日常」を引き寄せます。
しかしながら、「不幸な日常」が長期に続くと、不幸ではないことに違和感を感じ、幸せになっても、逆戻りしてしまうのです。
脳科学では、このことをコンフォートゾーンと言います。
自分の無意識により、自分を不幸にするプロセスが働くので、不幸に不幸が上塗りされていきます。よって、尋常じゃないほどに、状況は悪化するのです。
これはもう、「前世の罪」とか、「スピリチュアル的にどう…」とかでなく、人間の本能による苦しみの連鎖です。
人間は、苦しみに慣れてしまうように出来ているのですよね。
苦しみが続くと、その苦しい状態が、心地よい状態となり、苦しい状況を自ら望んで維持してしまうのです。

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最後に
上記の①〜⑤の中で、圧倒的に⑤「人間の脳は苦しみに慣れることで、限度を超えた苦しみを生み出す」が重いです。
スピリチュアル的に一時的に回復しても、人間の本能で逆戻りするからです。すなわち、長期的な治療が必要ということになります。
多くの方は「前世の罪」とは関係ない
多くの方は、「前世の罪」とは関係なく生きております。ですので、今の苦しみを乗り越えることだけに注力し、前を向いていただきたいと思います。
最後になりますが、「前世の罪」が人生に関係なくとも、前世は、今世に大きく影響します。ですので、さらに前世について知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
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